出典: お祭りの屋台ではお馴染みの「フルーツ飴」。ツヤのあるキラキラとした仕上りで、かわいいですよね。実は簡単にお家で作ることができるんですよ*
出典: 今回は、「フルーツ飴」の基本の作り方をご紹介。
基本となる、フルーツを飴でコーティングする方法さえ押さえれば、色んな応用を楽しむことができます!お子さんのおやつにもオススメなので、ぜひ試してみてくださいね。
出典: フルーツ飴の作り方は、『溶かした砂糖(飴)』をフルーツを絡めるだけ。薄くコーティングするようなイメージです。
《基本の材料》
串に刺したお好みのフルーツ
砂糖:250g(※)
水:大さじ4
※砂糖は上白糖でもグラニュー糖でも作ることができます。
※お祭りのリンゴ飴のように、飴コーティングに赤い色をつけたい場合は、食紅を少々加えると良いでしょう。
出典: ① 砂糖と水(食紅を使う場合は食紅も)鍋に入れ、火にかける前によく混ぜておきます。
② 中火から弱火にして5分から7分ほど煮詰めます。飴が固まってきたら、竹串の先に少量取って、水の中に入れてみます。すぐにカチっと固まったらちょうどいい固さの飴の完成です。
③ 火を止めてから、飴をフルーツに薄く絡めて、クッキングペーパーなどの上に置きます。
出典: ④ 飴をからめている途中に、飴が固まってしまうようなら、弱火にかけ、飴をやわらかくしてから作業します。15分ほど冷蔵庫で冷やして、完成です。
とっても簡単で材料もシンプルですが、この飴コーティングを丁寧に行わないと、食感が悪い場合も。飴コーティングがパリパリに仕上がる方法などをご説明していきますので、コツを押さえていきましょう。
出典: 砂糖だけではなく、はちみつを入れるとコクのある味わいの飴に仕上がります。いちごは小さいので、串を長めのものを選ぶようにしましょう。短い串だと、飴をからめる際、鍋に手が触れて危険です。
出典: 少量のフルーツ飴を作るなら、電子レンジを使ったレシピが簡単です。飴が出来たら素早くフルーツにからめるのが美しく作るポイント。飴の量が少ないと、飴自体の温度が下がりやすく、白濁しやすくなりますので気を付けましょう。
失敗したくない方は・・飴細工用製菓材料を使うという手も
出典: パラチニットは、お砂糖を原料とした低カロリーの甘味料で、飴細工によく使われます。パラチニットは温度が下がると固まりやすという性質があります。冷蔵庫から出したばかりのフルーツを使うと、素材の冷たさで飴をからめた途端に固まってしまうので、フルーツは常温に戻してから使うようにしましょう。
⦅注目POINT⦆飴コーティング向きの「果物」&「上手に作るコツ」
使うフルーツのおすすめは……りんご・ぶどう・いちごなど
フルーツ飴におすすめなのは、りんごやぶどう、さくらんぼといった、皮付きの果物です。皮がついていても丸ごと洗って食べられるものを選んでください。皮があることで、飴が水っぽくならず、ツヤツヤ、パリパリの食感を楽しめます。
出典: 【りんご】
フルーツ飴で代表的なのが、お祭りの屋台でお馴染みの、りんご飴。洗ったら、皮の表面に水滴が残らないよう、しっかり拭き取ってから使いましょう。水分が多いと飴がパリっと固まりません。
お祭り屋台でよく売られているりんご飴の、あの酸っぱい小さなりんごの品種ですが、姫りんごの場合が多いそうです。紅玉も近い味わいですよ。
出典: 【ぶどう・いちご】
ぶどうやいちごもリンゴと同じく、洗った後はしっかりと水気を拭き取ってから飴を絡めるようにしましょう。
ちなみに、冷蔵庫から取り出した果物を使う場合は、そのまま置いておくと、果物の表面に結露が出てしまうことも。飴を絡める直前に、しっかりと拭き取ることを忘れずに。
【プチトマト】
張りのある皮があって、瑞々しいプチトマトも実は飴がけに向いている食材のひとつです。トマトを串に刺すと、中からトマトの汁が溢れてくることがあります。その場合も、水気となって飴を固まりづらくしてしまうので、きちんと拭き取りましょう。
出典: 【バナナ】
屋台ではチョコバナナとしてお馴染みのバナナですが、実はフルーツ飴の素材としてはおすすめではありません。バナナは皮のままでは食べられませんし、カットしたバナナに熱い飴をかけると、黒く変色してしまい、見栄えがよくありません。
【キウイ・パイン】
キウイやパインは甘酸っぱくて飴と相性が良いように思いますが、むき出しになっている果実に飴をからめようとすると、果汁が出てきて飴がきれいに固まらないことがあります。キウイやパインを使いたいときは、あまり時間をおかず、出来立てを素早く食べるようにしましょう。
工程としてはとても簡単なフルーツ飴ですが、屋台のように、パリパリで美味しいフルーツ飴に仕上げるにはいくつかポイントがあります。このポイントをしっかり押さえておくだけで、仕上がりの美しさが格段に上がります。
透明感のある飴が特徴的なフルーツ飴。飴を透明に仕上げるポイントは、火にかけたあとの煮詰めてる飴は不必要に混ぜないこと!
