気づいてる?自分にとっての今の「適量」
年齢やライフスタイルによって暮らしの「適量」は変化していきます。もしかしたら、これまでの習慣のさまざまなことが、今の自分にとって「適量」ではないかもしれません。改めて暮らしを振り返ってみませんか?
「食事」に関わる今の適量は?
会話の中で「揚げ物はもうきつい」という風な笑い話が出ることがあります。確かに年齢の変化で以前の好物がそれほど食べられなくなったり、好みが変わったことを自覚するときもあります。
内容は良くても「多すぎる」ことも
「食事の内容に気を付けて体に良い物を食べるようにしている」場合でも、「食べられるから」と必要以上にたくさん食べていることがあります。一度、自分が食べている物を全て書き出してみましょう。
出典:unsplash.com
おすすめなのがダイエットサポートアプリや健康管理サービスサイトを利用する方法です。食事の内容を入力すると、おおよそのカロリーや内容が自分に合っているかどうか手軽にチェックすることができます。
お腹が空いた状態で食べているか
食事が自分の適量かどうか確認するには、「お腹が空いて食べているか」で判断する方法もあります。「お腹が空いてないけどご飯の時間だから」「好物だからお腹はいっぱいだけどまだ食べる」という風に、体にとっての適量は超えているけど気持ち問題で食べているなら、ちょっと注意が必要です。
「ちょっと足りない」を少しだけ続けてみる
体に必要ないけれど「おかずは絶対に3品ないと」「間食が習慣なのでやめられない」で適量を超えている場合は、少しの間「少し足りない」を続けてみると気持ちがそれに慣れて「今の自分の適量」に近づけられるかもしれません。
「体にかける負担」の適量
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年齢や暮らし方で見落としがちなのが自分の「体にかける負担」です。言い換えると「どれだけ無理ができるか」ということなのですが、案外見落としがちです。
「ちょっと無理すればいける」がツケになっていない?
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多忙なとき、夜遅くまで起きて仕事をしたりゆっくり休む間を取れずにいても、案外それをこなせてしまい「まだ大丈夫」と安心しがちですが、それは体にとってどんどんツケを貯めている状態です。
「休むとかえって疲れる」はやっと休めるようになった所
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多忙なときは興奮しているせいで体が出す疲労のサインに気づかないのですが、休んで体がリラックスすると溜まっていた疲れが体を休ませようとします。ここで「休むとかえって疲れるから」と無理なペースを持続すると、限界を超えた所で突然動けなくなるくらい体調が悪くなったりすることも。
「楽しいからOK」もちょっと見直してみて
「出かけることが大好きで気分転換」という人も、予定を詰め込み過ぎて後に響かないか、自分の体調を振り返ってみましょう。「楽しい!」と気持ちが興奮することで疲れを感じずこなせるスケジュールも、体に負担をかけている場合があります。特に、出控えを続けた後でいきなり長時間の外出をするのは要注意です。
「楽しい=イベント」から「身近な楽しみ」に
「楽しい=イベント」の感覚が強い人は年齢を重ねてもアクティブですが、テンションをシフトダウンして身近な所に楽しみを見つけるように心がけてメリハリを付けるようにした方が体に無理がかかりません。
「紅葉を見るなら絶対に名所へ遠出」ではなく、「近くに紅葉が楽しめる所ないか散歩してみる」ような感じです。
「紅葉を見るなら絶対に名所へ遠出」ではなく、「近くに紅葉が楽しめる所ないか散歩してみる」ような感じです。
「お付き合いの範囲」は適量?
冠婚葬祭は広げすぎると後々が大変に
仕事関係や仲間内へのお祝いごとやお悔やみについて、特に人付き合いが広い人は、一度お金を出す範囲が適当か振り返ってみましょう。仕事で必要ならやむを得ませんが、見栄や義理でさほど親しくない所にお金を出していると金銭的だけでなく付き合いが発生するので後々が大変になります。
年賀状の付き合いも「ちゃんと知っている人」かどうかチェック
年賀状を出す習慣がある場合は、「よく知らないけれど年賀状のやり取りがある」という人がいるかもしれません。昔の仕事の縁で今は付き合いがないのに出し続けている人の枚数が多いようなら、付き合いの「適量」を超えているかもしれません。
付き合いの範囲が心理的負担になっていないか
年賀状のやり取り程度ならさほど負担はないかもしれませんが、「付き合いで集まりを断れない」など金銭以上に心理的負担になっているなら、それは付き合いが自分の「適量」を超えています。
「ついて行けない」と感じたら「適量をオーバーしたんだな」と割り切って、少し距離を置くなど対策をしましょう。
「ついて行けない」と感じたら「適量をオーバーしたんだな」と割り切って、少し距離を置くなど対策をしましょう。
時期によって「適量」は変化する
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例えば、自由にお金が使えるタイミングだと欲しい物があれば好きなだけ買うことができます。数多いコレクションも楽しんで使えるのであれば、必要以上の数を持っていてもそのときの「適量」と言っていいでしょう。
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物も行動も付き合いも、楽しめていたり無理せずこなせているなら問題はありません。けれど、それはずっと一定ではなくタイミングで増減があります。それを全く意識しないと、知らずに自分に負担をかけていることも。
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家族に合わせて生活したり、仕事で人の都合に合わせることが多いと、それを時間通りにどうにかすることが最優先になって自分への無理や負担を見落としがちになります。
まずは食事の量のようなセルフコントロールできる所から、今の自分に無理がなく「適量」で過ごせているか確認してみてください。
まずは食事の量のようなセルフコントロールできる所から、今の自分に無理がなく「適量」で過ごせているか確認してみてください。