「レジリエンス」とは、しなやかで折れない心
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嫌なことがあっても、ネガティブな思考を自ら断ち切ろうとする意志。落ち込むような失敗をしても、自力でストレスから立ち直る力。一連のできごとから、学びや気付きを得ようとする姿勢。
これら「レジリエンス」は、誰もが内面に備えているもの。意識的に磨くことで、さらにしなやかさが増します。
これら「レジリエンス」は、誰もが内面に備えているもの。意識的に磨くことで、さらにしなやかさが増します。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
ネガティブ連鎖を断ち切る
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いつまでもクヨクヨと思い悩んだり、怒りや悲しみといった感情にとらわれたり……。そんなネガティブな連鎖は、その日のうちに断ち切ることです。
憂鬱な気持ち、収まらないイライラに飲み込まれるのではなく、自らの意志でコントロールする。そうすることで、次のステップに進むことができるのです。
憂鬱な気持ち、収まらないイライラに飲み込まれるのではなく、自らの意志でコントロールする。そうすることで、次のステップに進むことができるのです。
感情のラベリングで客観視する
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感情は目に見えないもの。それゆえ、どんな感情がどのくらいあるのかもわからず、圧倒されてしまうこともあるでしょう。
そんなときは、ラベリングで可視化します。あなたが今抱いている感情は、怒り?迷い?悲しみ?どれでしょうか?
これは頭の中で考えるよりも、紙に書き出して客観視するのがより効果的です。
そんなときは、ラベリングで可視化します。あなたが今抱いている感情は、怒り?迷い?悲しみ?どれでしょうか?
これは頭の中で考えるよりも、紙に書き出して客観視するのがより効果的です。
ネガティブな感情から意識をそらす
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ネガティブな感情は、芋づる式に古い記憶や関連する思考を呼び戻します。断ち切ろうにも、なかなか断ち切れない、そんな特性があるのです。
ネガティブ感情の悪順から抜け出すには、意識をそらすこと。効果的な方法を次に挙げますので、ご自身が没頭できそうなものを選んでくださいね。
ネガティブ感情の悪順から抜け出すには、意識をそらすこと。効果的な方法を次に挙げますので、ご自身が没頭できそうなものを選んでくださいね。
意識をそらす方法
◇体を動かすのが好きな方には……
ジョギングやダンス、エクササイズ、各種スポーツなどの「運動系」がおすすめ
◇感性が豊かで表現することが好きな方には……
好きなアーティストの曲を聴く、得意な楽器を演奏するなどの「音楽系」がおすすめ
ジョギングやダンス、エクササイズ、各種スポーツなどの「運動系」がおすすめ
◇感性が豊かで表現することが好きな方には……
好きなアーティストの曲を聴く、得意な楽器を演奏するなどの「音楽系」がおすすめ
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◇もの静かにすごすことが好きな方には……
ヨガや瞑想、森林浴、ウォーキングなど呼吸を落ち着かせる「呼吸系」がおすすめ
◇あふれる思いを整理整頓したい方には……
ジャーナリングやブレインダンプ、日記など手書きを主とする「筆記系」がおすすめ
ヨガや瞑想、森林浴、ウォーキングなど呼吸を落ち着かせる「呼吸系」がおすすめ
◇あふれる思いを整理整頓したい方には……
ジャーナリングやブレインダンプ、日記など手書きを主とする「筆記系」がおすすめ
役に立たない「思い込み」に気付く
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感情のラベリングをしたり、意識をそらす方法を試したりしても、なかなかネガティブな連鎖を断ち切れない。それはもしかしたら、最近のできごとが原因なのではなく、過去の経験から生み出された「思い込み」が悪さをしている可能性があります。
そういった役に立たない「思い込み」に気付いたら、時間をかけてでも、少しずつでも、手放していくことです。
そういった役に立たない「思い込み」に気付いたら、時間をかけてでも、少しずつでも、手放していくことです。
・怒りや不満、嫉妬を生み出す「べき思考」や「二極化思考」
