キャセロールってどんな料理?
キャセロールの特徴は?
キャセロール(casserole)の意味
「キャセロール料理」の主な特徴は…
キャセロール料理は、冷蔵庫にある材料を使って手軽に作れるのが魅力。容器ごと食卓に出せるので、お皿に盛る手間が省けるだけでなく、見た目が豪華でパーティーにもぴったり。あつあつの最もおいしい状態でテーブルに登場するため、とても人気の高い料理です。
グラタンにも似ていますが、ホワイトソースなどと絡めるだけでなく、アレンジ幅がとても広いのも大きな特徴。耐熱容器に入れて焼き上げるスタイルがポイントなので、スイーツやピザ系のキャセロールもあります。
キャセロールの歴史
アメリカでキャセロール人気が高まった理由は、手頃な耐熱容器が20世紀初めに出回ったことに加え、戦時中の食糧不足対策の節約に、冷蔵庫の残り物整理ができるキャセロール料理がフィットしたこと、そして有名なキャンベル社がスープ缶詰を家庭料理として使う提案を広めたことなどがあげられます。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
①意外に簡単!キャセロールの基本の作り方
【材料】
・いんげんまめ約900g(端はカットする)
・ベーコン6切れ(約0.5-0.6cm程度の大きさにカット)
・にんにく4かけ(みじん切り)
・オリーブオイル大さじ2
・玉ねぎ3個(薄くスライス)
・ブラウンシュガー小さじ1
・バター大さじ4
・小麦粉大さじ4
・牛乳3カップ
・(純)生クリーム1/4カップ
・塩小さじ2
・黒こしょう小さじ1
・カイエンペッパー小さじ1/4(お好みで)
・グリュイエールチーズ約226g(すりおろす)
・パン粉1カップ
【作り方】
①オーブンを175℃程度に予熱しておきます。いんげんまめの両端をカットし、長すぎるようであれば半分にして、塩を入れたたっぷりのお湯で茹でます。茹であがったら氷水に浸けて冷やし、水気を切っておきます。
②大きめのフライパンを中火で熱し、ベーコンを炒めます。火が通る程度でカリカリにはしません。炒めたら皿に取り出し、とっておきます。
③ベーコンを炒めたフライパンにオリーブオイルを足し、玉ねぎ、ブラウンシュガーを加え、玉ねぎが飴色になるまで炒めます。にんにくを加えて更に2分くらい炒めます。
④別のフライパンにバターを中火で溶かし、完全に溶けたら小麦粉を振り入れてすぐに泡だて器でよく混ぜ合わせます。約1-2分加熱したら、牛乳と生クリームを加え、よくかき混ぜながらソースがもったりするまで約2分程度加熱。
⑤塩こしょう、カイエンペッパー、グリュイエールチーズを加え、チーズが完全に溶けてソースに混ざり合うまでよくかき混ぜ、一旦フライパンを火から外します。③を加えてクリームとよく混ぜ合わせます。
⑥ソースをいんげんまめの上に注ぎかけ、よく絡ませます。
⑦オーブン対応のキャセロールに入れてパン粉をトッピングし、オーブンで約25-30分、ソースがぐつぐつしてパン粉がこんがり焼けるまで焼きます。
②おしゃれで本格的!キャセロールの海外アレンジレシピ♡
リガトーニパスタのシンプルなキャセロール
【材料(6人分)】
・リガトーニパスタ約454g(お好きな他のパスタでもOK)
・イタリアンソーセージ(お好きなもの)約454g
・クリームチーズ約340g
・マリナーラソース約680g
・(シュレッド)モツァレラチーズ約226g
・にんにく1かけ(みじん切り)
・イタリアンシーズニング大さじ1/2
・乾燥オレガノ大さじ1/2
・乾燥パセリ大さじ1/2
・乾燥バジル大さじ1/4
