簡単で栄養たっぷり！「ねばねば麺」でキレイで元気になろう。
そこで今回は、栄養がたっぷりなのにパパッと作れる「ねばねば麺」のレシピをご紹介。
「ねばねば麺」とは、オクラや納豆、めかぶやもずく、なめこなどの「ねばねば食材」と、うどんやそば、そうめん、パスタなど麺を組み合わせた麺料理のことです。
栄養成分がたっぷり含まれていて、毎日食べることで健康や美容にいいことがいっぱいある「ねばねば食材」。
そんなねばねば食材とのどごしが良くてボリューム感のある麺類を合わせると、一皿で栄養たっぷり簡単健康ごはんが出来上がります。
いろいろなねばねば食材と麺を組み合わせた「ねばねば麺」をたくさん試してみて、キレイで元気になりましょう。
早速作りたくなる「ねばねば麺」の魅力とは？
①調理方法がとっても簡単。
種類はいろいろとありますが、どれも調理方法はとっても簡単。
「オクラ」や「モロヘイヤ」は青臭さがそんなになく火の通りが早い、「山芋」や「長芋」もすりおろしたり、ザクザク切るだけで生でも食べられるし、「もずく」や「めかぶ」「納豆」はスーパーやコンビニに行けば、小分けのパック詰めがあるので、開けたらそのまま食べられます。
だから時短でお料理ができる、暑い夏に長く火を使わなくていいなど、実はいいことがいっぱい。
また「ねばねば麺」はそんなねばねば食材とお好きな麺とサッと合わせるだけなので、一皿でボリューム満点の献立になるのです。
②バリエーションがいろいろ楽しめる。
先ほど挙げたいろいろなねばねば食材と気分、体調に合わせて味付けや麺の種類を変えることができるので、バリエーションは無限に広がります。
また今人気の食材や調味料などちょい足ししてオリジナルのレシピを作り出すこともできます。
使う材料や麺を変えて、いつ食べても飽きない「ねばねば麺」を楽しむのもいいですね。
③ねばねば麺はつるんと食べやすい。
お肉やお魚、その他の野菜とうどん、そばなどの麺類を上手くひとまとめにしてくれるので、食欲がない時でもつるんと食べやすいのが嬉しい「ねばねば麺」。
また、温かくして食べても、冷やして食べてもおいしい。
しかも栄養もたっぷりとあるので毎日食べても安心。
こうして季節や体調に合わせて、いろんなレシピを選ぶことができるのが「ねばねば麺」の最大の魅力なのかもしれません。
体にいいけど、ねばねばが少し苦手っていう方は？
そこでちょっとした工夫でそんな独特のねばねばが抑えられる方法をご紹介します。
①大根おろしを加える。
大根おろしに含まれる消化酵素の働きでねばりが和らぎます。その上ねばりが消えても栄養成分はそのままなので、安心して食べられます。また、大根の辛味成分がにおいを抑えてくれるので、一石二鳥の組み合わせです。
②泡立てた卵を加える。
卵のふわふわした感触が加わるとねばりが和らぎ、飲み込みやすくなってお口の中もさっぱりです。
麺と合わせて「ねばねば麺」の簡単おいしいレシピをご紹介
今回はうどん、そば、そうめんと麺の種類ごとに分けて、レシピをまとめてみました。
早速お家にある麺類とねばねば食材を使って、さっさと作ってみましょう。
いろいろ作っていくうちに、自分好みの組み合わせや味付けなどを工夫してみるのも楽しいですね。
1.あっさりヘルシー「そば」のねばねば麺レシピ
納豆に混ぜるのはネギやみょうが、しそなど香りの高い野菜なので、納豆のにおいが苦手な人にもおすすめです。
オクラや海藻、もずくといったたくさんのねばねば食材を使った見た目も鮮やかな一品。食物繊維もたっぷりなので、美容と健康にいい満腹感のある嬉しいレシピです。
緑がパッと鮮やかになったら、すぐに熱湯から引き上げて、冷水ですばやく冷ますときれいな色に仕上がります。
刻んだモロヘイヤを混ぜたそばつゆにつけていただくアレンジレシピです。淡白な鶏のささみとこんがり焼いた油揚げがトッピングされていて、食べごたえも十分。細かく刻んだモロヘイヤがそばや麺にからんで、つるんといただけます。
野菜の中でも一番栄養があると言われている「モロヘイヤ」。ねばねば成分の他にビタミンやミネラル、食物繊維も豊富で美容効果も抜群です。茹でる時は必ず茎と葉に分けて時間をずらしてお鍋に入れるといい食感が味わえます。
こちらはそばつゆにすりおろした山芋を混ぜたレシピです。山芋も栄養価が高いねばねば食材で、鶏のお出しがきいたつゆと合わせることでコクのある味わいが楽しめます。トッピングのかつお節が味のポイント。
山芋の栄養も熱に弱いので、生のまますりおろして食べるのがおすすめ。また山芋は疲労回復にいい食材と言われているので忙しい時、体力がほしい時に食べるといいかもしれませんね。