砂糖をよく溶かそうと菜箸やスプーンで混ぜたくなりますが、ここで混ぜてしまうと、砂糖が結晶化してしまい、白くにごってしまいます。触らず、根気よく煮詰めていきましょう。
出典: 【飴の加熱が足りない】
飴がうまく固まらないときは、飴の加熱が足りないことが多いようです。調理用の温度計があれば、160度弱まで加熱するときれいな飴に仕上がります。温度計がない場合は、少量を串などで取って、水の中に入れてすぐに固まるくらいの温度が適温です。飴の加熱が足りないと、いつまで経っても、水あめのようにとろりとしたままになり、パリッと固まりません。
【フルーツの水分でうまく固まらない】
また、飴の加熱の問題ではなく、フルーツの水分でうまく固まらないという場合も。果物に水分が残っていると、飴が固まりづらくなってしまいます。フルーツはカットするよりも丸ごと使った方が水分が出づらくなります。いちごのヘタは包丁でカットするよりも、ヘタの部分だけをちぎるようにしておくと、水分が出づらくなります。
出典: 飴ができあがったら、さっそくコーティングしてみましょう。
パリパリの食感にするためには、飴を薄くからめるのが重要です。よくある失敗は飴が固すぎて、食べられないというもの。これは飴をたっぷりとからめて、厚い層を作ってしまったのが原因です。あくまでも、全体に薄くコーティングするのが美味しくつくるポイントになります。
STEP3|基本を押さえたら、いろんな果物で早速作ってみよう
出典: 姫りんごなど、スーパーで小さなりんごを見つけたら、ぜひ作って欲しいのがりんご飴です。りんごはきれいに洗って、磨くと、表面が輝きます。飴をからめたときにも仕上がりがワンランクアップするので、きちんと下準備しておくとよいでしょう。
仕上げに竹串・割り箸などを刺せば、お祭り屋台のりんご飴風に♪お家にいながらお祭り気分を楽しめますね。
出典: ヘタをつけたままいちご飴を作るときは、ヘタをすこし引っ張って、飴がけしたときに一緒に巻き込まないようにしておきましょう。ぱくりと口に入れたときに、ヘタをちぎり取ることができるようになります。
残った飴があるときは、オーブンペーパーの上に細く散らしておくと、飾りとしても使えます。
出典: ぶどう類もフルーツ飴におすすめの素材です。シャインマスカットなどの高級ぶどうは、飴がけすることで満足感がぐんとアップ。ひと口食べれば、ジューシーなシャインマスカットの果汁が口いっぱいに溢れて、飴の甘さが染みわたります。ぶどう類を飴がけするときには、鍋や飴自体に触れないよう気を付けましょう。
出典: ふつうのフルーツ飴に飽きたら、試してみてほしいのがトマト飴です。ほんのりとした酸っぱさと飴のまったりとした甘さの対比がクセになります。
オーブンペーパーがない場合は、バットやプレートなどに油を薄く塗って、そこで飴を固めるようにすると、飴がくっついてしまうことがありません。
出典: しっかりと軸についたさくらんぼなら、串の代わりにそのまま飴がけすることができます。飴が高温になっているので、誤って落下した場合にもキャッチできるように、近くに皿などを用意しておくと安心です。
出典: こちらはドライフルーツにしたレモンを使ったフルーツ飴です。スライスされたレモンのドライフルーツを使えば、こんなに色鮮やかに仕上げることができます。串をさしたレモンを切込み入りのアルミカップに置いて飴を注げば、丸い状態に飴がけできまうよ◎
出典: みかんは小房に分けると水っぽくならず、きれいに飴がけすることができます。横向きにスライスしてしまうと、果汁が出てしまうので、房ごと使いましょう。
オレンジ色が印象的なみかん飴には、加熱時間をすこし伸ばして淡いきつね色になるくらいまで煮詰めた飴がよく合います。
出典: 小さな粒のブルーベリーを飴がけするときは、細長いフォークなどに刺して飴をからめ、冷ますときにフォークを抜き取るようにすると、キャンディのような可愛らしいブルーベリー飴が出来上がります。
小さいからといって、厚めに飴をからめてしまうと、口に入れたとき、固くてびっくりしてしまいます。薄めに飴がけして、カリッとした食感を楽しみましょう。
作ってみたいフルーツ飴はありましたか?ツヤっとした見た目と、パリっとした食感で、いつものおやつタイムがぐっと華やぐはず。
子供も、可愛らしい果物飴がおやつに出てきたら、きっと喜んでくれますよ。ぜひキュートなおやつで、素敵なひとときを過ごしてみてくださいね♪
砂糖だけではなく、はちみつを入れるとコクのある味わいの飴に仕上がります。いちごは小さいので、串を長めのものを選ぶようにしましょう。短い串だと、飴をからめる際、鍋に手が触れて危険です。