「真面目」は長所だけれど、心に負担を掛けていませんか
過度な「完璧主義」は自己肯定感の低さが一因かも
相手に自分の価値観を押し付けていませんか?
「真面目過ぎる」あなたへ、心を少し軽くするヒント
①失敗はお互いさまと捉える
②物事を整理して大事なことのみ押さえる
あれもこれも完璧にこなしたい…。真面目過ぎるあなたは、目前の膨大な量の仕事に追われて、いっぱいいっぱいになってしまうかもしれません。でも、締め切り日や重要度、自身がしなければならない仕事か(他の人に回せるものはあるか)など、よく整理して考えてみると、本当に、今、やらなければならない仕事が見えてくるはず。手の空いている人に頼んでみたり、仕事をひとりで抱え込まず、手放すことも考えてみましょう。
③肩の力を抜いて深呼吸 自分の表情を確認
真面目に取り組むばかりに、身体が緊張し、あちこちに凝りや不調が表れていませんか。また、鏡で自分の顔を見てください。眉間にしわが寄っていたり、口角が下がりっぱなしになっていませんか?年齢を重ねて美しい人は、日々の表情が豊かです。笑顔を心掛けてみましょう。また、身体をほぐすために、その場をちょっと離れて、深呼吸や大きく伸びをしてみましょう。
④「いい人」でなくていい 自分の感情に正直になる
真面目なあなたは感情を表に出さず、嫌なことも我慢して受けてしまっているかもしれません。「いい人」でいる必要はありません。無理なことは無理と伝えてみましょう。相手の顔色をうかがって我慢を重ねてばかりでは、いつかたまっていた負の感情があふれてしまうかもしれません。いつも気持ちよく笑顔でいるために「断る」勇気を持ちましょう。
⑤必要以上に背負い込まない
時と場合によっては、理不尽なことを我慢せざるを得ないケースもあるでしょう。たまった負の感情はプライベートで発散する手段を考えてみましょう。家で映画を観て思いっ切り泣いたり、笑ったり、好きな歌を大きな声で歌ってみたり。それだけでも随分と気持ちが軽くなりますよ。
⑥時にはケセラセラの精神で 自然の流れに身を委ねる
どんなに真面目に取り組んでも、ままならない場合もあります。「ケセラセラ」はスペイン由来の言葉だそうです。全てが自分のせいというわけではありません。時には成り行きに身を任せてジタバタせずに「なるようになる」と、どんと構えて状況を見守ってみましょう。
⑦「わがまま」を楽しむ
心身を健康に保つために、時にはわがままを通してみても。真面目過ぎる人は自分を犠牲にしがちです。気が付けば有給休暇もほとんど取っていない…なんて人も。たまには休みを取って、我慢せずに好きなことを楽しんでみましょう。人目を必要以上に気にしてしまう真面目さんですが、実は自分が気にしているほど、周囲は注目していなかったりします。
⑧自分自身に小さな「贈り物」を
真面目さんは自分を律するあまり、楽しいことから自ら遠ざかってしまっているのかもしれません。ちょっと頑張ったな、疲れたなと感じたときに、自分に小さなプレゼントを贈ってください。美味しいコーヒーや、可愛い雑貨、気になっていたお店のスイーツなどなど。緊張感をほぐし、ホッとひといきつける贈り物がいいですね。
⑨「真面目過ぎる自分」を褒めていたわる
贈り物と同様、自分自身にねぎらいの言葉を掛けてみて。心の中で「よく頑張っているね」「大丈夫だよ」「ありがとう」温かな言葉を自分に贈ったら、少し心が華やぎます。誰も見ていなくても、日々の努力と真面目な行いは、自分自身がしっかり知っているんですよね。
心を穏やかに保つために 偉人の言葉から
賢者はすぐに許す。時の価値を知っているから (サミュエル・ジョンソン)
指をさして人を非難する前に、君のその手が汚れていないか確かめてくれ (ボブ・マーリー)
誰かがミスをしたとき。自分は何度も見返して、間違いがないようにしているのに…、と、相手を責めるより、相手の立場になって考えてみて。もしかしたら、体調が悪かったかもしれないし、やむを得ない事情があったかもしれないと、想像力を働かせてください。今はしなくても、いつか自身もミスをするかもしれない。お互いさまと捉えて、フォローし合えるような関係を築いていくと、少し、心に余裕が生まれてきますよ。