なめこのねばねばな口当たりとごぼうのシャッキリした歯触りの2つの食感が楽しめるそばレシピ。胃にもやさしいので、食べ過ぎた次の日や遅めの夕食などにおすすめです。
今スーパーではいろいろな種類のキノコが出回っていますが、その中でも「なめこ」はねばねばキノコの代表格。ぬるっとした食感で全ての具材をひとつにまとめてくれます。
2.つるんとした喉ごし「うどん」のねばねば麺レシピ
整腸作用があると言われる「めかぶ」を使ったねばねば麺。パック詰めのめかぶとサバの缶詰をトッピングにした忙しい時にぴったりの簡単レシピです。
春に旬のめかぶが手に入ったら、お家で茹でて使うのもいいですね。また、スーパーやコンビニで買える味付けのめかぶのパックを使うとパパっと作れます。
納豆と甜麺醤を炒めた濃いめの味付けのトッピングが食欲をそそる冷やしうどんです。うどんにしっかり混ぜ合わせるとトロ～リ卵黄でマイルドな味わいになります。ゴマ油の香りとピリッとした唐辛子がいいアクセントになっています。
納豆のねばねばには旨み成分がいっぱいあるので、しっかり混ぜるとさらに美味しくなります。その他大豆イソフラボンやビタミンB2、ナットウキナーゼなど女性に嬉しい栄養がたっぷり。毎日でも食べたいねばねば食材です。
茹でたうどんとすりおろした山芋の上にさっと茹でたオクラと卵黄をのせたとてもシンプルなねばねば麺です。山芋は消化にもよく、栄養の吸収を助けてくれる食材なので、食欲のない時にもぴったりです。
粘りのある山芋は手に持つ部分だけ皮を残しておくと、すりおろす時に便利です。
オクラの緑とトマトの赤がとてもきれいな冷やしうどんです。だしは市販のめんつゆでOK。おろし生姜と青ネギ、白ごまの風味が合わさってあっさりだけど味わいがあります。
オクラは刻むことで粘りが増すので、さらに麺と絡みやすくなります。食物繊維も豊富なので、食べると満腹感があってダイエットにもぴったりです。
ねばっとしたもずくとシャキッとしたセロリを具材にあっさり酢醤油で味付けした焼きうどん。食欲のない時でもつるんと食べられる簡単レシピです。
味付けパック詰めの「もずく酢」はスーパーやコンビニでも必ず手に入る食品です。ですが、生食用のもずくが手に入ったら手作りの「もずく酢」を作ってみるのもいいですね。
モロヘイヤとサバ缶を使った栄養たっぷり冷やしうどん。トマトの酸味も効いていて、食欲のない暑い夏でもピッタリです。上にふりかけたすりごまの香ばしさがいいアクセントになっています。
モロヘイヤは栄養成分が逃げないように、サッと短時間でゆがくのがポイント。モロヘイヤの粘り気でトマトとなじませるようにかき混ぜます。
3.スルッと食べられる「そうめん」のねばねば麺レシピ
オクラ、なめこ、めかぶといったねばねば食材がたっぷり入ったそうめんレシピ。全ての材料を黒酢とめんつゆをあわせたタレに漬け込んでいるので、全体的にまとまりのある仕上がりになっています。サーモンには抗酸化作用のある「アスタキサンチン」という栄養成分も含まれていて、どれも美容にいい食材ばかり。
なめこはそのねばねば成分を洗い流さないようにサッと水洗いしてから、他のキノコと同様に火に通してから食べるようにしましょう。
生食用のもずくを使ったそうめん。こちらは味付けしていない洗いもずくを使っているので、独特の食感が楽しめてしかも低カロリーが嬉しいです。つけづゆに入ったお豆腐もやさしい味わいです。
もずくのねばねば成分は、水に溶けやすい食物繊維を多く含んでいます。なので、便の硬さを調整したりして腸を健康にしてくれたり、体の中のにおいのもとになる物質を排泄する働きもあるので、積極的に摂っていきたい食材ですね。
小口切りにしたオクラと豚肉のしゃぶしゃぶをトッピングしたそうめんに、豆乳を使ったごまだれをかけて食べるレシピ。オクラのねばねばととろみのあるごまだれが合わさると、ボリューム感があるけど食べやすい口当たりになります。
ねばねば麺レシピに頻繁に登場する「オクラ」ですが、下処理はガク部分の硬い部分を包丁で剥きとって、塩もみしてうぶ毛を取ってからサッと茹でるときれいな緑色に仕上がります。
淡い色合いが目にもやさしい一皿。叩いて細かくした長いもが程よい粘り気のある口当たりになって、鶏のささみが味にコクを出しています。粒マスタードがいいアクセントをつけています。
長いもは綿棒でたたいて細かくすることで、粘りを出しながらシャリ、ザクッとした楽しい食感になります。
モロヘイヤをつゆと一緒にミキサーにかけてぶっかけ風に盛り付けたそうめんレシピ。そうめんを少しずつ丸めて並べて、色とりどりの具材でトッピングするとおもてなしのテーブルにもピッタリのねばねば麺になりますね。
