秋にはどんな果実酒が作れるの？
りんご
柿
柿だってお酒になっちゃいます。
熟成が進むほど柿の風味が増してきます。
かりん
とろけるようなあま～い香りが特徴のかりん酒。
のどの風邪をひいたときにもおすすめです。
ザクロ
真っ赤に熟したザクロの実。
出来上がりのお酒はルビー色に輝きます。
女性に嬉しい果実酒です。
あけび
アケビのお酒は利尿作用があるといわれているので、むくみにお悩みの方にもおすすめ。
紫色が綺麗ですね。
秋の果実酒
果実酒の果実は新鮮な旬のものを使うのがポイントです。
秋の果実にはほかにも、カボスや梨などいろいろありますので、好きな果実で果実酒作りに挑戦してみましょう。
まずは基本の漬け方。りんご酒で解説。
りんご・・・ 1kg
レモン・・・・・・・4個（好みで増減）できれば国産レモンが安心です。
氷砂糖・・・・・・・300ｇ（甘さ加減は±100ｇで）
ホワイトリカー・・・1.8L
お好みでシナモンを入れてもOK!
保存ビン・・・・・・4Lビンならギリギリ。出来れば5Lビン。
まずはりんごを良く洗いましょう。
無農薬ならベストですが、スーパーのりんごだって大丈夫。
流水でよく洗いましょう。
ビンは熱湯消毒して乾かしておきましょう。
りんご、レモン、氷砂糖をざっくり交互にビンに入れます。
その上からホワイトリカーを静かに注ぎいれて。
ビンをしっかり密封して涼しいところで保存しましょう。
2ヶ月ほど経ったらレモンを取り出して、6ヶ月経ったらりんごを取り出します。さらにおいしくなるのはその後一ヶ月ほど熟成してから。
7ヶ月ほど待てば、おいしくなったりんご酒の完成です。
酸味のない果実ならレモンを足して、糖度の高い果実なら砂糖を減らすか、入れないのも手。
りんごのような硬めの果実は失敗が少なくおすすめ。基本を覚えたら色んな果実で挑戦できます。
砂糖の種類は何でも良いそうですが、粉状の砂糖は溶けるのが早く、お酒に深みが出づらい気がします。その点氷砂糖ならゆっくり溶けるので果実の深みを一緒に引き出してくれ、よりまろやかになるような気がします。
筆者的には氷砂糖がおすすめです。
漬け込むお酒は色々、バリエーションが広がる。
まずは基本のホワイトリカー
梅酒などによく使われる、スーパーなどで手軽に手に入るホワイトリカー。
クセがなく、どんな果実にも使えるから、まずはホワイトリカーで作ってみよう。
本格焼酎で大人の味
米、麦、芋、泡盛などの本格焼酎で漬け込んだら、その個性ある味のとりこになってしまう。一つの果実を違う種類の焼酎で漬け込むのも楽しい。
果実1kgに対して焼酎1.8L。梅の場合、砂糖が500～1kgなので果実の糖度によって増減します。
ブランデーならどっしりとしたコクが楽しめる
ブランデーで作ればどっしりしたコクのある高級感あふれる果実酒が作れます。
ブランデーは高価だし、果実酒作りに使うのはちょっともったいない、という時には、果実酒用のブランデーも売られていますので参考にしてみてください。
漬ける割合は本格焼酎と同じですが、コクがある分若干砂糖を控えめにしたほうがさっぱり出来上がります。
ウォッカやジンなどで漬けて特別なおもてなしにも
ウォッカやジンで漬けると1ヶ月ほどで飲めるようになります。もちろん熟成が進むほどおいしいので3ヶ月ほど置けばパーフェクト。
割合はどんなお酒で作ってもさほど変わりません。
スピリッツ(蒸留酒)で作った果実酒はそれだけで話題になります。
洋風の料理にも良く合いそうですね。
こんな番外編も。秋のお酒。
金木犀と梨のフルブラ
果実だけじゃなく、お花も入ったお酒です。
金木犀の香りは間違いなく秋のお酒！
飲むたびに小学校の運動会を思い出すノスタルジックなお味。
いかがでしたか？
「おいしい果実酒ができたから飲みに来ない？」
こんな風に気軽に仲間を誘ってワイワイ飲めるのが果実酒のいいところ。
漬け込んでから飲めるまで時間はかかるけれど、じっくりゆっくりおいしくなっていく果実酒は本当に愛しい。
出来上がったお酒は太陽の恵みと果実の力強い味がします。
意外なほど簡単で、しかも自由な発想で作れる果実酒。今年はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
秋の味覚代表のフルーツと言えばりんご。
あのさわやかな香味がたまりません。