コツを知って「煮物料理」をもっとおいしく!
出典:www.instagram.com(@cotogoto.jp)
和食の定番「煮物」。馴染み深いメニューですが「なかなか納得のいく味にならない…」といったお悩みも多いようです。そこで今回は、煮物料理をおいしく作るコツをご紹介。調味料の加え方や水加減の違い、煮ていく時のコツを知っておけば、きっとおいしい煮物が作れるようになりますよ。ほっと心が温まる、煮物料理の定番レシピも紹介していますので、ぜひ作ってみてくださいね。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
酒や醤油、みりん…調味料を使う時のコツ
水:酒:醤油:みりん=5:1:1:1で覚えておくと便利
「酒」と「みりん」の選び方
煮物に欠かせない“酒”と“みりん”。これはおいしく作るために清酒と本みりんを用意しておきましょう。安価な料理酒やみりんタイプ調味料には食塩などが含まれていて、味のバランスがとりにくいことがあります。ぜひ清酒と本みりんを揃えておきましょう。
味が染み込みにくい「砂糖」を先に加える
香りが飛びやすい「醤油」や「味噌」は最後に加える
醤油は香りが飛びやすいため、最後の方に加えるのがおいしく仕上げるコツ。できれば何度かにわけて加えるといいですね。味噌も同様に最後の方に加えて、香りが飛ばないようにしておきましょう。
水加減の表し方を知っておこう
煮物のレシピを見ていると“ひたひた”や“かぶるくらい”といった水加減の単語がでてきますよね。具体的にどれくらいの量なのか把握しておくと、煮物作りがスムーズにいきますよ。
“ひたひた”は材料が水から出ているくらい
“かぶるくらい”は材料の上に水がくる程度
“たっぷり”は材料がしっかり水に浸かるたくさんの量
煮物をおいしく作る3つのコツ
【1】大根や里芋などは下茹でしておくと煮込み時間短縮に
【2】鍋ぶたは使わず、落し蓋をしよう
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鍋ぶたをすると温度が上がり過ぎて、具材の表面だけに味が染み込み、中までしっかり煮えないことがあります。そのため、鍋ぶたの代わりに落し蓋をするのがおすすめ。落し蓋だと少ない煮汁の料理でも均一に味が染み込みやすくなります。また、具材同士が動かないので煮崩れ防止にも。クッキングペーパーやアルミホイルで代用できますよ。
【3】“鍋どめ”で中まで味を浸透させる
*基本の煮物レシピをご紹介*
本当に美味しい「かぼちゃの煮物」
定番のシンプルレシピ さつまいもの田舎煮」
基本の里芋の皮のむき方・下処理も 「里芋の煮っころがし」
出汁いらずの「れんこんのおかか煮」
じっくり煮込むしみしみおかず「牛肉と大根の煮物」
作り置きにも最適「基本のひじきの煮物」
栄養ばっちり「切り干し大根と大豆の煮物」
まずは定番をマスター「基本の肉じゃが」
旨味もボリュームもたっぷり「基本の筑前煮」
「基本の魚の煮つけ」(金目鯛やメバル、カサゴに)
しっかり下茹でで失敗しらず「豚の角煮」
コツをつかんで、おいしい煮物を作りましょ*
おいしい煮物を作るためのコツと基本のレシピを紹介しました。煮物作りが苦手な人も、ちょっとしたポイントに気を付けるだけで、もっとおいしく作れるようになりますよ。基本の作り方がマスターできれば、どんな食材でもおいしい煮物にできるはず。この機会にぜひ、煮物を上手に作れるようになりましょう!
煮物料理では酒・みりん・醤油が基本の調味料。水:酒:醤油:みりん=5:1:1:1という配合率を覚えておけば、どんな材料でもおいしく作れます。旨味がでる具材を使うと、だしの代わりにもなりますよ。