・乾燥セージ小さじ1/2
・乾燥タイム小さじ1/2
・生パセリ約1/4カップ
・塩こしょう少々
【作り方】
①オーブンを175℃程度に予熱します。イタリアンソーセージを加熱して幅0.5cm程度に切り、リガトーニを茹でておきます。
②クリームチーズとマリナーラソースを弱火~中火くらいで温め、にんにく、乾燥スパイス類を加えて塩こしょうで調味。チーズが完全に溶けるまで温めます。
③茹であがったパスタとソーセージをキャセロール皿に盛り、②のソースを注いで絡ませます。モツァレラチーズをトッピングし、オーブンで約15-20分チーズが溶けるまで焼きます。生パセリを散らして出来上がり。
パーティにもおすすめのチキンパルメザンキャセロール
【材料(8人分)】
・ペンネパスタ約453g、鶏むね肉(皮なし)約454g
・サラダ油1カップ
・小麦粉2カップ
・卵3個(溶いておく)
・香草パン粉(パン粉とイタリアンシーズニングを混ぜたものでもOK)2カップ
・(シュレッド)モツァレラチーズ2カップ
・粉パルメザンチーズ1カップ
・マリナーラソース約907g
・飾り用バジルの葉(ちぎったもの)※お好みで
【作り方】
①パスタを茹で、水気を切っておきます。
②鶏むね肉を幅約0.5cmに切り、小麦粉、溶き卵、香草パン粉の順につけ、色よく揚げます。
③ボールにパスタ、②の揚げた鶏肉、モツァレラチーズ1カップ、粉パルメザンチーズ1/2カップ、マリナーラソースを入れてよく混ぜ合わせます。
④キャセロール皿(約22cm×33cmくらいの大きさ)に③を広げ、ホイルで上をカバーし、175℃程度のオーブンで約30分焼きます。
⑤ホイルを外し、残りのチーズをふりかけて、ホイルなしで約10分、チーズが溶けるまで焼きます。お好みでちぎったバジルの葉を。
ほくほくじゃがいものキャセロール
【材料(8-10人分)】
・じゃがいも約1589g(洗って皮をむく)
・ねぎ(小口切り)1/2カップ
・バター大さじ1(溶かしておく)
・(低脂肪)クリームチーズ約56g(柔らかくしておく)
・(無脂肪)ギリシャヨーグルト1 1/2カップ
・スキムミルク1/2カップ
・塩小さじ1 1/2
・黒こしょう小さじ1/2
・モツァレラチーズ3/4カップ
・チェダーチーズ3/4カップ
【作り方】
①キャセロール皿(約22cm×33cm)に油を塗っておきます。じゃがいもは、半分に切って塩を入れたお湯で固ゆで。粗熱をとって、千切りにしておきます。
②ボールに溶かしたバター、ギリシャヨーグルト、牛乳、塩、こしょうを入れ、泡だて器でよく混ぜ合わせます。
③更に①のじゃがいも、ねぎ、モツァレラチーズ1/2カップ、チェダーチーズ1/2カップを入れて混ぜ合わせ、キャセロール皿に広げます。
④残りのチーズをトッピングして、オーブン約190℃で30分程度、チーズが溶けてぐつぐつするまで焼いたら出来上がり。
濃厚チーズのお米キャセロール
【材料(6人分)】
・オリーブオイル大さじ1
・玉ねぎ(小)1個(みじん切り)
・鶏むね肉2切れ(さいの目にカット)
・にんにく4かけ(みじん切り)
・米3/4カップ
・チキンクリームスープ1缶(約283g)
・チキンストック2-3カップ
・ブロッコリーの頭の部分2カップ
・チェダーチーズ1カップ
・塩こしょう少々
【作り方】
①玉ねぎのみじん切り、にんにくとともに、鶏肉を少し焼き色がつく程度に炒め、塩こしょうで味付けします。
②米、チキンクリームスープ、チキンストックを入れます。(最初はチキンストック2カップを入れてみてもし米が調理されるまでにもう少し必要であれば足します)中火で約15分程度加熱。
