なんとなく毎日を過ごすのは、もうやめよう
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人が「目標を持つこと」は、当たり前のことであるように考えられています。しかし叶えたいと心から思える、ゴールに向かっているだけでも心が躍るような目標というのは、なかなか見つかりませんよね。そもそも毎日忙しすぎて考える暇がないという方や、挫折しがちで目標を持つのが怖いという方もいるのではないでしょうか。けれどもし今、停滞感や焦燥感を覚えているのなら、この時が自分を変えるチャンスです。何よりも自分のため、そして自分の人生をもっと素敵なものにするために、なんとなく過ごしていた毎日に区切りをつけて、新しい目標を探してみませんか。
目標を持つことが人生にもたらす3つの変化
1.毎日が楽しくなる
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目標を持つということは、自分の進むべき方向がある程度わかっているということ。漠然と「何かしなければならない」ではなく、やるべきことが決まっているだけで、それまで感じていた焦燥感や不安をなくすことができます。シームレスでただ流れていくだけだった毎日がまったく違ったものになり、「少しずつ進んでいる」という実感がわいて、どんなことでも楽しく感じられるはず。不安がなければ気持ちも自然と前向きになり、生き生きとした時間を過ごすこともできます。
2.時間を上手に使えるようになる
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人生の中であなたが使える時間は、今現在も刻一刻と減っています。目標を持たずに生きていると、時間は自覚しないところで過ぎていってしまうため、早くなくなるように感じられるもの。逆に目標を持っていると、やらなければならないことが決まっているため、時間を効率的に使う必要が出てきます。時間を上手に使えれば、限りある時間を大切に、より長く感じることもできるようになります。
3.将来の新しい道につながる
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目標を持っていると、自分の将来を前向きに考えられるようになります。例えば気持ちが落ち込んでいる時や悪い状況下にある時、目標がないと目先のことばかりに考えがいきがち。しかし変わらない目標があれば、それがあなたのよりどころになって、いい状況にあっても悪い状況にあっても考え方を前向きにしてくれます。もし目標を達成できなくても、その過程であなたが成し遂げた努力はかけがえのないもの。これまでは考えられなかった、まったく新しい別の目標へ導いてくれることもあります。
新しい目標を見つける15の方法
心や環境から整えてみよう
①思いついたことをアウトプットしてみる
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「目標になるものはない」と思っていても、毎日の食事、生活、仕事などを思い返してみると、ふっと浮かんでくるものはありませんか?それは、あなたの関心のベクトルが向いているものである証。目標を見つける前に、まずは自分が何に興味があるのかを把握するために、思い浮かんだものを文章や絵などでアウトプットしてみましょう。手帳やメモ帳、スマホ、PCなど身近なものを使えば、特別な準備は不要です。書いたり、描いたりしているうちに、目標につながる何かをひらめくかもしれません。
②1日1つ、自分の「やりたい」を叶える
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「やりたいことが思いつかない」という人は、もしかしたら自分の気持ちを抑え込むことに、慣れすぎてしまっているのかもしれません。自分の心の中から目標を見つけるため、まずはあなたの「やりたい」気持ちを引き出す訓練をしてみましょう。その方法はとっても簡単、1日1つ、必ずあなたの「やりたい」を自分で叶えてみること。「おいしいチョコレートを一粒買う」「いつもと違うコスメを使ってみる」「会社の帰りに寄り道してみる」…など、少しでも気になったものにとりあえずチャレンジしてみてください!
