「ありがとう」は魔法の言葉
「ありがとう」がもたらす効果とは?
【1】ポジティブになれる
感謝の気持ちを表現することで、ストレスに強くなりモチベーションがアップすると言われています。日々のささやかな出来事であっても、幸福感や喜びを感じられるようになり、楽観的に前を向いて進んでいく心が芽生えることも。そんな前向きな気持ちが、自分を成長させるきっかけにもなるでしょう。
【2】人間関係が良好に
職場の上司や同僚、友人や家族など、人間関係で悩んでいる人も多いかと思います。人間関係が良好であれば、たとえ予想もしなかった困難な事が起こったとしても、周りと協力し合って挑むことができます。またそれによって絆や繋がりが、いっそう強くなっていくでしょう。
そんな良好な人間関係を作り上げるために必要なのが「感謝の気持ち」です。好意的に接することで相手にもそれが伝わり、相手からも同様のコミュニケーションが取れるようになるでしょう。
【3】健やかな体づくりができる
「笑顔が健康に良い」という話はよく見聞きしますが、「ありがとう」といった感謝の言葉も、同様の効果が期待できると言われています。心がリラックスして嬉しい気持ちになれることが、その一因なのかもしれません。実際に免疫力アップや血圧が下がるなどの報告もあるそうなので、感謝の気持ちを多く持つほど、健やかな体づくりができると言えそうです。
【4】笑顔が輝く
「ありがとう」という感謝の言葉を伝えるとき、表情は自然と柔らかく優しい笑顔になっている人が多いでしょう。感謝の気持ちを伝えることが習慣になっている人は、いつも自然と顔の筋肉を使っていると言えます。口角が上がり、顔の筋肉をきゅっと引き締めているので、見た目も若く素敵な人に見られていることが多いようです。
【5】自信を持てるようになる
先に挙げてきた4つの事がどんどん積み重なることで自信へとつながり、例え落ち込むことがあっても、前へ進むためのひとつのステップと思えようになっていくでしょう。「ありがとう」の言葉をお守りに、少しずつ自分を好きになっていけたら素敵ですね。
感謝の気持ちを育てるヒント
笑顔を心がける
まずは笑顔でいることを意識しましょう。無理に笑う必要はありませんが、やわらかな表情は人を安心させ、親しみやすい印象を与えることができます。また自分の心も穏やかになるので、感謝の気持ちを育てるための第一歩となるでしょう。
その日にあった「嬉しかったこと」を書き記す
一日の終わりに、その日にあった良い事・嬉しかった事を挙げてみましょう。おいしくご飯が作れた、好きなお花を買えた、気になっていた場所を掃除することができた…など、どんな些細な事でもOKです。心の中で思うだけでもいいのですが、手帳などに書いて“見える化”にすることで、感謝の心をより深く育てることができるでしょう。また嬉しかった事や楽しかった事を思い浮かべるだけで、幸せな気持ちを実感できるようになっていくはずです。
それを習慣化することによって、日々の一瞬一瞬に感謝の気持ちが芽生えて、心からの「ありがとう」が伝えられるようになるでしょう。
言葉で伝えよう
感謝の思いを感じる・気づくことは、とても大切なこと。またその気持ちを相手に伝えることができれば、言われた方も幸せを感じ笑顔になってくれるはずです。照れくさくてなかなか言いづらい…ということもあるかもしれません。でも相手にその気持ちを届けることで、自身の幸福度も自ずとアップし、ポジティブな思考になっていくはず。直接言う勇気がまだないという方は、メッセージや手紙で伝えることから始めてみましょう。
褒め言葉を受け入れよう
伝えることも大切ですが、誰かから伝えてもらった時には、それを素直に受け取りましょう。日本人は謙遜して「そんなことないですよ」と気持ちの受け取りを拒否することが多いと言います。褒め言葉をそのまま受け入れることで、素敵な心や感謝の気持ちを育てられるようになるでしょう。
感謝の気持ちを持つことで、脳内から幸せホルモンと呼ばれるセロトニン、集中力・意欲アップや幸福物質とも呼ばれるドーパミン、絆ホルモンと呼ばれるオキシトシン、免疫アップなど脳内麻薬とも言われるエンドロフィンが分泌されると言われています。これらも手伝って、私たちにさまざまな嬉しい効果が期待できます。