住空間には、家具等の配置等によって生じるデッドスペースが意外とあるものです。
活用されていない空間に、観葉植物を集中させて置けば、限られた住空間を有効活用することも出来ます。
以下では、室内の一角に観葉植物を上手くコーディネートした例を、テーマ毎に紹介しますので、ぜひ参考にして、室内の一角を自分好みの植物園に仕立ててみましょう。
紹介するテーマは、以下の通りです。
1.部屋のコーナーを利用して
2.カウンターに並べて
3.サイドボードや小さなテーブルに飾って
4.ダイニングテーブルに「植物園」を
5.棚の中や上に飾り付けて
6.吊るして置いて
7.小さな「植物園」
1.部屋のコーナーを利用して
2.カウンターに並べて
3.サイドボードや小さなテーブルに飾って
サイドボードの上部が空いていると、殺風景に感じます。
観葉植物のフォルムは、個性豊か。
サイドボードやカウンターの上に集合させて、眺めて楽しみましょう。
4.ダイニングテーブルに「植物園」を
5.棚の中や上に飾り付けて
6.吊るして置いて
7.小さな植物園
ダイニングテーブルやソファを座った時に、目線が合わせやすい場所に、好みの観葉植物を並べて置いてみましょう。
自然の“緑”が視界に入ると、張り詰めていた筋肉や心持ちがほぐれるものです。
「小さな植物園」は視界に入りやすい場所に。
おわりに
一般的にα波は安静時に増え、β波は、緊張時に増えます。
生け垣とブロック塀を用いた実験では、ブロック塀が緊張感をもたらし、樹木がそれを和らげるという結果が出ています。
(『造園雑誌55(5)』1992「生け垣とブロック塀をみたときの脳波特性の比較」中村隆治・藤井英二郎)。
また、緑の中では疲労の回復が早いという結果も出ています。
(『造園雑誌40(4)』1977「みどりのもたらす心理的効用に関する基礎的研究(1)」-運動生理学的アプローチによる緑の心理的効用の計量評価について-/近藤三雄・小林毅夫・小沢知雄)。
室内は限りある空間です。
上手に配置するのが難しければ、一極に集中しておけば場所を塞がず、緑を多く感じることが出来ます。
紹介した例を参考に、あなただけの「植物園」を室内に設えてみましょう。
“緑”が室内にあるだけで、心安らぎ、爽やかな気分になります。室内に緑を取り入れるだけで、人はストレスを軽減できるとも、生活に快適性や満足感を得ることができるともいわれているんです。