簡単にできるテーブルコーディネートのコツは?
テーブルコーディネートは、高度な技術やセンスが必要と思うかもしれませんが、いくつかのポイントを押さえることで、誰でも見栄えのするテーブルコーディネートを実践することができますよ。
テーマを決めてテーブルコーディネートしてみよう
自宅で気軽に楽しむテーブルコーディネートに厳密なルールはありませんが、初心者さんは「テーマ」を決めてから器を中心に準備するといいでしょう。メインディッシュの「食材の色」または「季節感」をテーマに考えると、コーディネートしやすいのでおすすめです。
テーブルコーディネートの手順
まずはメインディッシュで使いたい器を選び、クロス、取り皿、グラス、カトラリーを組み合わせていきましょう。テーブル上で面積の大きいアイテム同士の相性を考慮すると、ちぐはくな印象を防げます。和食器、洋食器、土もの、石ものなど、器の雰囲気や質感、色のトーンで合わせるのもコツ。
気に入った作家ものやブランドがあれば、一つのラインで揃えるという方法も。初心者さんでも簡単に統一感を持たせることができます。
「食材の色」をテーマに
カラフルな食材には…
赤や黄色など華やかな色合いのメインディッシュには、カラフルさを際立たせる器が良く似合いますね。黒や白は食材とのコントラストが強いので、意外と使いやすいのは中間色の器です。
出典:www.instagram.com(@kozlife_tokyo)
こちらは、彩り豊かな食材を使った料理を活かすため、シックなトーンの器でテーブルをまとめています。マットな質感の<Ena>の器に、リゾット、エスカベッシュ、野菜スティックなどそれぞれの持つ色が映えて、目にも楽しいテーブルに。
シンプルな色の食材には…
白や茶色などのシンプルな色の食材には、表情豊かな器が良く映えます。プレーンな器より、柄物や質感が強い器がおすすめです。
出典:www.instagram.com(@ha.mo.ni)
こちらは、花や蝶が描かれたアンティークの輪花皿に鯛そうめんを盛り付けたもの。染付けの優しい藍色で爽やかな印象に。メインのお皿に合わせて和食器を組み合わせた、大人っぽいコーディネートです。
「季節感」をテーマに
ガラスの器で透明感を
例えば「夏」がテーマなら、涼しげな質感、色、モチーフなどを取り入れてみるのもよいですね。例えば、定番のスープも透明感のあるガラスのボウルに注ぐだけで、爽やかに楽しめます。
竹かご、ざるで涼やかに
竹かごや竹ざるは、盛り付けの器としても素敵です。例えば、茹でた枝豆やとうもろこしを入れたり、豆皿を複数並べて小さなおかずを少しずつ盛り付けるのもおすすめの使い方。他にも、パン皿や菓子皿にと自由に使ってみてください。
初心者さんも真似しやすい盛り付けテクニック
グラスを活用
素敵なテーブルコーディネートを見ると、器の組み合わせ以外に、盛り付けにもたくさんの工夫がされていますよね。例えば、グラスは飲み物だけでなく、小鉢のように使うこともできます。
豆皿を活用
豆皿は、醤油入れや薬味皿以外にもおしゃれな使い道があるんです。おしゃれな使い方のポイントは、大きめのお盆や折敷などに複数枚並べてセットして、おかずを少しずつ盛り付けて余白を残すこと。こうすることで、料亭のお料理のような上品な食卓を演出できます。
カッティングボードを活用
カッティングボードは、その名の通りまな板ですが、シンプルで上質な木製のカッティングボードは、盛り付けにも大活躍。カフェ風の朝食&ランチのワンプレーとや、おつまみを並べて晩酌のお供など、シーンに合わせて使ってみましょう。
より楽しく美味しく食事する空間作り
出典:unsplash.com
今回の記事では、普段の日にも簡単にできるテーブルコーディネートのコツや盛り付けのアイデアをご紹介しました。料理の持つ色味を引き立てる器を選んだり、食べやすく美しい盛り付けなど、ひと手間加えることで、日々の食事の時間は豊かになります。日常の中での心地よいスタイルを育くんでいくのも素敵な暮らし方ですね。
画像のココア色のマットな陶器は、シンプルな中に細やかな手仕事が美しい<音喜多美歩>さんの器です。レースのようなリムのデザインが料理を縁取って、素敵なアクセントになっていますね。