堂々と年齢を言える自分になるために。
若い子の方がチヤホヤされやすいから?
年齢を口にすることで、相手の心に壁を作ってしまうから?
漠然と、様々な可能性を失ってしまう気がするから?
もちろん、わざわざ自分が何歳かというのをペラペラと言いふらすのも、奥ゆかしさがなく大人げない行為ですが、誰かに聞かれたときに、さらりと笑顔で答えられた方が…なんだか格好いいですよね。
さぁ、年齢を隠すことなく胸を張って輝くためのヒントを探しにいきましょう。
<外見編>
1.髪と靴の手入れは、ぬかりなく
また、「おしゃれは足元から」と言われるほど、「靴」も重要なアイテム。
パッと目に入りやすい部分を整えていても、ふと視線を落とした足元はくたびれた靴だったら…「細やかなところに気付けない人」「目につくところばかり取り繕う人」というマイナスイメージ(&あなた自身の本質)につながることも…。
2.メイクよりスキンケアを大切にする
3.自分に合った体のメンテナンスをする
「黄金期」といえど、筋力の低下や、ホルモンバランスの変化など、体にも変化が出てくるのも現実。
また、ただ「痩せる」ことを目指した20~30代の思考に捉われ続けると、むしろげっそりした貧相な印象になりがちなのも、この年代の現実の一つ。
これからは、ステレオタイプの見た目のスタイルに捉われるのではなく、自分の体の悩み・変化を内面からケアできるメンテナンスを意識しましょう。例えば、「しっかりと栄養素を摂る」「運動して筋力や体のラインを維持する」「しっかり眠る」など…。
年齢のステージに合わせた健やかな体が、凛としたルックスの大前提ですよ。
<内面編>
4.新しいことを始めるのを恐れない
「今から何かを始めてもモノにならないし…」「何かやるには遅すぎる」という考えは不要です。だって、あなたにとって、今日が「これからの人生で一番若い日」。何かを成すなら、今から始めるのが、一番たっぷり時間を使えるはず。
まずは小さく始めてみて、やっぱり合わない・興味が続かないなら辞めたり軌道修正したりしてもいいんです。これまでの日々を積み重ねたからこそたどり着けた、「コレをやりたい」「なんだかおもしろそう」という興味の芽は、素直に育ててみましょう。
5.自分の考えに固執しすぎず、人に影響を受ける柔軟性を持つ
「私は私」と自分の軸がしっかり固まりつつある黄金期。左右されない芯の強さを持つことは、 かっこいい凛とした女性に共通している要素です。しかし一方で、融通が利かないなどの、柔軟性を失いがちになる傾向が。
人に左右される必要はありませんが、「人に影響を受ける」こと自体は悪いことではありません。視野も広がり、さらにしなやかな態度・余裕にもつながります。
芯の強さに加え、人に影響を受けながら成長できる柔軟性をバランスよく持ち合わせることで、本当の意味での「自立した大人」に近づくはずです。
6.感謝の気持ちを、豊かな表現で伝える
謙虚で愛情あふれる態度は、年齢問わず魅力的な人間の不可欠な要素の一つ。身近な家族や友人へはもちろん、店員さんや偶然接することになったお相手にも、「ありがとう」「おかげさまで」を忘れずに。
年齢を重ねて、コミュニケーションに長けてくる分、「早く準備してくれてありがとう、助かりました」など、具体的な事情や気持ちをプラスした一言を伝えると、さらに豊かな表現となるでしょう。
7.余計なことを言わない
経験値が増してくる分、ついついアドバイスや意見したくなる場面も多くなりがちな黄金期。あるいは、その場を盛り上げようと、沈黙を破る一言をサービス精神から発することもあるかもしれません。
でも、そこで一息。「思わず反応」するのではなく、「自分に必要な対応」を見極める癖をつけましょう。
年齢と共に、堂々と発言できるようになるのは良い面もありますが、それを「親切」と感じるか、「厚かましさ」や「お節介」と捉えるかは相手次第。
「反応より対応」を意識することで、伝え方やタイミング、言葉選びなどが洗練されて、大人の余裕や気遣いにつながるはずです。
8.期待を捨てる
周囲が見えてきて気が配れる余裕が生まれる分、「もっとあの人がこうしてくれたら…」という不満にもつながりがち。「他人への期待は、未来への怒り」という名言を残した人もいるほどです…!
でも、こちらが勝手に期待して、応えてくれない相手を恨んだり怒りに満ちたりするのはお門違い。他人への期待なんて捨ててしまいましょう。
何かに気づいた時点で、「自分がやる」か「相手にきちんとお願いする」。あなたはこのどちらかの方法で物事を片付けられる立派な大人なのですから。
<暮らし編>
9.メリハリをつけてお金を使う
ただひたすら倹約の日々を送るだけではなく、「使うべき時にお金を使う」ことができますか?
