特売品のお肉やお魚を買って、冷凍しておく...。節約テクとしても、下味冷凍はとても便利です。
しかし、食材や色だけでは、いつ仕込んだものなのか、どんな味付けをしたものなのか、わからなくなってしまいます。

そこで、「食材名」「味付け」「冷凍した日」の3点を書いておくと、調理する際にスムーズになります。下味冷凍の賞味期限は2週間～6週間程度といわれていますが、2週間を目安に消費したほうがより安心でしょう。そのため、古いものから順番に使えるよう、しまい方にも工夫するといいかもしれません。

食品の保存の際に最も気を付けたいのが「殺菌の繁殖を防止する」こと。下味冷凍をする際は、いつでも清潔な容器を準備するようにしてくださいね。また、下ごしらえの際に使用する菜箸やトングも一緒に消毒しておくと、さらに安心です。

使い捨ての食品専用フリーザーバッグやラップを使用する場合は、袋の中や食材に触れる部分を素手で触らないようにして食材を保存しましょう。

洗って繰り返し使える保存容器は、洗剤で綺麗に洗った後に大きめの鍋で15分以上煮る「煮沸消毒」がおすすめ。
耐熱温度が100度以上のものであれば、一番安全で確実な方法です。

耐熱性のない容器の除菌は、アルコール消毒が一般的。乾いた容器にスプレーするだけで清潔を保てます。
容器がしっかり濡れるくらいスプレーしたあとは自然乾燥させます。アルコール濃度が70％程度のものなら5分程度、比較的手に入りやすい20～40％程度のキッチン用アルコールの場合は、10～30分ほど放置してから清潔な布で拭き取りましょう。

豚バラ肉のうまみと甘みが楽しめるシンプルなレシピです。ニンニクとショウガをたっぷり加えて食べ応えアップ！
豚肉に下味をつけて冷凍しておけば、約1ヶ月冷凍保存できます。

チンゲン菜も冷凍OKな食材。軽く茹でるか炒めて火を通したあと、金属トレイに乗せて急速冷凍させます。凍ったらフリーザーバッグに移して冷凍庫に入れておくと、食感が落ちづらくなります。こちらも冷凍で1ヶ月ほど持ちますよ！

下味冷凍の豚肉を使えば、本格的なキムチ鍋がアウトドアでも手軽に楽しめるほど！

ニンニクやコチュジャンをたっぷり使って、豚バラ肉に下味をつけているので満足度の高いお鍋です。
たっぷりのキムチに、お好きな葉物野菜やキノコ、ネギを添えて熱々で召し上がれ。
締めはラーメンでも雑炊でも、お好みで。

塩味でシンプルな下味冷凍レシピです。しっかりお酒をもみこんで、下味の段階でお肉の臭みを消しておくのがおいしく仕上がるポイント。

また、ブラックペッパーをしっかり効かせると、お肉の脂っこさを半減してくれますよ。
ザーサイの歯ごたえと、ショウガの風味がよいアクセントになり、ごはんもどんどん進みます！

木綿豆腐を使った節約レシピも、しっかり水切りをすれば約1ヶ月ほど冷凍保存できます！
塩コショウで下味をつけた豚バラスライスで豆腐に巻いたら、お肉同士がくっつかないようにひとつずつラップしておきましょう。まとめてフリーザーバッグに入れて冷凍しておくと扱いやすくて◎

解凍なしでフライパン調理ができるので、たくさん作っておくと、忙しい日の夕飯も楽々です。

家族みんなが大好きなカレーも下味冷凍できます！
ひき肉と粗みじんにした野菜に下味をしっかりつけて、空気を抜いて冷凍しておくだけ。
凍ったままフライパンで炒められるので、ひき肉をまとめ買いしたときに作っておくと、忙しい日の夕飯やおうちランチにも便利です。
ひき肉に味が染み込むので、冷凍なしのときと比べてしっとりとした食感になります。

すりおろした玉ねぎの効果で、牛肉のうまみが増すイチオシの下味冷凍レシピ。
下味に使うお酢は、酸味を加えるためではなく、味をうまくまとめるための隠し味として使います。
おかずとしてはもちろん、丼にするのもおすすめ！豚肉で作ってもおいしいですよ。