③1日5分、自分の思考に没頭する時間を作る
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忙しすぎて考える時間がないと、見つけられる目標も見つけることができません。自分に向き合う時間が十分に取れていないと感じる時は、1日5分でも10分でもいいので、リラックスした状態で考えることに没頭できる時間を作りましょう。お風呂に入りながらでも、アロマを焚きながらでもOK。スマホを手放して、自分ひとりで考えるのがポイントです。好きなこと、得意なこと、趣味について…その中に、次の目標が見つかるかもしれません。
④「楽しい」「好き」に素直に向き合う
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毎日の暮らしの中で、「私はこれが好き!」「やっていて楽しい!」と思うことは何ですか?好きなこと、楽しいことは趣味としてするものであって、目標にするものではないというイメージを抱いているかもしれません。しかし「好き」も「楽しい」も、あなたが将来にわたってずっと続けられることであり、生き生きとした豊かな人生を支えてくれるものでもあります。目標が見つからない時は、自分の心に素直になって「好き」「楽しい」を続けることを目標にするのも方法のひとつですよ。
⑤価値観を見直してみる
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成し遂げた先に何かの価値を感じるからこそ、私たちは目標を定めます。ですから目標が見つからない時には、自分の価値観を見直すところから始めてみるのもおすすめです。当たり前だと思っていることが、実は当たり前ではなかったり。全く価値を感じていなかったことが、実はかけがえのないことだったり。自分にとって本当に大切なものを見極めることで、自然と目標にすべきことが浮かびあがってくるかもしれません。
自分にとことん向き合ってみよう
⑥時間、お金、能力…すべてを取り払った時、自分は何をするか考える
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「時間がない」「金銭的余裕がない」「もう若くない」「周りの目が気になる」…あなたの目標が見つからないのは、無意識にそうしたしがらみにとらわれ、自分の気持ちを抑え込んでいるからかもしれません。自分に向き合う時間が作れたなら、まず「なんの制限もなかったら、何をしたいのか?」を考えてみましょう。現実から離れたってかまいません。もし何でも願いをかなえてくれる神様がいたら。ランプの精霊に出会えたら。猫型ロボットがお世話をしてくれるなら。すべての制限がない状態で、自分のしたいこと。そこにあなたの本当の目標が隠れています。
⑦幼いころ好きだったものを思い出す
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今、身の周りに心を動かすものがないという場合は、目標も見つけにくい状態かもしれません。そんな時は過去をさかのぼって、昔の自分が夢中になっていたものを思い出してみましょう。久しぶりに昔の「好き」に触れてみると、当時の気持ちがよみがえり、本当に自分の好きなものが何なのかが分かる場合も。もしまだ「好き」の気持ちが続いているのなら、ぜひ目標としてチャレンジしてみてください。きっと新しい発見がありますよ。
⑧「こうなりたくないな」と思う人を反面教師に
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「こうしたい!」「こうなりたい!」という前向きな気持ちだけが、目標になるわけではありません。自分が「こうなりたくない」「これはぜったいにしたくない」を避けるということも、立派な一つの目標です。逆に、そこに自分のなりたい理想的な姿が隠れていることもあるでしょう。心に余裕がある時に、ぜひ苦手な人や物を思い浮かべて、自分にとっての反面教師は何なのか考えてみてください。
⑨「自分に何ができるか」を探ってみる
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「好き」や「嫌い」から考えるのが苦手な方は、自分が「できること」から考えてみるのもおすすめです。大切な誰かのため、社会で困っている人のために、あなたができることは何でしょうか?人よりも上手にできること、得意なことがあれば、それだけで誰かの役に立つことができます。「自分のため」ではなく「誰かのため」になる目標なら、スムーズに見つかるかもしれません。
⑩漠然と自分の将来について考えてみる
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「目標がない」という時不安や焦燥感があるのは、未来が見通せないから。明確な目標を見出すのには時間がかかりますし、その時間もまた焦りを駆り立てます。そんな時には、目標を探す前に漠然と未来について考えることが、近道に通じているかもしれません。「将来は自然が豊かなところで暮らしたい」「●●へ旅行したい」「いつかはこういう仕事がしてみたい」…人生の中でめざしたいぼんやりとした将来像が、直近の目標を指し示してくれます。
周りの物事からヒントを得よう
⑪目標を見つけた人の物語を知る
