古さを生かしたい、団地やアパートのインテリア
家賃が安かったり、広かったり…築年数の古い団地やアパートは、メリットがたくさん。家賃を抑えて希望のエリアに住めたり、ソファやダイニングテーブルなどの大きめ家具を置くこともできます。ただ、建具や水回りが古さを感じるものだったり、必ずと言っていいほど和室があったり、インテリアの難易度が高めなのも事実。そこで今回は、古い団地やアパートでもインテリアを楽しめるコツを、おしゃれなお部屋の実例とともにご紹介します。
引き算と足し算を見極める。団地インテリア3つのポイント
Point1.襖や引き戸を外す「引き算」
床や壁はごまかせても、建具はごまかすのが難しいもの…。古いだけで見た目がいまいちな襖や引き戸は、外して使うのがおすすめです。すっきりして空間が広く感じられ、家具が置きやすくなる効果もありますよ。外した戸は押入れや天袋に収納したり、壁に立て掛けて布で覆ったり、本棚など背の高い家具の後ろに隠しましょう。
Point2.洋風なものを「足し算」
キャビネットやダイニングセット、ガラス製の照明など、意識して洋風のものを組み合わせてみましょう。生活感とおしゃれさのバランスがうまく取れて、洗練されているけど頑張りすぎていない、適度に力の抜けた雰囲気に。
Point3.古道具やアンティークをちょこっと「足し算」
団地やアパートならではの味わいを活かすためには、古道具やアンティークを取り入れてみましょう。インテリアを全部古道具で統一したり、無理にアンティーク風や和風のインテリアに寄せなくても大丈夫。家具一つ、あるいはディスプレイ用の小物をいくつか飾るぐらいでも、全体のバランスが取れるようになります。
古さを楽しむ、素敵な団地インテリアのつくりかた
戸を外して、開放的なLDKをつくる
古い物件や団地などは、細かく部屋が分けられていることが多いですよね。しかも、仕切りに使われている引き戸や襖はデザインがいまいちなことも…。そんな場合、まずは戸を外してしまいましょう。LDKや寝室など、戸がなくなるだけで開放的な空間が生まれ、お部屋の雰囲気も一変します。
戸を外せば、こんなに広々空間に!
寝室や和室は布で仕切るのもおすすめ
上手な「床」の使い方
畳や、いかにも「昔」な雰囲気のビニール床なども団地ならではの“あるある”。おしゃれに住んでいる人は、床をどんな風に使っているのでしょうか。
レトロなビニール床を、あえてそのまま見せる
カーペット敷きのお部屋はモダンに仕上げて
大判ラグで全体的に覆う
和室を使いこなそう
和室をリビングにするなら、ソファは置けない?寝室にするなら押し入れに布団をしまって、毎日上げ下ろし?…そんな固定概念を捨ててしまえば、「なんとなく使い勝手がいまいち」と思っていたお部屋に、思いもよらない可能性が見えてきます。和室の良さは活かしつつ、あなたらしくくつろげるお部屋を作りましょう。
ソファを置いてゆったりスペースに
ベッドを置いて寝室に
押し入れを収納&デスクスペースに
キッチン、ユニットバス…水回りもおしゃれに見せる
団地やアパートのキッチンは、ほとんどが壁付けタイプ。レトロなキッチンは、無理に調理器具を隠して不便にするより、適度に見せるほうがお部屋の雰囲気に合ってくれます。反対にトイレ・お風呂などは、生活感のあるものを隠す工夫が大事。水回りにも気を配れば、お部屋の印象コントロールは完璧!
キッチンの生活感は、あえて見せる
トイレ・お風呂は、生活感を消す工夫が大事
それでもイマイチなら、「ちょこっとDIY」に挑戦しよう
家具や収納を工夫しても、どうしてもおしゃれに見えない、気になる場所がある…。そんな時は、費用がかからず初心者でも簡単にできる「ちょこっとDIY」に挑戦してみましょう。賃貸物件でも、原状回復できて簡単にできるアイデアはたくさんあります。
シートを貼る
古道具風アイテムを作る
古道具風状差しの作り方はこちら♪
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自分らしくアレンジして、古さのある暮らしを楽しもう
団地やアパートならではの、レトロな魅力を生かしたインテリア。生活感や部屋の使い方など、どうしても「自分らしさ」がにじみ出やすいからこそ、より愛着のある空間になります。固定概念に縛られず、お部屋に合う素敵なアイテムを探して、自分らしく楽しんでみてください!
お部屋を仕切っていた戸を外せば、ダイニングテーブルを置くスペースも十分。ラグや大きなクッションを置けば、テレビをみながらゆったりできるソファスペースも。