伝統の国イギリスの質実剛健な家庭料理を味わう
朝食
イギリスの朝はここから始まる「イングリッシュ・ブレックファースト」
ソーセージやベーコンなどの肉類、卵料理、ベイクドビーンズ、トマト、マッシュルーム、ブラックプディング、トーストなどが主な食材として並ぶプレートは、量・質ともにボリューム満点。紅茶とともにいただきます。
昼食
素朴に美味しい、英国の家庭料理「ジャケットポテト」
日曜のランチはこれで決まり「サンデー・ロースト」
イギリスの食文化で外せないのは、やはり「サンデー・ロースト(Sunday Roast)」。イギリスの伝統的な日曜のランチメニューで知られ、ローストした肉に、ジャガイモやヨークシャー・プディング(Yorkshire pudding)、茹でた野菜を添えていただきます。
夕食
魚介類の旨みが詰まった伝統的イギリス料理「フィッシュ・パイ」
魚介類をホワイトソースで和えたものに、マッシュポテトで上を覆って中身を包み、オーブンで焼いたお料理「フィッシュ・パイ」。パイ生地は使用しませんが、イギリスでは何かで蓋をして焼いたものを基本的には「パイ」と呼ぶため、「パイ」という名が付いています。シーフードの入ったパイを食する習慣は古く、ヘンリー1世のイングランド王室時代からと言われています。
羊肉を使ったボリューム満点の定番料理「シェパーズ・パイ」
デザート
クリーム好きにはたまらない食後のデザート「トライフル(Trifle)」
スコーンやトフィーに代表される、見た目も味も素朴なデザートが多いイギリスのお菓子たち。そんな中、ひときわ目を引く色鮮やかな可愛いお菓子「トライフル(Trifle)」。カスタード・クリームに、スポンジケーキ・生クリーム・苺などのフルーツ・ジャムなどを、器の中に層状に重ねた甘さたっぷりのデザートです。フルーツとスポンジケーキを下層に、カスタード・クリームや生クリームを上層に重ねるのが一般的。
最後に
イギリスの伝統家庭料理特集、いかがでしたか?手軽に材料の手に入りにくい海外家庭料理と思いきや、十分日本にいても作れる、素朴で栄養たっぷりな料理の多いイギリス家庭料理。いつもの食材でいつもとは少し違ったお料理を楽しみたい時は、イギリス料理メニューを食卓に加えてみてはいかがでしょうか。
イギリスの伝統的な朝食「イングリッシュ・ブレックファースト」。量・質ともにボリュームのある朝食は、中世のイギリス貴族の習慣に遡ります。産業革命時代からは、労働者階級にも、昼間の重労働に耐えるだけのボリュームある朝食を食べる習慣が確立。現在でも、国民的な朝食として、多くのホテルやB&Bなどで定番のメニューとなっています。