パンに塗るだけじゃない♪「ピーナッツバター」の魅力
ピーナッツバターとは？
一般的に、ペースト状にしたピーナッツに、塩や砂糖、植物油脂などを加えて調えたものをピーナッツバターと呼んでいます。ピーナッツバターといっても、粗びきのピーナッツ粒が入ったもの、クリーミーなタイプなど、バリエーションは豊富です。
栄養価の高いピーナッツ
体に良いいとされる不飽和脂肪酸は、植物や魚の脂に多く含まれており、体内で生成できません。
ピーナッツには、不飽和脂肪酸である「オレイン酸」が大豆の約6.5倍、「リノール酸」が約1.7倍含まれています。
また、ピーナッツには、美のビタミンと称される「ビタミンB2」、老化対策が期待できる「ビタミンE」も含まれています。食物繊維も豊富に含まれていて、生活習慣病を予防したり、美肌効果が期待できたりと、うれしい成分をたくさん含む優秀食材なんです。
"調味料"としてアレンジ力抜群！
ナッツの代わりに◎簡単ジェノバソース
ジェノバソースを作るときは、普段あまり使わない食材・松の実が必要ですが、ピーナッツバターを使えば、手軽に代用できます。ナッツをつぶしたりする手間も省けて、手軽に本格味のジェノバソースを作ることができます。
例えば…煮物のコク出しに
煮物にピーナッツバターを加えると、コクと深みのある味わいに仕上がります。
鶏肉と新じゃがを甘辛く煮込んで、最後にピーナッツバターをからめれば完成！唐辛子のピリッとした味わいと風味が、ピーナッツバターのコクにマッチ♪新じゃがの代わりに、里芋やゴボウを使用しても美味しそう。
例えば…炒め物の味付けに
いつもの野菜炒めに豆板醤とピーナッツバターを加えて、エスニック風の味わいに♪
豚肉や野菜を炒めて、ピーナッツバターや豆板醤、酒やみりんなどの調味料とからめるだけで完成！冷蔵庫の残り物野菜の一掃レシピとしても活躍しそうです。
意外と簡単♪「手作りピーナッツバター」
ピーナッツは、ローストタイプを使用するか、生の場合は煎ったり、オーブンで焼いてから作るようにしてください。
ピーナッツを細かくなるまで撹拌したら、はちみつと塩を加えて更にフードプロセッサーでなめらかにします。
しっかりと消毒した瓶などで保存しましょう。
甘さは、お好みか、使用する用途によって調整するのがポイントです。
やっぱり美味しい…トーストにON！
いちごとりんごとピーナッツバターのトースト
焼いたトーストにピーナッツバターを塗ったら、薄切りしたりんごといちごをのせて。
とっても簡単な華やかな朝食の完成です♪
シナモンとはちみつのバナナトースト
こちらは、ピーナッツバターにはちみつやシナモンパウダーを入れてちょっぴりアレンジ♪あとはスライスしたバナナをのせれば完成です。
いろいろな料理に使える「手作りピーナッツだれ」
手軽に購入できる、スキッピーのピーナッツバターを使用したピーナッツだれ。
ピーナツバターに砂糖を入れて混ぜたら、しょうゆと酢を少しずつ加えて乳化したら完成です。
冷蔵庫で10日ほど保存できるので、作っておくと便利です。
温・生野菜にかけたり、チキンやハムにかけたりと大活躍するピーナツバターを使ったドレッシング。
魚介料理とも相性がいいのだそう。作っておくとシンプルな肉やお魚料理が立派なメイン料理に。
ピーナツバターに、はちみつや酢などの材料を入れて混ぜるだけで完成です♪
こちらは、ピーナツバターに、砂糖や醤油、ラー油など入れて味付けしたソース。
絹ごし豆腐にかけてパクチーなど薬味をのせれば、お酒にもよく合いそうな"あと一品"のできあがりです。
ピーナッツバターを使って簡単「和え物」
小松菜のピーナッツ和え
みりん、しょうゆ、砂糖に、ピーナツバターを加えるだけで、コクと風味がでて美味しい和え物に。
小松菜のほかにも、ほうれん草やチンゲン菜など、色々な青菜でアレンジできるので、覚えておくと便利です。
ニンジンとお揚げのピーナッツ和え
ピーナツバターに、豆板醤、ニョクマムorナンプラーを加えてアレンジ。
こんがりと焼いた油揚げを使っているので、食べごたえも十分。にんじんの甘味とピーナツバターのコクが相まって、味わい深い一品に。
ゴーヤともやしのナッツ和え
ゴーヤのシャキっとした食感を楽しめる和え物。
ピーナッツバターとめんつゆを使った和え物に、砕いたお好みのナッツで食感にアクセントをプラス。ゴーヤは薄くスライスすることで食べやすくなります。
ブロッコリーのピーナッツバターがけ
ブロッコリーは、サラダやスープ、パスタなどいろいろな料理と相性のいい野菜。
