「瞑想」で得られるメリットとは?
「脳疲労を和らげる」として注目されている瞑想ですが、他にも多くの効果が期待できます。脳の疲れが回復し思考がクリアになるので、集中力が高まり、仕事や運動のパフォーマンスが上がるといわれています。また瞑想によって心が整い、気持ちが前向きになるのも嬉しい効果です。感情に振り回されることなく、自分にとって幸せな取捨選択ができれば、人生の幸福度も自ずと上がりますね。
出典:unsplash.com
静かな場所に座って目を閉じ、自分の心の内側に集中していく…そんなイメージが強い瞑想ですが、日常を過ごしながら行なう「ながら瞑想」という方法もあります。今回は、忙しい日々を送る方にこそ試してほしい「ながら瞑想」のやり方をご紹介します。
「ながら瞑想」とは?
瞑想をやってみたいけれど、「ただ座る」「意識を内側に集中する」のは、意外と難しいもの。常に雑念が浮かび、集中は途切れ、できない自分にますます落ち込む…そんなネガティブな循環が生まれては、本末転倒です。
そこでおすすめしたのが、「ながら瞑想」。ムーブメント瞑想とも呼ばれていて、動きながら、日常の動作をしながらできるのが特徴です。特別なスキルがなくても簡単にでき、わざわざ時間を作る必要がないところも魅力のひとつです。
そこでおすすめしたのが、「ながら瞑想」。ムーブメント瞑想とも呼ばれていて、動きながら、日常の動作をしながらできるのが特徴です。特別なスキルがなくても簡単にでき、わざわざ時間を作る必要がないところも魅力のひとつです。
日々くり返される生活の中、当たり前にできてしまう「日常」を、あえて意識的に行なう瞑想。「瞑想しなくちゃ」と気を張らずに、いつもより少し丁寧に暮らしてみるつもりで、気軽に取り組むことができます。最初は、ほんの10秒でもOKです。慣れてきたら、1分、5分と少しずつ時間を長くしていくのがポイントです。
次からは、日常を過ごしながら行なう「ながら瞑想」を5つご紹介します。
次からは、日常を過ごしながら行なう「ながら瞑想」を5つご紹介します。
《その1》朝の準備中にできる「ながら瞑想」
出典:unsplash.com
朝、起きてから家を出るまでの準備をしながら行なう瞑想です。毎朝ギリギリまで寝て、バタバタと準備をして出勤すると、会社に着くころにはへとへとに疲れていませんか?1分でも貴重な朝だからこそ、準備ひとつひとつを丁寧にしてみましょう。
「ながら瞑想」のやり方は、そのひとつの作業に意識を集中するだけ。
顔を洗うときに、両手で水をすくう感覚や、手で触れた今日のお肌の調子をじっくりと観察してみます。いつもはテレビや動画を見ながらしているメイクや身支度も、意識的にゆっくりと丁寧に行います。水がひんやりする、肌がふっくらあたたかい、逆に元気がない・・・など、いつもは見過ごしてしまいがちな気づきがあるかもしれません。
朝「ながら瞑想」をした日は、頭が働き、いつも以上に仕事が捗ることも。何より、穏やかな気持ちで一日をスタートできるのがメリットです。
顔を洗うときに、両手で水をすくう感覚や、手で触れた今日のお肌の調子をじっくりと観察してみます。いつもはテレビや動画を見ながらしているメイクや身支度も、意識的にゆっくりと丁寧に行います。水がひんやりする、肌がふっくらあたたかい、逆に元気がない・・・など、いつもは見過ごしてしまいがちな気づきがあるかもしれません。
朝「ながら瞑想」をした日は、頭が働き、いつも以上に仕事が捗ることも。何より、穏やかな気持ちで一日をスタートできるのがメリットです。
《その2》食事中にできる「ながら瞑想」
出典:unsplash.com
家で食事をするときや、出先でのランチタイムも「ながら瞑想」ができます。料理は五感で味わうと、より美味しく感じられるもの。スマホやテレビを見ながらではなく、ただ「目の前の食事を美味しくいただく」ことに意識を集中し、五感をフルに使って、静かに食事を楽しんでみてください。
まずは、料理の彩りや香りを味わい、じっくりと観察してみましょう。そして、心をこめて「いただきます」をしてから、一口目を丁寧に味わいます。ゆっくりと、口の中で転がすように味わって食し、「甘くて美味しい」「温かい」など、感じたことをそのまま受け止めてみます。一定のリズムでくり返される咀嚼音にも耳を傾けてみましょう。
《その3》空間も心もクリアになる、掃除の「ながら瞑想」
出典:www.instagram.com(@ecomfort_eoct)
毎日の掃除時間を「ながら瞑想」タイムにしてみませんか?掃除は無心になりやすいので、「ながら瞑想」初心者さんにとてもおすすめです。玄関やトイレ、階段の拭き掃除など、普段していることを心を込めて行ない、お部屋の汚れと一緒に、心の垢も落としてスッキリしましょう。
例えば、毎朝10分の掃除は「ながら瞑想」の時間と決めて、今日は洗面所、今日は窓の拭き掃除…と、日替わりで場所を変えるのもおすすめです。空間も心もキレイになり、気持ちよく一日を過ごせるでしょう。
《その4》通勤や移動中に、歩き「ながら瞑想」
出典:unsplash.com
歩行中に行なう、いわゆる「歩く瞑想」です。
通勤時や移動中、買い物のついでにできるので、簡単に取り組めます。また、20分の歩行で「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌されるといわれていて、相乗効果で幸福度が上がる効果も期待できます。
通勤時や移動中、買い物のついでにできるので、簡単に取り組めます。また、20分の歩行で「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌されるといわれていて、相乗効果で幸福度が上がる効果も期待できます。
おすすめは、素足で歩いてみること。靴を履いているときよりも足裏の感覚が繊細になりやすく、スムーズに瞑想ができそうです。地面や床の冷たさ、足裏のどの部分に重心がかかっているか?など、じっくりと観察しながら歩いてみましょう。
《その5》心もカラダもデトックス、入浴中の「ながら瞑想」
毎日のバスタイムも「ながら瞑想」ができます。一日頑張ったカラダを労わるつもりで、ゆっくりとお湯に浸かり、その感覚ひとつひとつを丁寧に観察してみます。香りのよいバスソルトや入浴剤を入れると、よりリラックスしながら瞑想できそうですね。
お風呂瞑想のよいところは、裸なので感覚がより繊細に感じられること。お湯の温度感や、肌に触れた感触、浴室に響く水の音など、毎日の当たり前を意識的に味わってみましょう。「ながら瞑想」により心が落ち着き、眠りの質も高くなるかもしれません。
暮らしの「ながら瞑想」で軽やかに過ごそう
暮らしの中で行なう「ながら瞑想」は、誰にでも気軽にできる、心を整えるためのツールです。慌ただしい日常からつかの間距離をとり、ひとつのことに意識を集中する。「ながら瞑想」は、たった数分でも、脳の疲れを癒し、心の静けさを取り戻してくれるなど、よい変化をもたらしてくれるでしょう。
いつでも、どこででもできるので、ぜひご自分の生活のリズムに合わせて取り入れてみてくださいね。「ながら瞑想」で、いつもの日常をほんの少し丁寧に心掛け、心軽やかに暮らしを楽しみましょう。
いつでも、どこででもできるので、ぜひご自分の生活のリズムに合わせて取り入れてみてくださいね。「ながら瞑想」で、いつもの日常をほんの少し丁寧に心掛け、心軽やかに暮らしを楽しみましょう。
素敵な画像をご提供いただきありがとうございました