毎日の食卓に欠かせない、ご飯とお味噌汁。ずっと使うものだからお茶碗と汁椀は、いいものを大切に使い続けて行きたいですよね…。 そこで今回は、そんなこだわり派さんにおすすめの”お茶碗&汁椀”をご紹介したいと思います。よそったご飯や味噌汁を美味しく引き立ててくれる器達は、食卓を豊かにするパートナー。手に取った時の手触りや口当たりの優しさ…そんな使い心地の良さにもこだわって、自分にとってのとっておきのひとつを選んでみませんか!2018年09月01日作成
真っ白なご飯に、旬の野菜でつくる味噌汁。和の朝ごはんで始まる一日は、なんだか穏やかで、日本に生まれたことをあらためて幸せと感じる瞬間ではないでしょうか…。
みなさんは、日々の食卓でどんなお茶碗と汁椀を使っていますか?毎日使うものだから、いいものを長く大切に使って行きたいですよね…。お茶碗と汁椀を目の前にして食卓に座った時、心の底からほっと出来る、そんなお気に入りのひとつを選んでみませんか!
小鹿田焼きの代表的な技法「飛び鉋(かんな)」を施したお茶碗は、成型した茶碗に化粧土をかけ、ロクロを回しながら鉄の鉋の先をあて、化粧土を削り、鉋の跡をつけていきます。削る度にリズミカルに顔を覗かせる黒土。ぬくもり感にあふれ、素朴でありながら、どこかモダンな雰囲気がとっても魅力的です。
約60時間もの間、火を絶やすことなく「登り窯」で焼成されるお茶碗。火のあたり具合によって、その仕上がりにも違いが現れるそうです。まさに、ひとつひとつが、自分にとっての、とっておきのお茶碗になります。少し浅めのお茶碗は、例えば小鉢として、和・洋・中様々なおかずを引き立ててくれることでしょう。江戸時代から変わることなく受け継がれてきた、その歴史と、手しごとがなせる技を、その手に感じてみませんか!
指を掛けやすい高台と、「宋艸窯」二代目として製作に携わる竹之内琢さんお得意のしのぎの凹凸、手にした時に指先から伝わる土の質感、その全てが心地よい一体感をつくる”しのぎのお椀”。和・洋・中のどの料理にもお似合いで、電子レンジにもオーブンにも対応しているので、日常使いのお茶碗として、きっと大活躍してくれることでしょう。
柔らかな「白(粉引)」、清涼感のある「わら白」、古き時代より愛されてきた織部釉の「緑」、まるで夜の闇のような「紺」、そして控えめな甘さが魅力の「マット赤」。家族それぞれに、お好きな色のお茶碗を決めて使うというのも楽しいですね!
とにかくシンプルなお茶碗が好き!という方におすすめな”麻の糸”のお茶碗。高台に施された2色のカラーが、なんともバランスの良いアクセントに!呉須(ごす)という、藍色の顔料を使った「インディゴ」。錆釉(さびゆう)を使った「セピア」。落ち着いた色味の2色に、麻の糸のようなシャリ感のある縞が、シンプルながらも静かな存在感を放ちます。
とにかく、よそったご飯を美味しく見せてくれるお茶碗。飽きることなく、長く使い続けたくなるその理由が、まだまだいくつもありそうです…。
熟練の職人の手しごと、古き良き日本の道具を「使い手」の立場に立った視点で作り続ける東屋(あづまや)からは、シンプルな無地の椀「花茶碗 土灰(はなちゃわん どばい)」をご紹介したいと思います。程よく丸みを帯びた形と、シンプルで主張しすぎない風合いが魅力の”花茶碗”。手に持った時にしっくりと優しく手に馴染み、手持ちのどの和食器ともよく合います。
大きさは大と小の2種類。小は子どもから大人まで使えるサイズなので、家族で同じサイズを揃えるのもおすすめ!大サイズは、しっかりとした深さがあるので、お茶漬けや、小腹が空いたと時などに、うどんを作って食べるなど、使い勝手も抜群です。また、大と小の2つを積み重ねると、大サイズの中に小サイズがすっぽりと収まるので、食器棚に収納している姿も美しいのが嬉しいポイント。
九谷青窯の陶工のひとり、高祥吾さんがつくる「色絵遊び葉」。のびやかに描かれたひと枝に、色づいた葉っぱが躍動的に描かれています。九谷焼らしさを思わせる色合いと、遊び心ある色の取り合わせは、思わず見とれてしまうほど。絵柄と余白のバランスも絶妙です。
女性にぴったりな小さなサイズ、男性には大きいサイズもあるので、夫婦茶碗として使っても、お祝いの贈り物として贈られても、喜ばれそうですね!
白山陶器の日本を代表するプロダクトデザイナーの森正洋氏が手掛ける代表作、平茶碗からは、おすすめの9柄をご紹介したいと思います。こちらの平茶碗は、一般的な飯椀よりも直径が3cm程大きく、炊きたてのほかほかご飯も、賑やかな炊き込みご飯も、美しくおいしそうに見せてくれます。
そのひとつひとつがアート作品のようで、どれにしようか考えるのが楽しみに…。ご飯は勿論、煮物や副菜などの盛り付けにもぴったりな平茶碗。是非、日々の食卓を美しく彩ってみませんか!
