アメリカ西海岸発のヘルシーな「ブッダボウル(buddha bowl)」に注目が集まっています。いったいどんな料理なのでしょうか?ちょっとその世界をのぞいてみましょう。
出典: ブッダボウルとは、野菜・穀物・ナッツなど多彩でヘルシーな食材を盛り合わせた丼のこと。菜食が仏教の精進料理を連想させることや、盛られた食材がふっくらした仏陀のおなかのように見えることからこの名がついたとか。“ヴィーガンボウル”などとも呼ばれています。
出典: ブッダボウルを構成する具材は、野菜・フルーツ・穀物・豆・ナッツなど。肉・魚は一般的には使いませんが、豆類などでたんぱく質を補い、全体の栄養バランスがいいのが特徴です。
出典: ブッダボウルは、アレンジを自由に加えられるヘルシーな丼なので、完全菜食主義(ヴィーガン)の方でなければ、卵やチーズなどをプラスしてパワーサラダ風に楽しむのもいいですね。
出典:www.flickr.com(@Ippei Suzuki) ブッダボウルの作り方は、玄米・雑穀などの穀物・好きな野菜・芋類・フルーツ・豆・ナッツなど植物性の健康食材を彩りよくボウルに盛りつけ、ドレッシングやソースをかけるだけ。
出典: 野菜は、生野菜だけでなく、焼いたり蒸したり、マリネしたものでもいいですし、前日に残った副菜や作り置きでもOK。盛り合わせにするので見映えがし、淡白すぎる印象もありません。ひと皿で多品目が摂れるのがうれしいですね。
ブッダボウルのアレンジは無限大!レシピサイトのほか、おしゃれな海外のものやカフェなどお店で提供しているメニューも参考にしてみましょう。
ブロッコリー・カリフラワー・ラディッシュ・きゅうりのブッダボウル
出典:www.flickr.com(@Paleokeittiテカ) 紫のカリフラワーやラディッシュなど、色鮮やかな野菜を使うことで、見た目も華やかで生命力あふれるブッダボウルになります。写真のようにきゅうりをくるくると巻くなど、ちょっとした盛り付け方でもおしゃれさがアップしますね。
出典:www.flickr.com(@Marco Verch) えだまめ、かぼちゃ、ビーツ、ズッキーニの炒め物など、彩りを意識することで自然と栄養バランスも整います。ローストしたクルミをトッピングして、香ばしさと食感のアクセントを添えて。
出典:www.flickr.com(@Marco Verch Professional Photographer and Speaker) ゆでたキヌアの上に、アボカド、パプリカ、にんじんなどをトッピングしたブッダボウル。キヌアは炊くいたり蒸すことで約5倍に膨らむので、少量でも満足感があります。
厚揚げ・アボカド・アスパラ・ほうれん草のブッダボウル
出典:www.flickr.com(@Marco Verch) サラダほうれん草やアスパラ、えだまめ、厚揚げをトッピングしたブッダボウル。厚揚げがお肉代わりになってボリューム感もアップ。トースターでこんがり焼くのがおすすめです。
出典:www.flickr.com(@Marco Verch Professional Photographer and Speaker) アボカド、ゆでインゲン、リーフ野菜、マッシュポテトサラダで構成したブッダボウル。食感の異なる野菜を組み合わせるのもポイントです。コリアンダーなど香菜をトッピングして、爽やかな風味も楽しんで。
出典: トロピカルな甘さのマンゴーと、栄養豊富なスーパーフードのキヌア、そしてひよこ豆を組み合わせたフルーティなブッダボウル。一晩味をなじませると、朝食にぴったりのパワーボウルができあがります。
ファラフェル・フムス・トマト・コーンのブッダボウル
出典:www.flickr.com(@Marco Verch Professional Photographer and Speaker) ファラフェルは、ひよこ豆をつぶしてコロッケのように揚げた中東の伝統料理です(写真左上)。フムスも同じく中東の豆のペースト。最近は、日本でも女性を中心に人気ですね。そんなヴィーガン向け料理を組み合わせたブッダボウル。仕上げにかぼちゃの種を散らしています。
出典:www.flickr.com(@Lablascovegmenu) カリフラワー・ブロッコリー・アスパラのブッダボウル。野菜をグリルすることで、甘みがぐんと増します。カレー粉で色付けして、スパイシーな風味をプラスするのもおすすめ。
出典: ブッダボウルでおもてなしするときは、エディブルフラワーを添えると華やかさアップ。こちらは、多彩な旬野菜やスパイシーデリ、ケール、ナッツなどをにぎやかに盛り合わせています。
