実用的で、しかもおしゃれなミルクパンがあると、キッチンが楽しくなります。コンパクトで様になるので、テーブルに登場させても違和感なし。ぜひ、こだわりのミルクパンを暮らしの中に取り入れてみませんか？あなたは、どれがお好み？

ぽってりとしたフォルムが温もりを感じるDANSKのホーローのミルクパン。DANSK社は1954年創業、デンマークのキッチンツールなどのブランドです。「DANSK」とはデンマーク風という意味で、スカンジナビアモダンアートがコンセプト。デンマーク王室やルーブル美術館コレクションにも加わっています。

こちらは、商品名は「バターウォーマー」になっていますが、ミルクパンとして使えます。飲み物をを温めたり、ゆでたまごなどのお弁当のおかずを作ったり、野菜の下ゆでや離乳食作りにもおすすめです。写真のような可愛い取っ手の蓋付きも。この蓋は、鍋敷きにもなります。

写真のパンは、ミニココット。バターウォーマーとサイズは同じですが、持ち手が違います。テーブルにそのままソースを出したいときなどに便利。このシリーズは、マスタードイエローのほか、ホワイト、チリレッド、ティール（ブルー）があります。

もうちょっとだけ大きいサイズがいいなぁという人には、こちらのソースパン1Lがおすすめ。バターウォーマーより、ひとまわり大きくて、ブロッコリ―1個分を下ゆでできるくらいの大きさ。少量のスープを温めるのも便利です。

「月兎印」は生活商品全般を扱う株式会社フジイがまだ藤井商店と名乗っていたころ、大正15年に誕生しました。月兎印の現在の製造は、野田琺瑯の熟練の職人によって、ひとつひとつ手作りされています。ホーロー製で、レトロでシンプルなデザインが飽きのこない美しさ。

グローバルナイフのデザインでも知られる山田耕民氏によるデザイン。シンプルでスリムな暮らしになじむフォルムです。ホーローの独特な質感もこのミルクパンの人気の理由。IHでの使用も大丈夫です。

直径14㎝と少し大きめで、お味噌汁やスープ、ちょとした煮物など、いろいろと使い勝手のいいミルクパンです。

両側に注ぎ口があるので使いやすく、左利きさんにも嬉しいですね。

1959年創業のdexam社は、イギリスのキッチンツールメーカー。こちらのミルクパンは、デクサスの信頼の技術が生きた「Vintage home」というホーローシリーズの製品です。

特徴は、発色の美しさと丸みのある可愛らしいフォルム。釉薬を2度掛けすることで、ビンテージ感のある独特の色味を出しています。耐久性も抜群で、親子2代で使えるほどだとか。

その美しい色とフォルムは、卓上にそのまま出したくなりますね。容量は670mlでコンパクトなので、とてもおしゃれ感があります。カラーバリエーションも豊富。

ちょっとしたスープなどにも役立つデクサムのミルクパン。朝食のテーブルも楽しくなりそうですね。直火だけでなく、オーブンも使えます。

柳宗理氏はオート三輪から玩具、家具に至るまで様々なジャンルのデザインを手がけた工業デザイナー。グッドデザイン賞を受賞したこちらのミルクパンは雪平鍋をヒントに作られました。長く愛用できる普遍的なデザインです。

実用的で美しい「用の美」。柳宗理らしいコンセプトが表現されたミルクパン。注ぎやすさ、切れの良さを考え尽くしたフォルムが特徴的です。18－8ステンレス使用で、耐久性に優れ、しかも衛生的です。直径16㎝。

ゆで卵をゆでたり、一人分の麺類をゆでたり、なにかと登場回数の多い実用的なミルクパン。ひとつあると、本当に助かります。

ふたを回転させるとすき間ができるので、湯切りや吹きこぼれ防止、適量の煮汁を捨てるときに便利。こうした暮らしに役立つさりげないアイデアが、柳宗理のアイテムが支持される理由でしょう。

ステンレスのスタイリッシュな質感と素朴な木の持ち手の組み合わせの対比が魅力的な工房アイザワのミルクパン。

工房アイザワは新潟県燕市で大正11年創業、キッチン用金属製品を製造する会社です。昔ながらのものづくりの製法を大切にしながら、暮らしに寄り添う道具を作っています。

ちょっと上向きに付けられた樫の木の持ち手。握りやすいように緩やかなカーブを描いています。使い込むほどに艶が出て味わいが増します。

ミルクを温めるのはもちろん、汁物や揚げ物などいろいろな使い方ができます。ステンレス製なので特別なお手入れをしなくても、丈夫で錆びにくく長持ち。左右どちらからでも注げる両口付きが嬉しいですね。

ちょっと温めたり、あと一品つくったり、というときにあると便利な「ミルクパン」。こぶりで使いやすく、使わないときは壁に掛けるとインテリアとしてもおしゃれです。ぜひお気に入りのミルクパンを見つけて、キッチンに立つ時間を楽しみましょう。