「乾物」は水で戻すのが一般的ですが、実はヨーグルトで戻すこともできるんです。ヨーグルトを使うと、水戻しをした際に失われてしまうカリウムやビタミンなどの水溶性の栄養素を美味しく丸ごといただくことができます。

ヨーグルト戻しをする際には、ふたのある容器か密閉できるビニール袋などを用意します。レシピは簡単。切干大根などの乾物にヨーグルトをたっぷりとまぶし、容器に蓋をし、5時間から8時間程度、冷蔵庫で保管すればできあがりです。

ヨーグルトで戻した切干大根に、ツナとキュウリを和えて作ったさっぱりサラダです。マヨネーズで和えたものよりも、口当たりもよく、ヘルシーにいただけます。味付けは塩コショウのみですが、滋味あふれる切干大根の深い味わいがよく引き出されています。

ヨーグルトの酸味とケチャップの酸味がよく合う、はじめて出会うお味のサラダです。コーンが入っているので、ほんのり甘味もプラスされています。鮮やかな黄色が入ることで、見栄えもよくなり、箸休めにもおすすめです。

カレー粉＋ヨーグルト＋ケチャップでタンドリーチキンのような味わいを再現したインド風ヨーグルトサラダ。調味液をたっぷり吸った切干大根には、旨みの強いツナがよく合います。キュウリとニンジン、新玉ねぎとの食感の違いも楽しめます。

さっと洗って食べやすくカットした切干大根とひじきを一緒にヨーグルトに浸けこんで戻しています。1時間ほどでできるので、切干大根の歯ごたえが残る食べごたえのあるサラダに仕上がります。白ごまは食べる直前に和える方が、風味が際立って美味しく感じます。

乾燥寒天と干しわかめをヨーグルトに漬け込んで、やわらかく戻したさっぱりしたひと品。オリーブオイルとガムラマサラを混ぜたものをトッピングして、香りよく仕上げています。わかめと寒天なので、カロリーも低く、ダイエット中のお酒のおつまみとしてもおすすめです。

煎り大豆の鉄分やカルシウムといったミネラル類は、ヨーグルトに含まれる動物性たんぱく質と一緒に摂ることで、吸収しやすくなるといわれています。ヨーグルトを使って大豆を戻すと、よりヘルシーな食材に格上げすることができるんですね。

きゅうりやハム、玉ねぎを同じくらいの大きさにカットすると食べやすさもアップ！カラフルで可愛らしいサラダが出来上がります。

ヨーグルトで戻した煎り大豆とツナ、調味料をフードプロセッサーにかけたあと、まるくまとめて焼きあげると、どこか懐かしいような素朴な味わいが美味しいハンバーグに仕上がります。

大豆がたっぷりと吸い込んだヨーグルトの乳酸菌と、大豆の食物繊維のおかげで、腸内環境も整えられます。小さく作って、小腹が空いたときのおやつにしてみるのもおすすめです。

ドライフルーツと干しいもをヨーグルトで戻すと、ふっくらやわらかく、食べやすいスイーツが出来上がります。

ドライフルーツと干しいもは、食べやすくひと口大にカットしてからヨーグルトに漬けるのがポイント。ひと晩かけてゆっくりと漬けることで、ドライフルーツの甘さがじんわりと広がります。

そのままではボリューム感があって、すこし食べにくいドライマンゴー。ヨーグルトに漬けると、白とオレンジの対比が美しいふるふるのやわらかマンゴーに仕上がります。

ドライマンゴーがヨーグルトの水分を吸うので、ヨーグルト部分も、まるでギリシャヨーグルトのようなまったり濃厚なものに変わって、贅沢感がプラスされます。

メディアでも一時期、話題になったヨーグルト味噌や塩ヨーグルト。どちらも発酵食品で相性も抜群となれば、使わない手はありません。しかも、浅漬け感覚で作れる簡単さも人気の秘密です。

ヨーグルト味噌の基本のレシピは、ヨーグルトと味噌を1：1で混ぜ合わせ、そこに食材を漬け込んでいくというものです。ヨーグルトの酸っぱさや味噌の塩気などによって、出来上がりの味が変わります。自分好みの味わいの比率を探していくのもいいですね。

塩ヨーグルトは、ヨーグルトに塩を混ぜ込み、ヨーグルト床としたものです。ヨーグルト100ｇに対して、塩小さじ2分の1くらいが適量。野菜を漬ければ、浅漬け風に、肉や魚を漬ければ、臭みも抜けて、しっとりとやわらかな食感に仕上げてくれます。

