筑前煮の調理そのものはとてもシンプル。だからこそ、丁寧な下ごしらえがとても大切です。具材のひとつひとつを確認しながら、まずは基本のレシピを丁寧に作ってみましょう。

和の食卓には外せない名脇役のひとつ。筑前煮は茶色が多いので、緑色のほうれん草は献立全体の彩りにもなります。シンプルな一品だけに、茹でたほうれん草の水気の切り方と和えるタイミングが大切。甘みは好みの加減で決めてもいいですね。

お出汁がたっぷりのだし巻き卵は卵焼きよりも少し難しいですが、卵液を裏ごししてきめ細かにし、卵を半熟で仕上げると上手にできます。ふんわりと優しい出汁の香りをぜひ楽しみたい一品です。

筑前煮に鶏肉を使っているので、副菜としてお魚を足しても良いですね。こちらは醤油：酒：みりん＝1：1：1のつけダレに漬け込んで焼くだけの簡単な一品。手間がかかりません。

献立の中に食感が変わるものを入れると、より一層食事が楽しくなりますよね。豆腐とちくわがメインのレシピですが、ソラマメやコーンなど、旬の野菜をプラスしても美味しそう。フードプロセッサーを使って簡単に作れる、ヘルシーな揚げ物です。

炊き込みご飯も秋の香りですね。ひじきと人参のシンプルな炊き込みご飯なら、筑前煮の具沢山を邪魔することなく、とてもバランスの良い献立になります。他のおかずは、醤油味ではない物を合わせると良いでしょう。

メインが具沢山の筑前煮なので、他の副菜と同じように汁物もシンプルなものがオススメです。なめこのつるつると、⾖腐の
ふるふる、ネギのシャキシャキを味わえるお味噌汁を添えてみるのはいかがでしょうか。

青x白の器は、和・洋・中どんなお料理を乗せても美しく映える万能選手。なんとなく北欧風にも見える深皿は、筑前煮にをのせると和モダンな雰囲気に。

たとえば、スープボウル。深めのつくりなので、煮物の筑前煮によく合います。無地のシックな器は、和食器にも似た印象で素敵ですね。

同じスープボウルでも、柄物を選ぶとパッと雰囲気が変わります。こちらは、アラビアのスープボウル。定番の柄ですが、筑前煮を入れるとまた違った器にみえてしまうから不思議ですね。

煮物を入れるような器といえば丸や六角形・正方形などが定番ですが、こんな長方形の器に盛ってもまたいつもと違った雰囲気に。食卓全体のバランスを考えて、ぜひいろんな器を試してみてくださいね。