食物繊維やビタミンCを豊富に含んでいるのも嬉しいポイントです。
茹でたブロッコリーに、ピーナツバター、めんつゆ、マヨネーズで作ったソースをかけるだけ。
忙しい日にも栄養を考えた副菜が簡単に完成します◎
豚コマと豆苗のシャキシャキ旨辛和え
ビタミンKやA、食物繊維が豊富に含まれている豆苗。焼いたお肉、ピーナツバターを使った合わせ調味料を混ぜれば、シャキシャキ感を活かした、メイン料理に◎
お手頃に手に入りやすい豆苗と豚コマで作るレシピは、お財布にもうれしい一品です。
豆腐のピーナッツソース和え
意外とアレンジが思いつかない豆腐。冷やっこばかりでは飽きてしまった…というときは、豆腐とミニトマトをピーナツソースで和えてアレンジ。
豆腐のコクとミニトマトの酸味が絶妙な、あと引く副菜に◎
「肉料理」夜ごはんのメインディッシュに
やわらかよだれ鶏ピーナッツだれ
炊飯器で作る簡単よだれ鶏。
水分を逃さずジューシーに仕上げるポイントは、薄く片栗粉をまぶすことなのだそう。
ピーナッツだれをかければ、レストランででてくる絶品よだれ鶏の完成です。
鶏肉のピーナッツみそ炒め
炒め物は、簡単ですが、味つけがワンパターンになっている方も多いはず。
おすすめなのが、"ピーナッツみそ"を使った味つけ。ピーナッツを砕いたりする手間も不要なので、下準備も含めて20分くらいで完成します。定番の鶏肉と野菜の炒め物も、コクのある味わいに。
鶏むね肉のピーナッツバター焼き
ピーナッツバターは、焼き料理の調味料としても大活躍♪
中でも、鶏肉と相性ぴったりです。パサつきがちな鶏むね肉も、ピーナッツバターを使えばしっとりとした仕上がりに。醤油や砂糖など、身近な調味料だけを使用しているので、ピーナッツバターがあればすぐにチャレンジできます。
ささ身カツのナッツソース添え
同じ揚げ物でも、ソースを変えれば違う味わいを楽しめます。
ウスターソースやたるたるソース、オーロラソースもいいけれど、ナッツソースをレシピに加えてみませんか？淡泊な鶏ささみ肉の揚げ物には、濃厚なナッツソースがぴったり！小鍋にピ－ナッツバターや調味料を入れて、中火にかければ簡単に完成します。野菜のディップに使用してもおいしそう♪
タイ風ピーナッツバター・ドレッシング
タイ風のドレッシングをマスターすれば、揚げ物のソースにしたりサラダにかけたりして楽しめます。ピーナッツバターにレモン汁や黒砂糖、ごま油などを加えて混ぜるだけでOK！鶏のから揚げにかければ、いつもと違う味わいに仕上がります。
【麺料理】ランチにもおすすめ
コク旨マンゴーピーナッツソースのアジア麺
濃厚な味わいのピーナッツバターは、アジアン麺料理ともマッチします。攪拌した冷凍マンゴーにピーナッツバターやオイスターソースなどを加えて混ぜれば、合わせ調味料のできあがり。野菜やお肉と一緒にビーフンなどと絡めれば、チャジャンミョンみたいな麺料理のできあがり♪
豆乳のピーナッツバター担々麺
ベースの豆乳スープに、ピーナツバターやしょうゆを使ったタレを混ぜれば担々麺に。
濃厚でコクのあるスープが食欲をそそります。
【カレー】隠し味でコクをアップ
チキンバターカレー
カレーにありがちな特別なスパイスを使わずに、身近な食材と調味料だけで作ったチキンバターカレー。
オニオンスープに白だしなどを加え、ピーナッツバターをプラスしてコクをアップ。ピリ辛チョリソーで作ったソースを使用すれば、特別な調味料がなくてもスパイスのきいたインドカレーが完成します。
スパイシー海老カレー
スパイスから作りたい人におすすめ♪カルダモンやシナモンステックなどを使った本格的なエスニック海老カレーレシピです。隠し味にピーナッツバターを加えて、カレーの味わいとコクをアップしています。
少ない材料で簡単！バターチキンカレー
たくさんのスパイスと手間が必要に思えるバターチキンカレーですが、ヨーグルトを使うととっても簡単。
基本は、ヨーグルトやカレーパウダーと漬け込んだ鶏肉を、カットトマトと混ぜるだけ。
ピーナツバターを加えることで、コクのある深い味わいに。
ピーナッツバターを賢く活用してレシピの幅を広げよう
オーガニックや無添加の商品など、体に優しいピーナッツバターもたくさん展開されています。
また、パンに塗るだけでなく、和え物や炒め物などの隠し味として使用できるのも◎
いつもの味つけとは違ったコクのある料理が完成します。
ピーナッツバターは世界中で親しまれているので、中華などいろんな料理と相性がいいのもメリット。