まったりとした濃厚な味わいが魅力的なアボカドのヨーグルト味噌漬け。ちょっぴり変わり種のお漬物として、ホームパーティーでも喜ばれます。

アボカドはかたちが崩れやすいので、半分カットで漬け込んで、食べる直前にスライスするときれいに仕上がります。

ぬか漬けのように、いろいろな野菜を漬けることができるヨーグルト味噌は、とても便利な食材です。漬ける前の野菜は、しっかり水気を切って入れるのが美味しく作るポイントです。

大きさを揃えるようにすると、同時に仕上げることができます。少しずつ、いろいろな種類の野菜が並ぶと食卓も賑やかになりますね。

野菜を漬けるときは、最初に塩を擦りこむようにしておくと、漬け時間が短くなります。半日程度で美味しくなるので、寝る前に仕込んでおけば、朝ご飯のひと品が簡単に完成します。栄養がいっぱいつまったお漬物があると、朝ご飯が楽しみになります。

ヨーグルトに漬けると魚がやわらかくなるという効果もあり、短時間で風味づけすることができます。ジッパー付きの保存袋などに入れて空気を抜くと、しっかり味を浸透させることができます。鰤のほか、サバやさわらなどでも美味しく作れます。

淡泊な鶏のむね肉もヨーグルト味噌に漬けることで、風味豊かにやわらかく仕上げることができます。お肉独特の臭みもなくなり、一石二鳥！ヨーグルトがあると焦げやすいので、弱火でじっくり焼き上げるのがポイントです。

豚のかたまり肉で作ったヨーグルト味噌焼豚。漬け込む前の豚肉には、フォークでまんべんなく穴を開けておくと、味がしっかり入ります。お肉を取り出し後の漬け汁は、レンジ加熱して、食べるときにかけるように別添えにしておくと、味を調節しやすくなります。

味噌よりもさっぱりとした味わいに仕上がる塩ヨーグルトは、春先から夏にかけておすすめのレシピです。クリーミーでさわやかな野菜は、箸休めにもぴったり。毎食食べたくなるお漬物になります。

塩ヨーグルトにタイム、オレガノを混ぜて野菜を漬けこむと、洋風のお料理にもよく合う香りの良いお漬物に仕上がります。ほんのりした酸味が心地よく、カットしたままの状態で食べるのはもちろん、細かく刻んでお料理に添えるのも、良いアクセントになります。

カラフルな夏野菜に塩ヨーグルトが絡むと、とても華やかな印象に。漬け込む前に塩でもんで、余計な水分を抜いておくと短時間でもしっかり味が入って、美味しく仕上がります。

普段は捨ててしまうスイカの皮も塩ヨーグルトに漬け込むことで、食べられるようになります。

塩ヨーグルトに漬けた鶏むね肉は、さっぱりとしていて、柚子胡椒やポン酢などいろいろな味に展開していくことができる逸品です。しっかり焦げ目をつけて焼き上げると、ジューシーな身とパリッとした皮目の食感の違いも楽しめます。

ヘルシーな鶏ささみを塩ヨーグルトに漬けこんだら、レンジ加熱でしっとり仕上げます。ぱさつきがちなささみも、塩ヨーグルトなら、やわらかさを保ったまま、ふっくら完成させられます。

レンジ加熱が終わったところに、ねぎときのこを加えて、ソースとしてアレンジ。旨みたっぷりのねぎときのこで、味わい豊かにいただけます。

食べごたえのあるたけのことしっとりやわらかい鶏肉を楽しめる、塩ヨーグルト漬けレシピです。焦げ目がつくくらいしっかり、じっくりと焼くのがポイント。見栄えもよくなり、美味しく仕上がりますよ。

塩ヨーグルトに漬けておくだけという、下準備の工程数が少ないのがいいですよね。急な来客へのおもてなし料理としても覚えておきたいレシピのひとつです。

臭みが気になる鯖も塩ヨーグルトのちからで、すっきりさっぱりした味わいに。身もふっくらとやわらかくなり、パンにはさんでも食べやすい状態に仕上がります。ごはんに良く合う鯖ですが、実はサンドイッチの具としても人気があるんですよ。スライスレモンと塩コショウで洋風の味もばっちり決まります。