どんなお弁当箱を使っていますか？
続いて、アルミ、ステンレス、使い捨て容器と続きます。木製や竹製のお弁当箱を使っている方もいて、様々な素材のお弁当箱があることが分かります。
あなたのおウチには、どんなお弁当箱がありますか？
自然素材で上品＆優しさあふれる木のお弁当箱
お米がおいしい「杉（曲げわっぱ）」
曲げわっぱのお弁当箱は、何といっても「お米がおいしい」のが魅力です。木がお弁当箱の中の水分を調整してくれるので、冷めてもごはんが固くならずにいただけます。この水分調整機能のおかげで、ごはんが傷みやすい夏に暑さにも対応できるんですよ。
温もりと懐かしさが楽しめる曲げわっぱのお弁当箱の良さが、今見直されています。
天然の抗菌作用が高い「アスナロ」
アスナロは青森県では「ヒバ」、新潟県佐渡島では「アテビ」などと呼ばれている樹木です。住宅材の他、まな板に使われることが多いことでも知られています。
「アスナロ」は、抗菌作用の高い「ヒノチオール」という成分を多く含んだ木材です。殺菌・防腐作用があるので、作ってから時間をおいて食べることが多いお弁当を詰めるのに向いているのだそう。
また、美しい木目もアスナロの特徴です。凛としたたたずまいは、大人にぴったりなお弁当箱として人気が高いです。耐水性にもすぐれているので、毎日使っても大丈夫。料亭のような気分でお弁当タイムを楽しんでみてはいかがでしょうか？
「ブナ」のやわらかさが伝わるお弁当箱
日本を代表する樹木「ブナ」もお弁当箱に適しています。「ビーチ」とも呼ばれ、北欧家具などにも使われているので、耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか？
木目がまっすぐな点も魅力の一つです。木のお弁当箱は、一つひとつ木目が違って味わい深いものです。ぜひ、お気に入りの品を見つけたいですね。
ブナは家具に使われるだけあって衝撃に強く、毎日使うお弁当箱におすすめです。お弁当箱の中の余分な湿気を外に逃してくれるので、ごはんやおかずがべちゃっとなるのを防ぐ効果があります。
ブナは木肌が白いので、ごはんやおかずの色が映えてよりおいしそうに見せる効果もありますよ。
竹のお弁当箱は通気性抜群
古くから、生活道具や農業用具として使われてきた竹は現代の生活にもなじみがあります。竹製の家具や雑貨はスタイリッシュな印象がありますよね。
竹を編んで作る「竹かご」はお弁当箱としても使われることが多いです。通気性が高いので、おにぎりやサンドイッチなどを入れるのにおすすめです。
軽くて丈夫な竹のお弁当箱をピクニックのお供にしてみてはいかがでしょうか？洋風のお弁当箱も白い竹の素材に良く映えます。長く使っていくと飴色に変化するのも楽しみの一つです。
丈夫な素材なので、長く使える点も嬉しいですね。家族の思い出と一緒に竹のお弁当箱を使うのもステキです。
丈夫さと手軽さが魅力の金属製・プラスチック製お弁当箱
昔も今も子どもにおすすめの「アルミ（アルマイト）」
「アルミ（アルマイト）」のお弁当箱、と聞くと「ザ・昭和！」と言われそうですが、実は最近の幼稚園では「アルミ（アルマイト）」のお弁当箱を推奨している園も多いんです。
その理由は、高い熱伝導率。冬場に保温器でお弁当箱を温める園では、プラスチック製のお弁当箱がNGの場合もあるんです。保温器にそのまま入れられる「アルミ（アルマイト）」のお弁当箱はママ達の間では有名なんですよ。
また、「アルミ（アルマイト）」のお弁当箱は軽くて丈夫です。かぶせフタ構造は、パッキンの開け閉めが難しいお子さんにも安心です。
油落ちも良く、変色しないので簡単に汚れが落とせます。忙しい主婦にとっては大助かりです。シンプルな形は、男性も持ちやすいので旦那さん用のお弁当箱にも良さそうです。
つややかな光沢が美しい琺瑯
白い光沢が美しい琺瑯は、清潔感がありお弁当箱におすすめです。シンプルなデザインのものが多いので、和食・洋食・パンなど様々なお弁当箱に合います。
保存容器として使われることが多いイメージですが、使いやすいデザインがお弁当箱にも適していると、おしゃれな女性の間で人気なんですよ。
どことなくレトロな雰囲気の琺瑯は、匂いや汚れがつきにくいのが特徴です。シチューやカレーなどの保存容器としても使われるほどなので、匂いうつりを気にせず使えますね。
また、琺瑯は鉄にガラス加工をして作られています。鉄は熱伝導率が高いので、保冷剤などの上に乗せるとあっという間に中身が冷めます。風味を落とさずおかずを冷やし、また傷みにくくする効果もある点もお弁当箱向きなんですよ。
丈夫さピカ一の「ステンレス」
アウトドアの調理器具として知られているステンレス製品。軽くて丈夫なので、うっかり落としてしまっても変形したり割れる心配はほとんどありません。お子さんが長年使っても凹まない、というママの声も多いのがステンレスのお弁当箱です。
また、色うつりしない点もステンレスの魅力です。お弁当箱にケチャップやソースなどの色がついて落ちない、という方はぜひステンレスのお弁当箱を使ってみてください。食器用洗剤で洗えば、すぐに元通りキレイになりますよ。
ステンレスのお弁当箱にはパッキンがついているタイプも多いので、多少の汁気があっても漏れにくいのが嬉しいですね。大人はもちろん、お子さん用にもおすすめです。
デザイン豊富な「ポリプロピレン（プラスチック)」
手軽に使えるお弁当箱として人気の「ポリプロピレン（プラスチック)」製。色やデザインが豊富なので、いくつか持っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか？
有名デザイナーとのコラボ商品やキャラクターものなども多いので、選ぶのが楽しくなりますね。
「ポリプロピレン（プラスチック)」製のお弁当箱は、電子レンジ対応OKのものが多いです。オフィスで温め直して食べたい、前夜に詰めたおかずをもう一度温めたい、という時にとても便利です。
大きさや形のバリエーションが豊富で、入れたいものや食べる量に合ったサイズを探しやすい点も魅力の一つです。
素材にこだわってお弁当をもっとおいしくしよう！
お手入れの手軽さや丈夫さならステンレスやプラスチック製がおすすめです。ぜひ、使い方によってお弁当箱を選んでみてはいかがでしょうか？
伝統工芸品として有名な「曲げわっぱ」は、杉やひのきの薄板を曲げて作られています。
秋田杉や長野県の木曽ひのきなど、日本各地で昔から使われています。フタを開けると、ほんのり木の香りが感じられるお弁当箱です。