自分のライフスタイルに最適な「植物性ミルク」ってなんだろう?
本記事では、そんなぼんやりとしたお悩みをしっかり解決。植物性ミルクの基本やメリットを知った上で、ライフスタイルに合わせた選び方をご提案します。
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Q&A|知っておきたい「植物性ミルク」の基本
Q.牛乳の代わりになるってホント?
Q.植物性ミルクを選ぶメリットは?
植物性ミルクを選ぶ主なメリットは以下の通りです。
・低カロリーなのに栄養豊富、何より美味しい!
・乳製品アレルギーでも美味しく飲める
・いつものドリンクや料理のアレンジの幅が広がる
・環境に配慮することにも繋がる
何より植物性ミルクには乳糖やコレステロールが含まれていないため、とてもヘルシーにさまざまな人が楽しめるという点が人気の秘密なのかもしれませんね。
さらにひとつひとつの種類に個性豊かな風味や香りがあるので、ドリンクや料理はもちろん、お菓子づくりのアレンジなどが広がるのもうれしいポイントです。
Q.植物性ミルクはどんな人におすすめ?
これまで解説したメリットや特徴から、植物性ミルクは、ダイエット中や健康に気を遣いたい人、風味豊かなミルクで料理を楽しみたい人、家族に乳製品アレルギーの人がいる人、環境に配慮したいというポリシーを持つ人など、とにかく幅広い人におすすめです。
もちろん明確な理由がなくてもOK!実際に、「一度飲んでみたら思ったより美味しくて何度もリピートしている」という人も案外多いんですよ*
ベーシックな5種類とそれぞれの魅力
豆乳:日本人の牛乳の代わりとしてはベストな選択!
「植物性ミルク」と聞いてパッと思い浮かぶのは、やはり豆乳ですよね。スーパーでも購入できるので、気軽に飲み続けられるのがうれしいポイント。
良質なタンパク質と炭水化物をたっぷりと含んでいる栄養価は牛乳と似ているため、ファーストステップとして取り入れるにはベストな選択と言えるでしょう。体内での分解&吸収に時間がかかり腹持ちもいいため、ダイエット中の方にも◎
アーモンドミルク:ヘルシーでさらっとした飲み口が魅力
豆乳に次いで日本で親しまれているアーモンドミルク。さらっとした飲み口と香ばしさが特徴で、植物性ミルク初心者さんでも飲みやすいのが魅力です。
栄養素としてはミネラルとビタミンEがたっぷり含まれているので、美容に気を遣う人にはいいですね。習慣的に飲むことで健やかな肌や髪の生成を期待できますよ。ただカロリー、タンパク質、脂質は少なめなので、他の食品でしっかりと補いましょう。
オーツミルク:クセのない自然の甘味で汎用性◎
現在世界中で一般的な牛乳の代替品として挙げられるのが、オーツミルクです。トロッとしたテクスチャーとクセのないほんのりと感じる自然由来の甘味が、どんなドリンクにも合うと人気なのだとか!
穀物の一種なので、大豆やナッツ類アレルギーの人でも安心です。豊富に含まれた栄養素の中でも特に多いのが食物繊維で、腸内環境の改善やコレステロール値低下などの効果も期待できます。
ココナッツミルク:お菓子作りや幅広い料理に最適
甘い香りや濃厚な油分が特徴のココナッツミルクは、幅広い料理やお菓子作りに最適。飲料としてたくさん飲むのはおすすめできませんが、少し加えるだけで普段の食卓にグッと深みやまろやかな美味しさが加わりますよ。
ココナッツミルクに多く含まれる脂肪の正体は、中鎖脂肪酸というもの。消化・吸収・分解が比較的スムーズな脂肪の一種なので、口にするとすぐにエネルギーへと変換してくれます。
ピーミルク:豊富な栄養素がたっぷりの次世代植物性ミルク
ピーミルクとは、エンドウ豆から作られた次世代の植物性ミルクのこと。原料となるエンドウ豆の栽培が非常に地球に優しいと、ここ数年で多くの注目を集めています。
牛乳と同量の良質なタンパク質を保ちながら、乳、ナッツ、大豆、グルテンを全く含まない完全アレルギーフリーであることも魅力のひとつ。豆乳が好きな人にとっては、味もとても飲みやすく感じられますよ*
植物性ミルクを選ぶ際に注意したい3つのこと
1.無糖という表記があるかどうか
私たちが普段飲んでいる牛乳には、砂糖などの甘味は加えられていませんよね。しかし植物性ミルクは、種類や目的によって甘味が加えられているものもあるんです。
例えば飲みやすさを重視してつくられた調整豆乳や、フレーバーが豊富なアーモンドミルクなど。このようなドリンクはおやつ感覚で楽しむこともできますが、一般的にはたくさんの糖類が加えられています。
そのため、習慣的に飲み続けたい人、少しずつ牛乳の代替品として取り入れていきたいと考えている場合は、基本的に無調整かつ無糖類のものを選ぶようにしましょう。
2.原材料にいろいろなものを加えていないか
海外からの購入の際は基本的にオーガニックのものを選べば安心なのですが、それ以外の植物性ミルクの中には、植物油脂や乳化剤などの添加物が入ったものも多く販売されています。このような成分が気になる方は、あらかじめ原材料や成分表をしっかりチェックする習慣をつけるのがおすすめ。
特に健康面で植物性ミルクをはじめたいと検討している場合は、以下の3点に気をつけてみてください。
・ソイミルクやピーミルクにおける遺伝子組み換え作物
・アーモンドミルクの乳化剤や酸化防止剤
・ココナッツミルクの甘味料
3.カルシウムを強化しているかどうか
植物性ミルクと牛乳を比較したとき、不足しがちだと言われているのが「カルシウム」と「ビタミンD」の2種類の栄養素。
他の食事から十分な量を摂るのは簡単ではないので、流通している商品のほとんどはあらかじめカルシウムが強化された製法を採用しています。ただ稀にそうでない商品もあるため、これも成分と同様に事前に確認しておくことが大切です。
結論から言うと植物性ミルクは、牛乳の代わりとして飲むことができます。実際に乳製品アレルギーの人をはじめ、ヴィーガンの人や胃腸が弱い人にとって、植物性ミルクはとても重宝する食材として親しまれているんです。
しかし個人の体やライフスタイルに合わせて最適な種類を選ぶ必要があります。詳しい選び方は後半をチェック。