こちらのレシピを覚えておけば、おうち焼き肉をもっとおいしく本格的に楽しめます！

解凍すると味が薄まってしまうので、焼肉のたれやコチュジャン、ニンニクなどで濃いめに味付けしておくのがコツ。
フリーザーバッグ内で牛カルビにしっかりと下味をもみこんだら、空気をぬいてそのまま冷凍できますよ。調理する際は、前日の夜から冷蔵庫で自然解凍しておきましょう。

牛カルビのほか、ハラミやロース、豚肉でも代用できます！冷凍保存期間は2週間ほどです。

カレールーを使って下味をつけるので、失敗知らず。ルーの種類で味わいが変わるので、お好みの辛さのものを選んでくださいね。
調理の際は表面のルーを軽くぬぐって、オーブンで15分ほどグリルするだけ。表面をほんのり焦がしてもおいしく召し上がれます。
普段の食卓はもちろん、お弁当に詰めたり、ホームパーティーの1品に加えたりと、いろいろなシチュエーションに使えるレシピです。

揚げずにチキンカツ風のおかずができる簡単レシピです。下味をつけたら、そのまま冷凍保存し、自然解凍後にパン粉で衣をつけて揚げ焼きにします。お好みで、衣にゴマをプラスすると香ばしさがアップ！ソースなしでもしっかり味がついているので、お弁当にも重宝しますよ。

人気タイ料理のカオマンガイも炊飯器で簡単に調理できます。鶏肉は、塩こうじとニンニクで下味をつけるので、肉質がやわらかくなり、うまみもたっぷり。味付け自体はとてもシンプルなので、カオマンガイ以外の鶏肉料理にもアレンジできるのが嬉しいですね。

仕上げのたれにオイスターソースやナンプラーを使えば、より本格的な味わいが楽しめます。

鶏ささみも、しっとりやわらかい食感を保って冷凍保存できます。
筋を取り除いたら、塩とサラダ油に絡めて、フリーザーバックで空気を抜いて冷凍庫へ。なんにでもアレンジできる万能下味冷凍。
ささみは固くパサつきやすいの必ず自然解凍後にゆっくり火を入れて。1ヶ月半ほどもつので、まとめ買いしたときに便利。

自然解凍なしで、そのまま調理できるスピードメニューなので、忙しい日の時短料理にもおすすめ。時間のあるときに、ハーブソルトとオリーブ油をもみこむだけのため、下準備も簡単ですよ。

調理時は、フライパンや鍋にそのまま入れて加熱するので、平たく小分けにして冷凍しておく使い勝手がグンとよくなります。
こちらのレシピでは胸肉を使っていますが、もも肉で作ればよりジューシーな仕上がりに！

ポン酢とみりんで下味をつけたら、そのまま冷凍庫へ入れるだけの手軽な下味冷凍レシピ。調理時も自然解凍後に、鮭の上にチーズをのせて魚焼きグリルで加熱するだけで簡単です。

たれとチーズをほどよく焦がして香ばしさをプラスすると、風味が増して◎
薬味にしそを添えると、最後までさっぱりいただけます。

下処理に手間のかかる海老も、まとめて下味冷凍しておくと食事の準備がずっと簡単に。これさえ覚えておけば、さまざまなレシピに応用できますよ。

殻と背ワタを取り除いたら、塩を振って水分をしっかり切り、その後、塩・酒・サラダ油の順でしっかりもみこんでフリーザーバッグで密閉して保存しましょう。

調理時は自然解凍がおすすめ。海老のぷりぷりとした食感が楽しめます。

下準備は、フリーザーバッグ内に直接、白だし・オリーブ油・コショウ、お好みでニンニクを入れて、切り身にもみこむだけ。ごはんにもパンにも合う味付けなのが嬉しいですね。
漬け込んだたれは、調理時の味付けに使うので捨てないようにしましょう。

パサつきがちな魚のソテーも、下味冷凍することで、しっとりとした食感に仕上がります。魚が苦手な方でも食べやすいと人気のレシピです。