白地にカラフルな花や蝶がつながり、円を描く飯碗は、程よくぽってりとした厚みと、瑞々しい透明感ある色合いがとっても爽やか。食卓にあるだけで、場の雰囲気が和みそう。シンプルな形は、小鉢として前菜を盛り付けたり、カフェオレやお抹茶を注いでティータイムでも活躍してくれそうです。
重ねた姿もどこか愛らしく、自分用としては勿論、来客時などのおもてなしシーンにもいくつかあれば、自然と会話も弾みそう!
1996年にグッドデザイン賞を受賞した薗部産業の”銘木椀(めいぼくわん)”銘木とは、鑑賞的価値をもっている木材のことで、美しい木目の素材は、確かな技術を持った職人たちの手仕事によって仕上げられ、なめらかな感触と、優しい丸みのあるデザインが魅力的です。素材には、日本で育ったサクラ、ブナ、クリの木を使用。天然の素材を使用しているので、木目や木肌の色がそれぞれに違います。
表面にはウレタン塗装が施されているので、洗いやすく、水切れも良いのでお手入れ簡単!まさに日常使いにピッタリの汁椀です。使い続けていくほどに、味わい深い色合いへと変化し、その経年変化も楽しみのひとつに…。手のひらに包み込んだ時に、優しくしっくりくる形がなんとも愛らしい汁椀、いつもの食卓にぬくもりある木のぬくもりをプラスしてみませんか!
樫(かし)の木の木目が美しい汁椀。虎のシマのような模様「虎斑(トラフ)」が、ひとつづつ異なる表情を作り出し、ふたつとして同じものはありません。高台は小ぶりですが、安定感は抜群!口元部分は薄く、底に近づくにつれ厚手になっているので、重心がしっかりと下にあり、転がってしまうということはめったに無いそうです。
用途を限定しない程よいサイズ感は、その日の気分で、ご飯を盛りつけたり、小鉢として使ったりと、汁物だけにこだわらない使い方が楽しめます。
和食器・洋食器、そのどちらとも相性の良いデザインの”KOZ椀”は、底面に凹凸が無いので、安定した使い心地を楽しむことが出来ます。素材には天然のなつめの木を使用。ひとつひとつ違った表情をみせてくれます。
お味噌汁だけでなく、例えば、お粥、コーンスープ、シリアル…などなど、盛り付けるものを選ばない、その使い勝手の良さも魅力のひとつ。多用途に使えるこんな汁椀がおうちにいくつかあると、とっても重宝しそうですね!
縄文時代からウルシの木が多く自生していたため、古くから生活に根ざした漆器が作られていた岩手県八幡平市。そこで作られる純国産漆を使用した安比塗の汁椀は、手のひらにおさまりやすい小振りなサイズが可愛らしい雰囲気です。
一見すると小さいようですが、見た目より容量が入り、安定感のある使い心地が魅力的。3.8寸は手の小さい女性やお子さまに、4寸は普段使いの汁椀として、たっぷりとお味噌汁をよそることが出来ます。たっぷり入る5寸は、お蕎麦やラーメンは勿論、丼ものを盛り付けるのに丁度良いサイズ。用途に合わせて選んでみてはいかがでしょう!
旅持ちの抹茶碗をモチーフにしたという”小福椀(こふくわん)”は、ふっくらとした柔らかなシルエットと、福が舞い降りて来そうな幸せいっぱいなネーミングも魅力的!輪島キリモト独自の技法「蒔地(makiji)技法」で仕上げた”小福椀(こふくわん)”は、金属のカトラリーを使っても傷が付きにくく、マットな質感が特徴的。普通に洗剤で洗っても大丈夫なんだそうです。
また、漆器と聞くと、お手入れの方法が難しく敷居が高いイメージがありますが、乾燥した環境におくことだけ気を付ければ、あとは毎日普通に使って、普通に洗う、そんな当たり前の使い方が一番のお手入れになるのだそうです。
福島県会津地方に伝わる伝統工芸品で国の伝統工芸にも指定されている会津漆器の「ほっこり椀」。その歴史ある伝統を受け継ぎながらも、現代に馴染むよう樹脂製でつくられています。天然木ならではの木目をナチュラルに再現し、素材を木から樹脂に変えることで、耐衝撃性や耐熱性にも優れ、より使い勝手の良い器に。傷もつきにくく、例えば落とした時にも壊れにくいので、大人は勿論、小さなお子様でも安心して使うことが出来ます。
そして、この椀の嬉しいポイントは、電子レンジや食器洗浄機にも対応していること。毎日の食卓で気兼ねなく使えるところが嬉しいですね!ぽってりとした丸いフォルムは、食卓にあるだけでなんだか”ほっこり”心が和みます。
毎日の食卓で使うお気に入りのお茶碗・汁椀。職人さんのこだわりや、手しごとが伝わるあたたかさ…そのどれもが、とっておきで、魅力あふれるものばかりです。ご飯と味噌汁がある食卓は、元気の源。質感や手触り、好きな色や柄、使い勝手の良さ…ゆっくり吟味しながら、とっておきのひとつを選んでみてはいかがでしょうか!
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