ビーフウェリントン（Beef Wellington)とは♡
見た目も美しく焼き上げられたウェリントン。存在感があり、パーティーなどのシーンで華を与えてくれる一品といえます。
見るからに外はさくさく、中はジューシー♡メインディッシュにふさわしい存在感は、特別な日に食べたいとっておきの料理です♪
ビーフ以外でもポークやチキンなどのお肉で作られたウェリントンもあります。
くるっと長方形に包んだもの、パイのように丸く焼き上げたものやミニサイズに作ったものなど形はさまざま。
少し小さめに作って一皿に一つずつサーブしてもいいですね。
さくさくとした食感のパイ生地とジューシーなお肉のハーモニーをぜひ一度堪能してみてはいかがでしょうか？
基本の作り方
・牛ひれ肉（真ん中をカットして開いたもの）約900g ※筋と脂肪は取り除く
・塩・黒こしょう少々
・サラダ油大さじ2 1/2
・セイヨウワサビ（すりおろしたもの）大さじ2
・マスタード大さじ1
・マッシュルーム（種類は色々ミックス）約454g ※きれいにして、茎の一番下をカットし、粗めに刻む。
・無塩バター大さじ4
・エシャロット（中）2本（約1/2カップ分） ※薄くスライス
・タイムの葉小さじ2 ※みじん切り
・コニャックもしくは他のブランデーもしくはバーボンなど1/2カップ
・生クリーム（脂肪分30-48％のもの）1/2カップ
・醤油小さじ2
・生フォアグラ約113g ※約1.3cm程度の厚切りにする（なければフォアグラペーストなどで代用を）
・冷凍生地(フィロペイストリー）1シート
・プロシュートハム（薄くスライスしたもの）約113g
【パイ生地材料】
・冷凍もしくはホームメイドのパイ生地（パフペイストリー）約400g ※冷凍のものは解凍
・卵1個（溶く）
・粗塩少々
・チャイブの葉（みじん切り）1束分
※フィロペイストリーとパフペイストリーの違いは、フィロの方が薄いものです。
①肉用の糸を使って、約2.5cm間隔で牛ひれ肉を縛っていきます。まんべんなく塩こしょうをふり、味付けします。
②フライパンに油大さじ2を入れ、強火で煙が出るまでしっかり熱します。牛ひれ肉を入れ、最初の面を約2分しっかり焼き色がつくまで焼き、全ての面を同じように焼きます。（全部で約10分程度が目安です）焼けたら大きな皿に移し、使うまで置いておきます。
③セイヨウワサビ、マスタード、黒こしょう小さじ1を小さなボールで混ぜ合わせます。牛ひれ肉が冷めたら糸を外し、混ぜ合わせたものを肉にこすりつけます。カバーをしないで冷蔵庫で冷やします。
④マッシュルーム半分をフードプロセッサーに入れ、細かくなるまで回します。(プロセッサーのボールの内側をスパチュラでこそげたりして、短く約10回程度）ボールに中身を移します。残りの半分も同様に行います。
⑤フライパンを中強火で熱し、バターを溶かし、マッシュルームを入れます。マッシュルームから水分がでてじゅうじゅうし始めるまで、時々かき混ぜながら約8分程度炒めます。マッシュルームが茶色になり始め、フライパンの底に少しくっつき始めるまで約4分炒めます。エシャロットとタイムを入れ、よくかき混ぜながら、しんなりするまで約2分炒めます。
⑦フォアグラにまんべんなく塩こしょうをふります。フライパンに残りの油を入れて煙がでるまでしっかり強火で熱し、フォアグラを入れて焼きます。（最初の面は約30秒動かさないで、しっかり焼き色がつくまで焼きます）フライ返しで注意してひっくり返し、約30秒同様に焼きます。キッチンペーパーを敷いた皿にフォアグラを置き、フライパンの油を⑥のマッシュルームソースに加えます。かき混ぜて冷蔵庫に戻します。切れ味のよいナイフなどでフォアグラを水平に半分にカットします。お皿に移して冷蔵庫で冷やします。（冷蔵庫で最低30分）