③チーズ半量、ブロッコリーを加えてブロッコリーが柔らかくなるまで更に2分程度加熱します。
④残りのチーズをトッピングして、そのままオーブンにフライパンを入れてチーズに焼き色がつくまで数分焼いたら出来上がり。※フライパンはオーブン対応のものを使用してください。
クラッカーのスイーツキャセロール
【材料(12人分)】
・ブロッコリーの頭の部分約1362g
・チーズ(レシピではベルビータチーズを使用。なければチェダーチーズで代用)約908g
・牛乳1/2カップ
・(純)生クリーム1/4カップ
・塩・黒こしょう少々
・カイエンペッパー小さじ1/4
・マスタード大さじ1(お好みで)
・リッツクラッカー3包
【作り方】
①オーブンを175℃程度に予熱しておきます。クラッカーをジップロック袋などに入れて、大きめの塊を残す程度に砕きます
②ブロッコリーを茹でて水気を切っておきます。
③チーズをざく切りにし、大きめの鍋に牛乳、生クリーム、塩こしょう、カイエンペッパーと一緒に入れて、ときどきかき混ぜながら、なめらかになるまで溶かします。お好みでマスタードを加えます。
④②のブロッコリーを③のチーズソースに入れ、クラッカーの砕いたものも半分加えてよくかき混ぜ、約22cm×33cmの焼き皿に広げます。残りのクラッカーをトッピングして、たっぷり黒こしょうをかけます。
⑤オーブンで約20分きつね色になり、ぐつぐつしてくるまで焼いたら出来上がりです。
パンプキンとスパイスのフレンチトーストキャセロール
【材料(8-10人分)】
・フランスパン1本(キューブ状にカット)
・卵6個、牛乳2 1/2カップ
・パンプキンピュレ1カップ(市販のものでも、かぼちゃから作ってもOK)
・砂糖3/4カップ
・バニラエッセンス大さじ2
・パンプキンパイスパイス小さじ1 1/2
シュトロイゼル(そぼろ状のトッピング)
・小麦粉1 1/4カップ
・ブラウンシュガー3/4カップ
・シナモンパウダー小さじ1
・ナツメグパウダー小さじ1/4
・塩小さじ1/4
・バター大さじ8
・ピーカンナッツ(刻んでおく)
・くるみ1カップ(刻んでおく)
【作り方】
①フランスパンをキューブ状にカットし、油を塗った約22cm×33cmのキャセロール皿に並べます。
②卵、牛乳、パンプキンピュレ、砂糖、バニラエッセンス、パンプキンパイスパイスを泡だて器でなめらかになるまで混ぜ合わせ、カスタードくらいの固さにします。
③②を①の上に広げ、パンがクリームを吸うようにやさしくパンを押してなじませます。冷蔵庫で一晩寝かします。
④次にシュトロイゼルを作ります。小麦粉、ブラウンシュガー、シナモン、ナツメグ、塩を混ぜ合わせ、バターを加えて指かフォークでクランブル(塊)を作ります。ナッツを混ぜ入れ、冷蔵庫で一晩寝かします。
⑤③の上に④をトッピングして、オーブン175℃程度で約45分焼きます。10分置いてからサーブ。温かいうちにどうぞ。
③パーティーにも!アイデアいっぱいの日本のキャセロールレシピ
旬の野菜のキャセロール
フィッシャーマンズキャセロール
チリビーンズとコーンブレッドのキャセロール
本場流!キャンベルのスープ缶を使ったキャセロール
キャセロールで作る本格的なラザニア
ピザ・パスタのキャセロール
ソーセージとズッキーニのキャセロール
お米を使ったキャセロールパエリア
豆乳入りのさっぱりヘルシーな野菜キャセロール
キャセロールで焼きパスタ
大人も子供も大好き!あつあつスイートポテトのキャセロール
④ホーロー、ガラス…キャセロールにおすすめの鍋&食器