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頭の中だけで考えていると、視野が狭くなりがち。周囲に目を向けながら目標を探すことも大切です。例えば、目標を持って、自分で道を切り開いてきた人々の話を聞くこと。その人がどんな想いからその目標を持ち、どうやって達成していったのか知ることは、目標を見つける時の強い味方になってくれます。身近な人でも、憧れの人や興味のある分野の第一人者でも、まずは話を聞いてみるところからスタートです。
⑫身近な誰かと話してみる
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身近にあなたをよく知っていて、気軽に話せる人がいるのなら、「何を目標にすればいいのか」を直接聞いてみるのもおすすめです。自分では気づけていなかった特徴や得意分野を、他人を通すことで客観的に知ることができます。新たな自分の一面を発見できるだけでなく、自信をもって目標を探せるようにもなりますよ。
⑬小説、映画、音楽…心が動くものを見つける
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今まで気づかなかった自分を知ったり、興味をかきたててくれる新しいものに出会ったりすることで、目標を見つけられることもあります。その一番簡単な方法が、心を揺さぶる小説や音楽、映画などに触れること。自分の心が何によって動くのかを再確認することができますし、気持ちがリセットされて考えもまとまりやすくなります。また、作品の作者や登場人物が、あなたの新しい目標になってくれる可能性もあるかもしれませんよ。
⑭新しい環境に飛び込んでみる
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気になっていることがあれば、新しい環境にも積極的に飛び込んでみましょう。転職する、習い事を始める、新しい友達を作る…飛び込んでみて実際には少し違っていたとしても、それは次の糧になるだけ。新しい環境で新しいことを学べるだけでなく、知らなかった世界を知ることで、別の道があることに気付けるかもしれません。
⑮最新の流行やニュースに触れてみる
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興味のある分野や、普段から気になっていることがあれば、その最新情報が常に目に入るようにしておきましょう。新しい出来事や知識が登場することは、あなたの視野を広げ、目標を見つけるチャンスになります。一度はあきらめてしまっても、また目標にできるかもしれない。今まではできないと思っていたけれど、今ならできるかもしれない。そんなチャンスを逃さないよう、本やテレビ、ネット、新聞など、情報が入りやすいメディアを上手に活用してみてください。
目標を探している時に気を付けたい3つのこと
1.他人と自分を見比べない
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「目指す道がない」ことに不安や焦りを感じるのは、誰かと自分を見比べているのも理由のひとつではないでしょうか。確かに目標を持って突き進んでいる人は生き生きとして見えるので、それに対して自分はどうなんだろう、とマイナスに考えがち。しかし他人とあなたは違う生き物で、めざす目標もまた全く同じものとは限らないので、同じ尺度ではかるのは意味がありません。人と比べるということは、他人に依存して振り回されることにもなり、心も疲れてしまいます。自分のことだけに集中して、自分のペースで楽しく考えるよう心掛けましょう。
2.目標が見つかっていなくても自分を責めない
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「自分には目標がないから、ダメな人間なんだ…」と思い込んでしまっていませんか?幼いころ私たちは、目標を持つことはとても大切であると教わります。たしかに大切ではありますが、本当に大切なのはその先にある「目標を成し遂げた先に何があるのか」。本当にやってみたいことを、自分で自覚して目標にすることで、ようやく意味が見えてきます。今目標がないのなら、それはこれからの可能性が無限大にあるということ。成し遂げた先に自分で意味が見いだせるものは、まだまだたくさんあるはずです。
3.本当にやりたい目標を見定める
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目標を見つけたときは、まず自分自身に「これが、本当にやりたいことなのか?」を聞いてみてください。「ちょっと違うかも」と思ったら、そこから軌道修正してもOK。「全然思っていたものと違った」のなら、また新しい目標を探してみましょう。チャレンジすることは大切ですが、一度始めたからといって、本当はやりたくないことを続ける必要はありません。本当の意味で人生を豊かにするために、きちんと成し遂げられそうな目標、自分にとって意味のある目標を探してみてくださいね。
目標は、大きくても小さくても目標です
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目標を見つければ、毎日を前向きに過ごせるようになるだけでなく、時間の使い方、自分の人生についても見直す機会になります。もし目標達成がうまくいかなかったとしても、目標に向かって進んだことは、確実にあなたの人生を豊かにしてくれるもの。大きな人生の目標でも、目先の小さな目標でもいいので、本当に自分がやりたいと思うことを見つけて、少しずつ前に進んでいってくださいね。