⑧ラップを2重に敷き、その上にプロシュートハムを広げていきます。プロシュートの上にマッシュルームソースを均一に広げます。
⑨牛ひれ肉を⑧の一番下方に置き、スライスしたフォアグラを肉の上に均一にのせます。ラップを使い、きつめに巻いていきます。改めて全体にラップをし、ラップの端をツイストさせてしっかりきつく密封します。冷蔵庫で冷やします。
⑩打ち粉を打ったまな板などに、冷凍のパイ生地を広げ、めん棒でのばします。（肉の横幅よりも少なくても10cm程度横に長くなるように長方形にのばします）
⑪牛ひれ肉のラップをとり、パイ生地の下方にフォアグラ側が上にくるようにして肉をおきます。パイ生地に溶き卵を刷毛で塗ります。牛肉をパイ生地でしっかり巻いていきます。
⑫パイ生地の両端を写真のように折ります。冷蔵庫で最低30分寝かします。
⑭オーブンを約220℃で予熱します。ホイルなどを敷いた天板にウェリントンをのせ、溶き卵を刷毛で塗ります。パイ生地の表面にナイフで写真のように模様をつけます。粗塩をまんべんなくふりかけ、オーブンで約35-45分こんがり焼き上げます。（調理用の温度計を肉にさして約43度ならレア、約48度ならミディアムレアに仕上がるはずです）
焼きあがったらオーブンから出して約10分落ち着かせます。
⑮フライ返しなどを使ってホイルからウェリントンを剥がし、まな板の上に置きます。（パイ生地が崩れないように注意）よく切れるナイフで端を切り落とし、ウェリントンをお好みの厚さにカットします。チャイブの葉を飾り、粗塩を少しふってサーブします。
ビーフじゃなくても作れます♪
サーモン
ハーブバターとサーモン、サクサクのパイ生地の相性バツグンのこちら。ハーブの香り漂う絶品メニューだとか！
鶏肉
ビーフウェリントンはちょっと初心者には難しそうなレシピですが、手に入りやすく失敗の少ないチキンなら、気楽にチャレンジできそうですね。
ラム肉でラムウェリントン
ラム肉を使ったアレンジレシピ。冷凍パイシートを使って簡単に作れるのもいいですね♪
手に入れば鹿肉でも！
こちらはめずらしい鹿肉！鹿肉の調理法で一番美味しいかも、とレシピ考案者が豪語する仕上がりです。
アレンジレシピのご紹介
マッシュルームの代わりにパン粉で代用♪お手軽レシピ
小さなお肉でもミニサイズで作れば問題なし。冷凍パイシートとパン粉を常備しておけばお手軽に作れちゃいます。
クリームチーズのソースがとろ～り美味
クリームチーズで作ったソースがお肉と一緒に入っているレシピは、とろける美味しさ！
お野菜ミックスで節約アレンジ
周りに野菜ペーストを詰めたら、ちょっぴりヘルシーになりますね。女性にうれしいおすすめアレンジです。
余りごはんがメインディッシュに変身
まさかの、余りごはんアレンジがこんなに豪華なメインディッシュに。これだけで満足の一品です。
おわりに
いかがでしたか？
特別な日の食卓を彩るのにぴったりなビーフウェリントン♡ビーフ以外にもポーク、チキン、野菜を使ったものなど多彩でしたね♪どれもこれからのシーズンに大活躍しそうな予感です。
作るのに普段よりちょっとだけ手間暇がかかりますが、さくさくのパイ生地に包まれたジューシーな具材を一度味わったらもう病みつきになること間違いなし！？かもしれません♪ぜひ試してみてはいかがでしょうか？
フォアグラペーストの変わりに、マッシュルームとエシャロットでつくったピューレを使う場合もあります。ビーフウエリントンの特徴は、うまみを全部、パイ生地で包み込み、料理を仕上げることです。