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イギリスアンティークショップを営む両親の元に生まれ、自然とアンティークの雑貨や服に触れる機会が多かった幼少期。中学生の時にお母さんの勧めもあってはじめた、雑誌『Olive(オリーブ)』でモデルデビューして以来、様々な雑誌でモデルを務められました。大学在学中に『Made in COLKINIKHA(コルキニカ)』を立ち上げ、以降様々なブランドのデザイナーやディレクターとしてもマルチに活躍されています。
今のおしゃれの気分や、出産を機に変化したおしゃれについてやお子さんとのこれからについて、陽射しが降り注ぐ素敵なご自宅にお邪魔してお話を伺いました。
今のおしゃれの気分や、出産を機に変化したおしゃれについてやお子さんとのこれからについて、陽射しが降り注ぐ素敵なご自宅にお邪魔してお話を伺いました。
最近のおしゃれ
少しの抜け感
「娘を出産してからまだ元の体重に戻っていなくて、今は隠したいところがたくさんあります。でも、腕の太さはそこまで変わらなかったので夏なので出してみようかな。と思い、今日は出してみました。」
そうちょっと恥ずかしそうに話してくれた酒井さん。もし、思い切ってできるのならどんなおしゃれをしたいか聞いてみました。
「背中が開いている服や、肩を出すオフショルダーなど部分的に露出ができる服に目がいきます。でも決してセクシーにはなり過ぎず、ナチュラルではあるんですが少しの抜け感があるおしゃれを楽しみたいですね。」
そうちょっと恥ずかしそうに話してくれた酒井さん。もし、思い切ってできるのならどんなおしゃれをしたいか聞いてみました。
「背中が開いている服や、肩を出すオフショルダーなど部分的に露出ができる服に目がいきます。でも決してセクシーにはなり過ぎず、ナチュラルではあるんですが少しの抜け感があるおしゃれを楽しみたいですね。」
酒井さんが思う『少しの抜け感』とは、気取らない肩の力を抜いたおしゃれのこと。
大人の女性が魅力的に見える『少しの抜け感』とは、どんなおしゃれのことなのでしょう。
「どんな人でもそうだと思うのですが、みんな今の私のように自分の中で隠したい部分はあると思います。でも隠すだけじゃなく、自分の中で一番自信のあるところを出すことで、その人が素敵に見える女性らしさに繋がっていくと私は思っています。」
ただ露出をするのではなく、大人の女性は部分的に抜け感を取り入れることで、女性らしさを演出できたり、自分自身の魅力を再認識することができそうですね。
大人の女性が魅力的に見える『少しの抜け感』とは、どんなおしゃれのことなのでしょう。
「どんな人でもそうだと思うのですが、みんな今の私のように自分の中で隠したい部分はあると思います。でも隠すだけじゃなく、自分の中で一番自信のあるところを出すことで、その人が素敵に見える女性らしさに繋がっていくと私は思っています。」
ただ露出をするのではなく、大人の女性は部分的に抜け感を取り入れることで、女性らしさを演出できたり、自分自身の魅力を再認識することができそうですね。
季節を問わず着たい、素材やデザインを楽しめるアイテム
「アクセサリーだけじゃなく、服も個性的なデザインの物が好きです。打ち合わせの合間で時間が空いたときや旅行先など、素敵だと思うアイテムを見つけては購入しています。」
酒井さんの選ぶアイテムはどれも色鮮やかで個性的。
酒井さんの選ぶアイテムはどれも色鮮やかで個性的。
バックスタイルにカラフルなフリンジがあしらわれたトップス。こちらは台湾旅行中に見つけた一着なんだとか。
2色のグリーンのビジューが交互についたバッグはアンティークのもの。パーティードレスに合わせたり、シンプルなコーディネートのときにも使いやすいそう。
「素材だと、特にオーガンジーやチュールなど可愛らしい薄手の素材が好きで、冬でもコーディネートに合わせたりしています。」
酒井さんの持っているアイテムの一点一点は、どれも表情豊かで個性的。
一見、コーディネートが難しそうにみえるアイテムでも、酒井さんの手にかかれば大人っぽくも、可愛らしくも印象が変わります。
2色のグリーンのビジューが交互についたバッグはアンティークのもの。パーティードレスに合わせたり、シンプルなコーディネートのときにも使いやすいそう。
「素材だと、特にオーガンジーやチュールなど可愛らしい薄手の素材が好きで、冬でもコーディネートに合わせたりしています。」
酒井さんの持っているアイテムの一点一点は、どれも表情豊かで個性的。
一見、コーディネートが難しそうにみえるアイテムでも、酒井さんの手にかかれば大人っぽくも、可愛らしくも印象が変わります。
出産を機に変化したおしゃれ
子どものことが第一で始まるおしゃれ
妊娠中はどんなおしゃれを楽しんでいましたか?