煮込んでそのままオーブン調理も。両手鍋タイプのキャセロール
ル・クルーゼのキャセロール鍋は、独自のスチームコントロール機能で、食材をおいしく仕上げてくれます。18cmは1人用としても使いやすいサイズ。白くてマットな質感が、どんな料理にも映えておしゃれです。
ベーシックな形のストウブのお鍋は、炒める、煮る、揚げるなど幅広く使えて、日常使いしやすいアイテム。蓋の裏に付いている「ピコ」という突起が、旨味を含んだ水分を水滴にして食材に行き渡らせ、野菜もお肉もおいしく仕上がります。
国産土鍋のトップブランドである、銀峯陶器の高気密土鍋。気密性が高いので無水調理や予熱調理もできます。ガス・オーブンだけでなくレンジにも対応しているので、さまざまなキャセロール料理を手軽に作れますよ。
ステンレス製のフィスラーのキャセロール鍋は、丈夫で扱いやすく、食洗機にも対応しています。取っ手は熱くなりにくく、安定して持ちやすい設計。たっぷり作ったときも運びやすく、お手入れも簡単なのが嬉しいですね。
軽くて扱いやすい、ホーロータイプのキャセロール鍋
コロンと可愛らしい形が特徴的な、野田琺瑯のキャセロール。オーブンはもちろん、ガスだけでなくIHコンロでも使えて便利です。
こちらは月兎印のキャセロール。シンプルな形で、料理をそのままテーブルに出してもおしゃれに決まります。ホーローは匂いがつきにくいので、じっくり煮込んだり焼いたりするキャセロール料理にぴったりですね。
底が深いタイプのキャセロール鍋は、たくさん料理を作りたい時に便利。蓋を外せばオーブンでも使えます。保温性に優れているので、そのままテーブルに持っていっても、おいしい状態を長く楽しめますよ。
レンジもOK!ガラスタイプの蓋付きキャセロール
オーブンでも電子レンジでも使えて、そのまま冷蔵庫にも入れられるガラス製キャセロール。そのまま食卓に出すこともできます。フタ付きなので保存もしやすいですね。
アンバーカラーが珍しい、ガラス製のキャセロール鍋。セラミックコーティングがされており、食材がこびりつきにくくなっています。パエリアなど、彩りが鮮やかなキャセロール料理によく映えそうですね。
こちらは取り外しができるシリコンカバー付きで、熱くなっても取っ手や蓋が持ちやすくなっています。耐熱ガラス製なのでお手入れも簡単。レンジで下ごしらえをしてからオーブンで焼く、といった使い方もできます。
おしゃれな食卓に♡オーブンOKなキャセロール用食器
ストウブのレクタンギュラーディッシュは、オーブンで調理してそのまま食卓に出したり、お皿としても使えます。日常使いしやすく、おもてなし料理も映えるので、使い勝手抜群です。
こちらはオーバル型で、1人用としても使いやすい17cmのもの。深みのある赤がおしゃれです。お米やスパゲッティなどを使ったキャセロールで、おもてなしランチに使っても素敵。
野菜やお肉、ごはんやパスタ、デザート系など、さまざまなキャセロールに使いやすいガラス製の角皿。おもてなしやパーティー料理にも使えそうです。
シンプルながら美しいデザインの、キントーのガラスディッシュ。耐熱ガラス製なので、もちろんオーブン調理OK!大きめサイズなので、家族の食卓からパーティーまで活躍します。
軽くて扱いやすいホーロー製のオーブンディッシュ。ブルーの縁取りが、彩り豊かなキャセロール料理をさらに美味しく見せてくれます。オーブン調理、食器、保存容器としても使えて、とっても便利なアイテムです。
キャセロールとは、フランス語で“洋風のフタ付き厚手鍋”、もしくはその鍋で作った料理のことを表します。