暮らしにちょうどいい+満足できる食費のかけ方とは?
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充実した食事を摂ることは心と体の健康にとって大切です。かといって、気の向くままに食材を買い、外食で贅沢をして、スイーツもお酒も楽しんで…。と、過ごしていると、どんどんかさんでいくのが毎日の食費。
適度な食費とは、どのくらいの金額を目安にしたら良いのでしょうか。また、どんなことを工夫したら節約ができるのでしょうか。
適度な食費とは、どのくらいの金額を目安にしたら良いのでしょうか。また、どんなことを工夫したら節約ができるのでしょうか。
1ヶ月あたりの食費の相場、平均はどれくらい?
1人暮らしの平均食費
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総務省の家計調査によると、昨年2020年度の単身世帯の食費の平均は「38,257円」でした。
そのうち外食費が7,515円。これは全ての生活費の中の25.4%に当たる数字です。
そのうち外食費が7,515円。これは全ての生活費の中の25.4%に当たる数字です。
外食や市販のお惣菜に頼っていると、やはり出費がかさみますね。毎日とはいかなくても、できるだけ自炊を習慣化すると食費を抑えていけるでしょう。
2人暮らしの平均食費
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2人世帯の平均は「66,543円」。外食費はそのうち10.4%の割合を占める6,942円。
単身世帯よりも外食費が低いのは、自炊率の高さを表しているのでしょう。夫婦やパートナーなど一緒に食べる人がいると、自宅ごはんが楽しめ、食材を無駄なく活用していけるともいえますね。
3人~4人暮らしの平均食費
3人家族の平均的な食費は「78,155円」(外食費9,039円)。
4人家族の場合は「87,071円」(外食費13,310円)。
4人家族の場合は「87,071円」(外食費13,310円)。
世帯収入や家族構成(年齢など)によって数字は異なってきますが、4人いれば毎日の食事にお金がかかってしまうのは当然のことですね。節約するには、いかに工夫をするかが大事になってきます。
5人〜6人暮らしの平均食費
5人家族の平均的な食費は「94,673円」(外食費15,149円)。
6人家族では「109,387円」(外食費15,206円)。
6人家族では「109,387円」(外食費15,206円)。
6人家族のほうが食費は高いものの、外食費にはそれほど差がありません。自宅での食事の量が多い分、自炊の効率と、日々の買い物で出費を増やさない意識が大切になってきます。
理想的な食費の月額目安は、いくら?
収入に対する食費の割合
一般的に、社会人の場合は収入(手取り)に対して【10~15%程度】を1ヶ月の食費の目安にすると良いと言われています。
エンゲル係数を計算して生活費全般の見直しを
エンゲル係数(家計の支出の中で食費にかかる割合)から、食費を見直すのも良いでしょう。
エンゲル係数(%)=食費÷生活費×100
(※生活費とは、住居費・光熱費・通品費など全ての総消費支出を表します)
(※生活費とは、住居費・光熱費・通品費など全ての総消費支出を表します)
2020年度の2人以上世帯のエンゲル係数平均値は27.5%でした。この数字より大きい場合は、食費の節約を始めてみるといいかもしれません。
食費を抑える家計管理のコツ
まずは収支と予算を把握する
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1ヶ月にどのくらい何に対してお金を使っているのかを、まずは把握しましょう。お金の流れを知ること、また自分の浪費ポイントを自覚することが、家計の管理には肝心です。
1週間単位で使える金額を計算しておく
収入と支出の詳細は可視化することが重要です。出費は具体的な数字として見えるようにしておきましょう。食費は週単位で予算を立てておくと管理がしやすくなりますよ。
1週間の食費目安
昨年度の食費の平均値をもとに1週間の平均を計算すると、以下になります。
・1人暮らし約9,000円
・2人暮らし約16,000円
・3人暮らし約18,000円
・4人暮らし約20,000円
・5人暮らし約22,000円
・6人暮らし約26,000円
収支と併せてこの数字も1つの目安とし、1週間の食費の予算を立ててみてください。
・1人暮らし約9,000円
・2人暮らし約16,000円
・3人暮らし約18,000円
・4人暮らし約20,000円
・5人暮らし約22,000円
・6人暮らし約26,000円
収支と併せてこの数字も1つの目安とし、1週間の食費の予算を立ててみてください。
必要なものはリストにしておく