モロヘイヤも熱に弱いので茹で時間は短めにしましょう。ポイントは先に茎を入れて、その後に追っかけるように葉っぱを茹でるようにします。
市販のミートソースにオクラと納豆を加えて煮込み、最後にカレーで風味つけたちょっと変わったそうめんのつけ汁レシピです。オクラと納豆の程よい粘り気がそうめんによくからみ、食欲をそそります。
ねばねば食材の代表格「納豆」と「オクラ」は健康や美容にとてもいいのとわかっていながら、でもそのねばねばやにおいが少し苦手って言う人も多いかもしれません。そこでスパイスのきいたカレーやミートソースと合わせることでそんな気になるところを和らげることができます。
味付けのめかぶのパックと辛子明太子、そうめんだけをあわせたシンプルレシピです。めかぶのトロっとした感触が細いそうめんにからまり、辛子明太子のピリッとした辛味とコク深い旨みで飽きることなくいただけます。
めかぶはワカメの子供である「胞子」と呼ばれるものが育つ場所。わかめが成熟するとメカブから胞子体が放出され、次の年のわかめが育つというふうになっています。そんなめかぶだからこそ「フコイダン」と呼ばれるネバネバ成分が多く含まれ、大切な子供を外敵から守っています。
4.ブランチにぴったり「パスタ」ねばねば麺
納豆だけではなく、その他にねぎ、大葉、卵黄、じゃこ、切りのりなどの薬味がたっぷり入ったいろんな味わいが楽しめる絶品納豆スパゲティです。見た目もごちそう感があって、一皿でお腹がいっぱいになりそうですね。
刻んだネギや大葉など香味野菜と一緒に食べると納豆の独特のにおいが和らぐために食べやすくなります。しっかりと混ぜて納豆の栄養をたっぷりと取り入れましょう。
美容にいい納豆とアボカドを合わせた具材がおしゃれな一皿。納豆とアボカドの味をつなげるのがめんつゆとオリーブオイル。パスタを茹ででいる間にササッと作れる簡単レシピです。
調理のポイントは先に納豆とめんつゆをよく混ぜてから、さいごにアボカドを加えると崩れず仕上がります。美肌にいい納豆とアボカドの組み合わせなので、女性にとってもおすすめなレシピです。
なめたけのねばねばに大根おろしのさっぱりとした口当たりが美味しい和風パスタです。味のポイントはポン酢。オリーブオイルで全体をまとめたあっさりした味わいになっています。なめたけはスーパーでも手に入りますが、えのき茸と昆布で簡単に作ることもできます。
なめたけの材料に使われるえのき茸もねばねば麺に加えたい食材です。年中手に入るキノコなのでいっぱい買い込んだ時は、栄養たっぷりの作り置きおかずとして作ってみるのもいいですね。
納豆のねばねばを利用して作ったカルボナーラ風のスパゲティです。カロリーが気になる生クリームは使わず、牛乳とバターを少し使ってクリーミーさをプラスしています。卵黄を混ぜるとお口の中にやさしい味わいが広がります。
味のポイントは納豆と卵白をふわふわになるまでよく混ぜ合わせること。醤油の風味を少し効かせて、火を使わないパスタソースの出来上がりです。
オクラ同様、風邪の予防にもなる「長芋」をすりおろさずにざくざくと切って合わせたスパゲティ。シャキ、ホクッとした長いもとクタッとした長ネギ、プチプチしたたらこなどいろんな食感が楽しめます。
長いもは短冊に切るとねばねばが少し苦手な方にも食べやすくなります。サッサッと炒めるのがポイントです。
その他の麺を使った「ねばねば麺」レシピ
市販のインスタントラーメンのトッピングに豚キムチと卵黄をのせたボリューム満点の一品。すりおろした山芋の粘り気でいつまでもアツアツラーメンが楽しめます。
日本の乾燥こんにゃくを使ったパスタ「ZENパスタ」のねばねば麺レシピです。低カロリーなので、ダイエット中にもぴったり。納豆の食感と粘り気で食べごたえ十分です。
「ねばねば麺」で疲れた体を吹き飛ばそう！
今回ご紹介したねばねば食材はどちらかというと熱に弱いものが多いので、生のままか、サッと短時間火を通すといった調理で済むので、どれも時短で作れるものばかり。
また特有の粘り気によって合わせる具材をひとまとめにしてくれるので、つるんとした味わいで食べやすいのも嬉しいです。
今回のレシピをお手本にして、自分好みにいろいろアレンジしながら「ねばねば麺」生活を続けていけたらいいですね。
ねばねば食材をいっぱい食べて、これからやってくる暑い季節にも負けないキレイで元気な体を手に入れましょう。
素敵な画像にご協力いただいたサイト様です。ありがとうございました。ほかにも、魅力的なレシピや画像に出会えますので、ぜひともサイトを覗いてみてください。
ねばねば食材といえばやっぱり「納豆」。
湯がいたそばの上にみじん切りした野菜と納豆を混ぜ合わて盛り付けた時短ヘルシーレシピです。