「妊娠中はゆったりとしたワンピースばかり着ていました。元々ワンピースはゆったりとしたシルエットのものが好きでしたし、昔買った古着のワンピースやバカンス用のワンピースなどを久しぶりに出して着ていました。」
「妊娠中はゆったりとしたワンピースばかり着ていました。元々ワンピースはゆったりとしたシルエットのものが好きでしたし、昔買った古着のワンピースやバカンス用のワンピースなどを久しぶりに出して着ていました。」
改めてマタニティー服を買うことはなかったと話す酒井さん。意外にも出産後初めて購入したアイテムがあったそうです。
「最近やっとお買い物に行けて、授乳しやすい前開きの服をまとめ買いしました。実は前開きの服は持っていなくて、授乳の際にとても大変で…。最近では娘のことを考えながらするお買い物がほとんどです。」
出産をする前までは、空いた時間にふらっと出かけてお買い物をすることが多かったという酒井さん。今はそうも言っていられないようで、2人で近くの郵便局に行くのがやっとです。と笑いながら話してくれました。
昔から好きだったのは、パリの子供服ブランド『bonpoint(ボンポワン)』。
「妊娠をしていない時からよくチェックしていた子供服ブランドで、もし子供が女の子だったら着せたいな。とよく想像を膨らませていました。」
bonpointの服を見ることは、酒井さんにとってお子さんの誕生を待ちわびる日々の楽しみの1つでもあったんですね。
「子供の頃、母は私に黒・紺・グレーのようなシックな色味のものばかりを選んで着せていました。本当はピンクや赤など女の子らしいものが着たいのに…と思っていたのですが。だから自分の子供にはピンクやレース花柄といった、女の子の大好きなものを着せてあげたいと思っています。」
真っ白で繊細なレースやパステルピンクのワンピース…。小さくて可愛らしい子供服ですが、女の子のものならなおさらですね。
「最近やっとお買い物に行けて、授乳しやすい前開きの服をまとめ買いしました。実は前開きの服は持っていなくて、授乳の際にとても大変で…。最近では娘のことを考えながらするお買い物がほとんどです。」
出産をする前までは、空いた時間にふらっと出かけてお買い物をすることが多かったという酒井さん。今はそうも言っていられないようで、2人で近くの郵便局に行くのがやっとです。と笑いながら話してくれました。
昔から好きだったのは、パリの子供服ブランド『bonpoint(ボンポワン)』。
「妊娠をしていない時からよくチェックしていた子供服ブランドで、もし子供が女の子だったら着せたいな。とよく想像を膨らませていました。」
bonpointの服を見ることは、酒井さんにとってお子さんの誕生を待ちわびる日々の楽しみの1つでもあったんですね。
「子供の頃、母は私に黒・紺・グレーのようなシックな色味のものばかりを選んで着せていました。本当はピンクや赤など女の子らしいものが着たいのに…と思っていたのですが。だから自分の子供にはピンクやレース花柄といった、女の子の大好きなものを着せてあげたいと思っています。」
真っ白で繊細なレースやパステルピンクのワンピース…。小さくて可愛らしい子供服ですが、女の子のものならなおさらですね。
これからの楽しみ
お子さんが成長するにつれて、いろんなところに出かけることができたり、これからもっと楽しみが増えていきます。お子さんと出かけてみたいところや、やってみたいことなどはありますか?
「今年は行けなかったのですが、旦那さんがキャンプが好きなので、来年は行きたいですね。自然に触れたり、いろいろなことを娘に教えてあげたいです。あとキャラクターミュージアムとか行ったりするのかな。そう考えるだけで今から楽しみです。」
子供がいないと行かなかったところや、子供とランチができるお店。今までは行かなかったような場所を新たな目線で開拓していけるのは素敵なことですね。
「今年は行けなかったのですが、旦那さんがキャンプが好きなので、来年は行きたいですね。自然に触れたり、いろいろなことを娘に教えてあげたいです。あとキャラクターミュージアムとか行ったりするのかな。そう考えるだけで今から楽しみです。」
子供がいないと行かなかったところや、子供とランチができるお店。今までは行かなかったような場所を新たな目線で開拓していけるのは素敵なことですね。
100%の好きのかたち
今年から始動するbaby & kidsブランド 『tytaar (ティタール)』。
先日ご自身のインスタグラムに、〈子供服は“100%思い切りかわいくても許される”〉〈“わたしの ”すき” がそのまま形になる。”〉と投稿されていましたが、酒井さんの“すき”とはどんなものなのでしょうか?
先日ご自身のインスタグラムに、〈子供服は“100%思い切りかわいくても許される”〉〈“わたしの ”すき” がそのまま形になる。”〉と投稿されていましたが、酒井さんの“すき”とはどんなものなのでしょうか?
「ガーリーな物が昔から好きで、だけど大人になればなるほど着られなくなったり、さじ加減が難しかったりします。だから、『And Curtain Call(アンドカーテンコール)』のデザインをするときは、いつも引き算をしています。可愛さを残しつつ、入れすぎないように…。大人向けの、リアルクローズ作りを心がけています。でもtytaarではその引き算の必要なくて、オリジナルで描くテキスタイルも思いっきりラブリーな花柄にしてみたり、丸襟の甘いデザインのものを作ったりしています。」
これからますますお子さんも成長していきます。きっと日々の成長に毎日目が離せませんね。雑誌『Olive』で育った少女は、お子さんの成長を見守る優しい母の顔になっていました。
これからますますお子さんも成長していきます。きっと日々の成長に毎日目が離せませんね。雑誌『Olive』で育った少女は、お子さんの成長を見守る優しい母の顔になっていました。
酒井景都(ファッションデザイナー)
イギリスアンティークショップを営む両親の元に生まれる。中学生の時に雑誌『Olive』でモデルデビューして以来、ファッション誌などでモデルとして活躍をする。『Made in COLKINIKHA(コルキニカ)』をはじめ、様々なブランドでデザイナーやディレクターを務め、現在はアパレルブランド『And Curtain Call(アンドカーテンコール)』のデザイナーとして活動している。baby & kidsブランド 『tytaar (ティタール)』がスタート予定。
著書には、「Cahier romantique」(MARBLE BOOKS)「Girl in Mode Kate's BOOK」(宝島社)他。
著書には、「Cahier romantique」(MARBLE BOOKS)「Girl in Mode Kate's BOOK」(宝島社)他。
鮮やかな黄色が印象的なこちらのワンピースは『Sea New York(シーニューヨーク)』のもの。胸元のリボンやバックデザインが、適度な肌見せを演出してくれます。