お気に入りを二人で選ぼう。新婚さんにおすすめの《夫婦茶碗》集めました

結婚祝いにも選ばれやすい夫婦茶碗。
夫用は大きく、妻用は小さくなっていますが、これは妻の方がご飯を食べる量が少ないからではなく、妻の方が手や口が小さいため、だそう。手で持って口元へ運んだときの美しさが考えられているわけですね。

石川県の陶芸家・日下華子さん。使い心地のよい器をテーマに、優しく温かい絵付けがされています。
こちらの茶碗には格子柄が呉須と朱で絵がかれていて、どこかレトロな雰囲気が魅力。

長崎・波佐見で唐津焼を作陶している利左ェ門窯。唐津焼の土と釉薬で黄瀬戸のような雰囲気に仕上げたユニークな一品です。
丸みのないシャープなデザインですが、土の温もりを感じます。

江戸時代に船に乗ったお客さんに食べ物を売る商人が「食べないか」という意味で「くらわんか」と声をかけて、そのとき提供していたのが「くらわんか椀」。
船内でも安定するように高台が大きく作られているため、手で掴みやすくなっています。
細かく絵がかれたボーダーがモダンな雰囲気です。

無色の釉薬に青い顔料を混ぜて作られた、柔らかい色味の清水焼。伝統的な三島模様と「削ぎ」の技法で生み出されたデザインは飽きが来ず、長く使えそうです。

花茶碗には、他にも様々な絵付けのものがあります。好みの絵柄を探してみてくださいね。

2010年にグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞した肥前吉田焼の水玉柄食器。水玉部分はへこんでいるので、レトロポップな絵柄がかわいいだけでなく、持ったときに手になじみやすい、という機能性もあります。

深みのある色味で、千筋模様が描かれています。「粉引」という素地に白い土を重ねる技法で作られており、素朴な風合いが楽しめます。

一見シンプルな横縞ですが、手描きで絵がかれているため、一本一本太さやにじみ、色の濃さなどに違いがあります。どんな食器とも相性のよいお茶碗です。

朱と黒のシンプルな越前塗りの夫婦セット。漆塗りなのに食器洗浄機対応なのが嬉しい！漆塗りならではの上質な雰囲気を気軽に楽しめます。

一味違うカラーが欲しい、という方におすすめなのがこちら。黄・灰・紺・緑など全6色から選ぶことができ、食卓をカラフルに彩ってくれます。

漆塗り、というと扱いが難しいように思えますが、「お椀や うちだ」は作業工程を高級なものとは変えることで、普段使いしやすいお椀を作り出しました。経年変化が楽しめる上、修理も可能なので、長く使い続けたい一品です。

お揃いのお茶碗を見ると結婚をした実感も感じられそうです。二人で選んだお気に入りの夫婦茶碗で、幸せな食卓を演出してみてくださいね。