体に優しいお粥
風邪をひいて食欲のない時にお粥を作るという方は多いでしょう。お粥は具合の悪い時の食べ物というイメージが強いですよね。でも、お粥には様々なメリットがあり、普段から積極的に食べていきたいご飯なんです。お粥の効能と美味しいレシピをご紹介します。
お粥の持つパワーとは
具合の悪い時でも食べられることから、お粥は胃に負担をかけずに食べられて、体への吸収が良いことはよく知られていますよね。でもお粥の良さはそれだけではありません。
曹洞宗の開祖である道元禅師が、修行僧が食事をする際の心構えを記した著書「赴粥飯法(ふしゅくはんぽう)」には、お粥の持つ10個の効能がこう記されています。
①色 (体の色つやが良くなり)
②力 (気力を増し)
③寿 (長命となり)
④楽 (食べすぎとならず、体が楽になり)
⑤詞清辯 (言葉が清らかになり)
⑥宿食除 (前に食べた物が残らず胸やけもせず)
⑦風除 (風邪もひかず)
⑧飢消 (消化よく栄養となって飢えを消し)
⑨渇消 (のどのかわきを止め)
⑩大小便調適 (便通もよい)
②力 (気力を増し)
③寿 (長命となり)
④楽 (食べすぎとならず、体が楽になり)
⑤詞清辯 (言葉が清らかになり)
⑥宿食除 (前に食べた物が残らず胸やけもせず)
⑦風除 (風邪もひかず)
⑧飢消 (消化よく栄養となって飢えを消し)
⑨渇消 (のどのかわきを止め)
⑩大小便調適 (便通もよい)
こうしてみると、風邪をひいたから食べるのではなく、風邪をひかないように食べるものなんですね。お粥は体にとても良い食べ物ということがよくわかります。
香港では主食のお粥
出典:unsplash.com
一方で、お粥が朝ごはんの定番として、また消化に良いことから夜食やダイエット中のランチとして、普段の食生活に根付いている香港のお粥事情は、日本とはちょっと違います。
香港では、お粥はあらかじめ油をまぶしたお米をトロトロになるまで出汁で炊き上げて、ピータンや豚肉、練り物や豚レバーなどの具材を加えていただきます。
お粥を一椀食べることで多くの栄養が取れ、体が温まり、体に良いとなれば毎日でも食べたくなりますよね。日ごろから外食を利用する人が多い香港には、気軽に入れるお粥のお店が多いのも納得できます。
お粥を一椀食べることで多くの栄養が取れ、体が温まり、体に良いとなれば毎日でも食べたくなりますよね。日ごろから外食を利用する人が多い香港には、気軽に入れるお粥のお店が多いのも納得できます。
お粥で心と体をごきげんに!栄養満点☆美味しいレシピ
日本ではお粥を外食でいただこうとするほうが難しいかもしれません。時間のある日にゆっくりとお粥作りに挑戦してみましょう。
本場の味を楽しめる【中華粥】
旨味の多い中華粥。日本で手に入る食材を上手に使いながら、本場の味を楽しめたら嬉しいですよね。美味しいお粥で旅行気分を味わいましょう。
とろ~り本格 中華粥
とろ~りコク旨お米のスープ
中華風おかゆ
豆腐とほうれん草の中華風豆乳粥
お腹いっぱい食べたくなる【洋風粥】
バターたっぷりの洋食は美味しいけれど食べ過ぎが心配。でも、お粥ならお腹いっぱい食べてもカロリー的には控えめで、安心ですね。
カルボナーラ粥
トマト豆乳雑穀がゆ
中秋のかぼちゃのお粥さん
安心の美味しさ。気持ちも和む【和風粥】
やっぱり普段食べ慣れた和食はほっと心が和みますよね。食べすぎた次の日や、体の調子を元に戻したい時など、普段の食事にお粥を取り入れてみましょう。
梅お粥と半熟卵
お粥の卵あんかけ
湯葉の餡かけ粥
おうち時間もお粥で美味しくキレイに♪
出典:unsplash.com
体に良いとされるお粥。中華風から洋風、和風とバリエーション豊かで飽きることなく楽しめそうですね。おうち時間が長くなる今、いろんなお粥を作って美味しくキレイに過ごしましょう♪
鶏ガラや帆立貝柱を手羽元とホタテ缶詰で代用してつくった本格的な中華粥。揚げワンタンや青ネギを添えるとさらに彩り豊かで美味しそうです。