そもそも「どれだけ使って大丈夫か」を把握していることが前提なので、まずオススメなのがライフプラン表を作ること。自分や家族に確実に起こる「入学」や「定年」「ローンの開始/終了」などのライフイベントと、その時に発生するであろう出費(世間的相場を書き込むだけでもOK)を確認するだけでも、マネープランが一気に見通せるように。
ストックすべき分は「貯め」ながら、きちんと「使う」ことで、心と生活に余裕が生まれます。
黄金期から"投資"したいのは「豊かな経験」。
手に入れた瞬間から満足度が下がる「モノ」に対して、「経験」はその瞬間から満足度が継続~向上すると言われています。そろそろあなたも、経験的にそれが理解できるはず。
「おいしいものを食べる」「行きたい場所に行く」「見たいものを見る」「会いたい人に会う」「やりたいことをやる」― ぜひ「モノ」より「経験」に投資して、いつも内面的に満たされた大人でありたいものです。
10.「一人」を楽しむ
誰に頼らなくとも可能な自分なりのリフレッシュ方法を持つことを特に大事にしましょう。
ただ眠るだけでも、ゆっくり歩くだけでも…簡単なことでもちろんOK。いつでも好きな時に自分のご機嫌を取ることができれば、いつでも自分自身の力で輝きを取り戻すことができます。
11.幅広い年齢層と付き合う
「年齢」という枠にとらわれず、相手をレスペクトしながらお付き合いの幅を広げてみると、知らないことや魅力的な人に出会えるチャンスが格段に上がります。
それに伴って、「どの年代とも話題が合わせられる知識や好奇心」、「年代問わず様々な相手に受け入れられる人格」、「いろいろな場所に自分の居場所を作れるフットワーク」…これらも自然とあなたのものになるでしょう。
12.純粋に心躍る時間をもつ
何かを始めるときに、「役立つから」「得意だから」と、メリットから選択することは多いもの。でも、これからの人生を深め、豊かに過ごすという意味合いでは、「メリット」ではなく「誰が何と言おうとワクワクできるもの」を選んでもいいはず。
「実は歌を歌うことが好き」「子どものころからトウシューズに憧れている」など…今だから自分に素直にスタートできることもあるはず。
もちろん、新しいことでなくても◎。「かつて習っていたピアノを再開して、あの一曲を弾いてみたい!」と思えば、憂鬱になりながらコツコツ進めていた教則本を無視して、その一曲に全力集中して何年もかけて仕上げたっていいのです。
実力が伴うかどうかは関係なし!「何者かになる」ことを目指すのではなく、「ただひたすら楽しい」と感じられることに時間を費やす―そんな生き方にシフトできるのも、黄金期ならでは、かもしれませんね。
13.人のために時間を使う
様々な経験をしてきた今だからこそ、それを発揮して「人のため」に時間を使える場面は多くなるはず。
そうはいっても、これは「要望にひたすら応える」、あるいは「お節介」とは違います。
「求められたら相談に乗る」「自分の強みや経験が役に立つ仕事や役割を自ら引き受ける」「ボランティアをする」など…「相手のニーズ」と「自分のやりたい気持ち」がマッチすることが大切です。
人のために時間を使うことで喜びや自己効力感が高まるのはもちろん、「より充実感のある日々」につながります。
というのも、ある研究によると、“人のために時間を使うと、実際の時間よりも主観的に長く感じる”という結果が出たのだとか。被験者が人のために費やした時間はたった5分なのに、「今日一日、時間的に余裕をもって過ごせた」と感じたのだそう…!
人のために時間を使う心の余裕が、主観的な時間感覚を引き延ばしてくれて、より余裕のある充実した一日を実現してくれるのです。
14.潔く「見切り」をつける勇気
年齢を重ねるほど、あなたの手元に増えたモノやたくさんの“お荷物”。
人間関係、あらゆる所有物、何年も前に立てたままの目標…温かく育てることも素敵ですが、仕方なく持っているものやなんとなくそばにあるものは、潔く見切りをつけて手放してみましょう。
人としてのキャパシティは増えている分、そのまま抱えることも可能かもしれませんが、時間も空間も有限。だからこそ、自分を身軽にしてあげることも大切です。本当に心満たされるもののシェアを高くするほど、あなたの輝きは増すはずです。
ただし、相手がいる場合には無用に傷つけたりおざなりにしないこと。そこまで抱え続けてきたことは、あなた自身の責任でもあり、財産ともいえるかもしれません。
心からの感謝を、どうか忘れずに。
そして最後の15か条目―「いつもその笑顔を忘れないで」
これからのあなたを輝かせる15か条の最後、それは、「笑顔を忘れない」こと。余裕や思いやり、そして自分を愛せているからこそあふれ出る笑顔は、日々を輝かせる何よりの武器です。
きっとあなたが思い浮かべる年上の憧れのあの人も、きっとピュアな笑顔を持っているはず。心からの笑顔は、人を、そして運やチャンスを引き寄せます。
毎日一定の時間をかける「ファッションコーディネート」や「メイク」に対して、意外と惰性でやっつけてしまいがちなのが「髪」と「靴」。
特に、髪に関しては、40代からは白髪やうねり、髪質の変化が出てくるもの。全身ばっちり決まっていても、本人も気づかないままちらりと白いものが1本見えていたり、後ろ髪が跳ねていたりしたら…やはり興ざめしてしまうもの。