出典:www.flickr.com(@Marco Verch Professional Photographer and Speaker) ゆでたキヌアの上に、スライスしたアボカド・ベビーリーフ・ブロッコリーの緑色のワントーンでまとめたブッダボウル。クリーミーなグリーンソースを添えていただきましょう。
出典:www.flickr.com(@Marco Verch) レンズ豆、さつま芋、アボカドなどのブッダボウル。赤い実は、女性にうれしいザクロのようです(ザクロの実は、冷凍やドライのものが通販で購入可)。選ぶ材料の掛け算で、無限大のアレンジが楽しめそうですね。写真のように、ドレッシングを中央に別皿で添えるのもおしゃれ。
出典: ドレッシングを、ねぎ塩など和風のタレに変えると、また違った味わいのブッダボウルだ楽しめます。暑い季節にもさっぱりといただけるうれしい一品ですね。
出典: 精進料理でもおなじみの車麩を使った、しょうが焼き風のブッダボウル。たれには、すりおろし玉ねぎを加え、ほんの少しのお酢で全体を引き締めるのがポイント。れんこんの輪切りは、残ったタレと一緒に煮絡めてもOKです。
卵・チーズなども使ったパワーサラダ風ブッダボウルのレシピ
ブッダボウルは、動物性の食材は入れないのが一般的ですが、完全菜食主義のヴィーガンでなければ、卵や乳製品を入れてパワーサラダ風にするのもいいですね。
出典: こちらは、キヌアとドライフルーツにゆで卵を加えたブッダボウルです。食物繊維、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどが一杯でバランスよく補えます。スプライトのユニークな食感も楽しい。
出典:www.flickr.com(@AdrienChd) プチトマト、にんじん、アボカド、ピーマンなどの野菜のほか、雑穀のキヌアやモツァレラチーズを入れたブッダボウル。乳製品をプラスすることでコクもアップします。
出典: 焼き目が付くようにグリルした夏野菜を麺つゆベースの漬け汁に一晩浸しすれば、深い味わいの和風ブッダボウルが簡単にできます。半熟の目玉焼きに野菜を絡めながら召し上がれ。ご飯は、玄米や雑穀を使うとよりヘルシーでおすすめ。
ドレッシングにヨーグルトやチーズを使ったブッダボウル
出典: こちらのブッダボウルは、具材は野菜・きのこ・ナッツ・フルーツといった植物性のみですが、ドレッシングにチーズやヨーグルトなどの乳製品を使っています。栄養バランスもよくなり、コクも生まれますね。
出典: 穀物をグラノーラにすると、朝食によく合うブッダボウルに。生のフルーツやドライフルーツ、ナッツなどが合わせやすいのもメリット。カッテージチーズであっさり食べやすいです。
出典: マリデリは「ブッダボウルの本」を出版している前田まり子さんのお店。以前は恵比寿に店舗を構えていましたが、現在は移転し、大岡山の「大岡山食堂」内で不定期で営業中。
出典: そのほか、出張営業なども行っているそうなので、ブッダボウルの基本形が体験しに訪れてみると参考になりそうですね。
出典: 現代人の駆け込み寺ともいえる代官山のダイニングバー「寺カフェ」。スープ付きのブッダボウルなど癒しのメニューでもてなしてくれます。
出典: 寺カフェという店名にふさわしい内装も印象的。キャッチコピー通り、心と体のデトックスができそうです。
代官山 / カフェ
- 住所
- 渋谷区恵比寿西1-33-15 EN代官山ビル 1F
- 営業時間
- [月]
11:00 - 18:00
[火]
11:00 - 20:00
[水]
11:00 - 20:00
[木]
11:00 - 20:00
[金]
11:00 - 20:00
[土]
11:00 - 20:00
[日]
11:00 - 19:00
- 定休日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999 /¥1,000~¥1,999
データ提供: 出典: 好きな野菜や芋類、豆類などを掛け算するだけで、いくらでもバリエーションが広がっていくので、具材やドレッシングの変化で、飽きることなく楽しめそうですね。健康と美のために、ヘルシーな「ブッダボウル生活」を始めてみませんか?
ブッダボウルとは、野菜・穀物・ナッツなど多彩でヘルシーな食材を盛り合わせた丼のこと。菜食が仏教の精進料理を連想させることや、盛られた食材がふっくらした仏陀のおなかのように見えることからこの名がついたとか。“ヴィーガンボウル”などとも呼ばれています。