お正月には、ハレの日の食べ物としてお節料理やお雑煮をいただきます。美しく盛りつけた色とりどりの食材に、お祝いらしい華やかさを感じますよね。

たっぷりのお野菜が入った関東風のお雑煮。三つ葉と柚子を飾ってあげると、より上品な仕上がりになります。

こちらの関東風のお雑煮は飾り切りにしたかまぼこといくらが色鮮やか。宝石のようないくらがお正月らしい華やかさを感じさせてくれますね。

白みそをたっぷりと入れ、とろりとした濃厚な白みそ仕立てのお雑煮はまるでシチューのような味わいです。白いお汁にニンジンや三つ葉の色が鮮やかに映えています。

具材はお餅とニンジンのみというシンプルな白みそ仕立てのお雑煮です。丁寧に飾り切りしたニンジンを浮かべて、ちょっぴりからしをプラスしてあげるといいアクセントになります。

真っ白な見た目がなんともユニークな茨城のお雑煮は、豆腐がベースになっています。やさしい甘味が広がって、スイーツのような味わいです。

名古屋のお雑煮は正月菜とお餅が入ったシンプルなお雑煮です。正月菜とは愛知県で栽培されている小松菜のような青菜で、年末になるとスーパーに並ぶ季節感のある食材です。

大阪のお雑煮では昆布とかつおでとった合わせ出汁を使い、元日は白みそ仕立てを、二日にはおすましのお雑煮をいただくおうちも多いそう。いろいろな味のお雑煮を食べられるなんて素敵な地域ですね。

奈良では白みそ仕立ての具沢山のお雑煮にきなこを添えます。なんと、お汁の中から取り出したお餅を安倍川餅のようにきなこをつけていただくんです！デザートまで味わえるお雑煮ということで、一度は味わってみたいお雑煮です。

広島のお雑煮は牡蠣が入った贅沢なもの。おすまし仕立てでさっぱりといただくお雑煮は、「福をかき寄せる」という意味を持つ牡蠣を入れて新年らしい願いを込めて作られます。

もうひとつ、広島のお雑煮として有名なのが、ブリのお雑煮です。出世魚であるブリを入れたお雑煮も幸せを願うお雑煮ですね。ご家庭によっては、牡蠣とブリと両方入れることもあるそうです。

香川のお雑煮はあんこたっぷりのお餅が入ったちょっぴりユニークな白みそ仕立てのお雑煮です。トップには青のりを彩りとしてくわえて、風味よくいただきます。

福岡県、博多のお雑煮もブリをいれる豪華なお雑煮です。お出汁にはあごと干しシイタケを使うのが博多流。深みのあるおすまし仕立てのお雑煮で、思わずお代わりしたくなってしまう美味しさです。

かつお菜の入ったお雑煮も博多らしいお雑煮です。かつお菜は、九州の伝統的な青菜で冬が旬のお野菜です。独特の辛みがあります。瑞々しいグリーンのかつお菜を入れると彩りも美しく仕上がりますね。

長崎のお雑煮にもブリが入ります。長崎のお雑煮は具材をたっぷりと入れて、ボリュームを出したものが多く、唐人菜という長崎白菜を入れるという特徴があります。長崎では、具材は7種から15種ほど奇数になるように入れるそうです。

塩鶏の煮汁にみりんや塩、しょうゆなどをくわえ味を調えたすっきりとした塩鶏雑煮。味の濃いおせちと一緒にいただくときはシンプルな味わいのお雑煮が嬉しいですね。

お味噌に明太子を混ぜて溶いたら、ぷちぷちとした食感の楽しいお雑煮になりました。細く切った白菜がくったりとしてとても美味しいんですよ。

和風に飽きたら、洋風のスープ仕立てのお雑煮もいいものです。チーズとお餅は相性抜群。子供も大好きな組み合わせですから、一度は試してみたいお雑煮レシピです。

焼き穴子は頭の部分も入れて美味しいお出汁をとっています。鶏肉にかまぼこ、てまり麩、いくらと豪華な雰囲気のお雑煮です。カラフルなお雑煮に箸が進みます。

レモンやディル、コショウなどの爽やかさがふっと香るユニークなベトナム風のお雑煮です。ディルの代わりのパクチーを添えるとよりエスニックな雰囲気を楽しめます。

牛肉とごぼうが入ったお雑煮です。牛肉はさっとお湯に通しておくことで、さっぱりとした風味に仕上げることができます。

ミネストローネ風のトマトベースのお雑煮はにんにくを効かせているので、コクのある美味しさを堪能することができます。具材の大きさを揃えると見栄えがよくなりますね。

水溶き片栗粉をくわえてとろみを出したお雑煮です。豚もも肉にシーフードもプラスして食べごたえのあるお雑煮に仕上がりました。

キムチと白ネギをたっぷりと入れたチゲ鍋風のお雑煮は、唐辛子の辛みがぴりりと効いてお正月のマンネリ感を打破してくれます。