・不安や憂鬱感、無力感を抱く「卑下思考」や「無力思考」
・罪悪感や羞恥心のもととなる「自責思考」
・不安や憂鬱感、無力感を抱く「卑下思考」や「無力思考」
・罪悪感や羞恥心のもととなる「自責思考」
立ち直る力を鍛える
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ネガティブな連鎖を断ち切ることができたら、元の“フラットな状態”に戻るステップに進みます。どれだけ早く立ち直れるかは、あなたの心の筋肉しだい。
ふだんからツコツと立ち直る力を鍛えておくと、ストレスやプレッシャーに強くなったり、逆境や困難を乗り換えられたりするのです。
ふだんからツコツと立ち直る力を鍛えておくと、ストレスやプレッシャーに強くなったり、逆境や困難を乗り換えられたりするのです。
自己効力感を高める
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自己効力感とは、「やればできる」という自分を信じられる力のことです。たとえ困難な問題にぶつかっても、自己効力感が高ければ、逃げ出すことも諦めることもありません。自己効力感を高めるには、小さな成功体験を積み重ねることです。
強みをいかす
落ち込みから立ち直るには、あなたが既にもっている「強み」をいかすことです。
もしご自身の強みに気付けていないのなら、それは宝の持ち腐れというもの。自分の強みを理解し、発揮する。そのこと自体が、幸福感をも高め、ひどく落ち込むことを防いでくれるのです。
もしご自身の強みに気付けていないのなら、それは宝の持ち腐れというもの。自分の強みを理解し、発揮する。そのこと自体が、幸福感をも高め、ひどく落ち込むことを防いでくれるのです。
心の支えをもつ
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どんなに自己効力感が高くても、強みがあったとしても、誰にも弱みを見せることなく生きていくことは不可能です。生身の人間ですから、ときにはくじけそうになることもあります。
そんなときのためにも、家族や友人、ペットのような「心の支え」となる存在をたくさんもっておくことです。
そんなときのためにも、家族や友人、ペットのような「心の支え」となる存在をたくさんもっておくことです。
経験から学び、感謝する
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ネガティブな連鎖を断ち切り、元の状態に立ち直ることができたあとは、静かに振り返る時間をもちます。一連のできごとの意味は何だったのか、そこから得られた教訓は何か。そして、支えてくれた人、成長させてもらえた機会に、感謝します。
焦らず、気持ちが落ち着いている状態で行うのがベストです。
焦らず、気持ちが落ち着いている状態で行うのがベストです。
教訓を得る
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逆境や困難を乗り越えられたあかつきには、その体験を振り返る時間をもちましょう。「失敗は成功の母」というように、そこから学んだり気づいたりしたこと、次にいかせる教訓を得るのです。
静かに内省することで、自分が失敗しやすい行動パターン、この先も役に立たない思考パターンなどが見えてくるでしょう。
静かに内省することで、自分が失敗しやすい行動パターン、この先も役に立たない思考パターンなどが見えてくるでしょう。
感謝する
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どんな境遇にあっても、感謝する心を忘れないことです。感謝はポジティブ感情の最たるもの。感謝の心には、真逆のネガティブ感情を帳消しにする働きがあるのです。
常日頃から、「ありがたいな」という気持ちをもち、感謝する心を豊かにしていく。そうすることで、数あるストレスに打たれ強くもなれるのです。
常日頃から、「ありがたいな」という気持ちをもち、感謝する心を豊かにしていく。そうすることで、数あるストレスに打たれ強くもなれるのです。
「レジリエンス」を磨いて、しなやかなわたしに*
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誰もが内面に備えている、折れない心「レジリエンス」。意識的に磨くことで、さらにしなやかさを増します。
逆境や強いストレスにも負けない「レジリエンス」を、あなたも磨いてみませんか。困難な時代を生き抜く力となるはずです。
逆境や強いストレスにも負けない「レジリエンス」を、あなたも磨いてみませんか。困難な時代を生き抜く力となるはずです。