勝手に決めつけられて、傷ついたことはありませんか?
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多様性を受け入れようという風潮のある最近では、「女性はこうあるべき」「男性はこうでないとダメ」などと聞くと、ちょっぴり時代遅れに感じますよね。そうはいっても、偏見が全くなくなったわけではありません。「もっと柔軟な考えの人が多ければ、大らかな世の中になるのに」なんて、思うことはないでしょうか?
偏見に囚われると攻撃的になる?
常識のない人が許せないと感じたら……
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常識外れな人には、なんだかイライラしてしまうものですよね。そんな時はなぜイライラするのかを根本に立ち返って考えると、別の側面が見えてきます。
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「自分が我慢していることをその人がしているから」という場合には、イライラの裏に「うらやましい」という気持ちが隠れています。「優遇されていてズルい」という気持ちから、その人に当たってしまうのなら、本当に悪いのはその人ではなく、他に原因があるかもしれません。
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「当たり前のことができていないから」という場合には、あなたが当然だと思っていることが、その人にとってはそうでないのかもしれません。また、そうなってしまった原因は、その人自身にあるとも限りません。
物事をもっと柔軟にとらえてみて
電車の中で咳をしているおじさんは、もしかしたらハウスダストアレルギーなのかも?敬語が上手く使えない若い女の子は、もしかしたら海外で育ったのかも?人それぞれ抱えている事情は多種多様で、1人として全く同じ人はいないのです。
このように考えると、「こうあるべき」という「ステレオタイプ」から外れることは、そんなに珍しくないと感じませんか?
このように考えると、「こうあるべき」という「ステレオタイプ」から外れることは、そんなに珍しくないと感じませんか?
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世の中は意外に単純ではなく、見えているものだけが全てでないことが多いのです。自分に都合の良いように憶測せず、物事を柔軟にとらえることで、無駄にイライラして誰かを傷つけることが無くなりそうですよね。
偏見に囚われない“柔軟な人”になる方法
幸福の基準を自分でつくる
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世間の「こうあるべき」を実行したからといって、必ず幸せになれるわけではありません。「年収が高い人と結婚するべき」を実行しても、孤独な生涯になることもあります。自分の意思で物事を決断していない場合、周りから見たら幸せそうでも、自分の中にモヤモヤが残ってしまうかもしれません。
常識を疑ってみる
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地球ではなく天が廻っていると考えられていた時代があったように、常識が間違っていることもあります。当たり前だと思われている事柄も「なぜ?」「何のために?」と考えてみて、納得できない場合は「自分には必要のないもの」と割り切るのも悪くありません。
SNSは世論を知るために使う
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SNS上の多数派意見は正しいように感じてしまいますが、専門家の見解やデータの添付がない場合は、誰かのつぶやきにすぎません。「今はこういう考えの人が多いんだなぁ」くらいに捉えるのが◎です。
客観的なデータを見る
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最近多い、みんなそうしてると、感覚的に捉えるのではなくて、信用できる機関が出した調査データなどを自分で探してみましょう。そうすることで、話題のニュースやSNSの不可解な点が見つかることもあります。
最初に聞いたことだけを信じない
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両親や祖父母から聞いたこと、学校で習ったことなど、最初に知った情報は正しいと信じがちですよね。長年信じていたことを疑うのはつらいですが、大人になった今は、海外の人や別の世代の人など、異なる立場の人の意見も聞いてから、自分の中で答えを導き出してはいかがでしょうか?
「理解できない=腹が立つ」をなくす
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どんな行動の裏にも、何かしら理由があるはずです。その人の育った環境であったり、体質であったり、どうしようもない要因がその行動を取らせたのかもしれません。理解できないと投げ出さずに、どのような可能性があるのか自分なりにリサーチするのも良いですね。
感情に左右されない
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イライラやモヤモヤした感情とも、正面から向き合ってみましょう。ネガティブな感情の原因を突き止めずに、言葉や暴力で他人を攻撃しても何も解決しません。感情的になっていると感じたら、一呼吸おいて行動に移すようにすると、後から後悔することが少なくなります。
状況を俯瞰してみる
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現実には、漫画のように分かりやすい悪役はあまりいませんよね。たいていは複数の人たちが利害関係にあり、複雑に絡み合っています。他の国の教科書には何が書いてある?、今の世の中を未来の人が見たら?など想像を巡らせて、出来るだけ多角的に現状を捉えてみましょう。
一番大切なのは「思いやり」
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“柔軟な人”になる方法はいくつかありますが、やはり一番大切にしたいのは「思いやり」なのかもしれません。相手の立場になって考えることが、ギスギスした空気を温かいものに変えてくれるのではないでしょうか。
画像のご協力ありがとうございました。