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献立は1週間ごとにおおよそ考えておくと良いでしょう。それに合わせて食材や調味料など必要なものは買い物に行く前にリストアップすれば、余計な無駄使いを抑えられます。
ただし、お店に行ってみてから値段や食材に合わせてメニューを変更したほうがお得なこともあるので、あまり縛りを作りすぎず柔軟に買い物を楽しんでみてください。
ただし、お店に行ってみてから値段や食材に合わせてメニューを変更したほうがお得なこともあるので、あまり縛りを作りすぎず柔軟に買い物を楽しんでみてください。
冷蔵庫の中や食品ストックをチェックする
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食品ロスを削減することは、自分の節約にも地球環境のためにも大きな意味があります。消費せずにいつまでも冷蔵庫の中にあるものや賞味期限が切れそうな食品類がないか、定期的に確認してみましょう。
買い物は3~7日分でまとめ買いする
「目にすると、つい欲しくなってしまう」というのは、誰にでもある心理です。無駄遣いしないためには、買い物の回数を減らすというのも有効。毎日コンビニやスーパーに足を運んでいるとちょっとした出費を重ねてしまうため、計画的にまとめ買いをして、買い物に行かない日を作ることにも心がけてみましょう。
家計簿管理アプリを入れる
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自分で会計簿をつけるのはちょっと面倒だなと思う人は、アプリを利用するのがおすすめです。1つずつ買い物した金額を入力しなくても、レシートを読み取ればOK。支出が項目別にグラフ表示されるなど便利な機能によって、どんな出費が多いのかが視覚的にわかり、収支を管理していけます。
おすすめの家計簿アプリ「マネーフォワード ME」
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「マネーフォワード ME」は、レシートを撮影するだけで簡単にお金の出入りを見える化できるアプリです。無料版もあるので、過去に家計簿をつけることに挫折した人も試してみてはいかがでしょうか。
外食や贅沢にかける月額は?
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時には家族で外食に出かけたり、贅沢なメニューを味わったりもしたいですよね。記念日など食事を満喫したいイベントデーがある月には、その他の場面でちょっと節約を心がけてみてください。
例えば、割高の加工品を減らしてみる、栄養があって低価格の豆腐や豚バラといった節約食材を献立にする、といった工夫も良いのではないでしょうか。
例えば、割高の加工品を減らしてみる、栄養があって低価格の豆腐や豚バラといった節約食材を献立にする、といった工夫も良いのではないでしょうか。
財布もお腹も大満足な節約レシピ
日々の自炊でやりくり上手に!低価格が嬉しい「かさ増し」メニュー
安くても食べ応えのあるメニューが作れる食材は、節約の救世主。例えば、肉なら鶏や豚こま。野菜なら人参、たまねぎ、じゃがいも。卵や豆腐も便利ですね。もやしやえのきは「かさ増し」ができて、低価格でも食べ応えはばっちり!
家計に優しい「かさ増し」レシピを多数紹介しています。参考にぜひご覧ください。
食材や調味料は効率よく使おう!時短も嬉しい「作り置き」メニュー
翌日のおかずや数日間の副菜として「作り置き」をすれば、食材を使い切ることができて食品ロスを減らせます。常備菜があればメニューの組み合わせが増え、忙しい日にも助かりますね。そして、常備菜や自炊のメリットが実感できれば、さらに調理が楽しくなり、節約レシピも増えていくという好循環に繋がります。
作り置きレシピを紹介しています。お弁当にも便利ですよ。
年間食費を削減できる!ラクして嬉しい「ストック食材」メニュー
メニューに合わせて日替わりで食材を揃えていたら買い物の回数も出費も増えますよね。そこで注目したいのが「ストック食材」の活用です。塩もみキャベツや冷凍きのこといった日持ちする野菜をアレンジして、食材を合理的に使い切りましょう。
ストック食材とそのアレンジレシピをまとめています。
食費も栄養も、バランスよく!
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いかがでしたか?
あなたは、1ヶ月の予算を食費にかけすぎてはいないでしょうか。
自分にとっての適度を見直して、毎日の食事を充実させていきましょう。
あなたは、1ヶ月の予算を食費にかけすぎてはいないでしょうか。
自分にとっての適度を見直して、毎日の食事を充実させていきましょう。
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