マスクで、顔だけでなく「気持ち」も隠れていませんか?
そこで今回は、「マスク越しの会話」をスムーズに成り立たせる為の、7つのヒントをご紹介します。
このような柔軟な対応は、生きやすさを獲得するための処世術とも言えます。さっそく実践して、自分も相手もストレスフリーな会話を楽しみましょう♪
マスク越しの気持ちを伝えるコミュニケーション -7つのヒント-
1.視線と視線をあわせる「アイコンタクト」
目を見ることに苦手意識がある人も実は多いものですが、マスクでお互いの顔半分が隠れていると、意外に気恥ずかしさや気まずさなどを感じにくいもの。やってみるとこれまでよりすんなり実践できることに気づくはず。
それでも難易度が高い場合には、相手の「目」ではなく「眉間」あたりを見つめれば、相手にとっては目を見られている印象になりますよ。
2.口まわりだけでなく、「目」も笑おう!
3.印象の決め手になる「アイ&眉メイク」を丁寧に
「メイク」と「コミュニケーション」。一見あまり関係なさそうですが、メイクはそもそも相手への失礼がないように施す身だしなみです。
また顔半分が隠れている以上目元周りだけであなたの印象が変わるということを考えると、やはり「アイ&眉メイク」は重要な要素。丁寧にメイクしましょう。
4.声がこもるから。「活舌よく、声はワントーン高め」を目指そう
マスクという障害物がある以上、どうしても声はこもりやすいもの。なにかと騒音が伴いやすい外出時ならば、聞き取りづらくなりがちです。
相手に聞き取りやすくするには、やみくもに声を大きくするよりも、「はっきり」「声の高さをワントーン上げて」話すことがオススメ。早口な人は、これに加えてすこし「ゆっくり」も意識するとなお◎。
マスクをした状態のおしゃべりが実際にどんなものなのか、気のおけない友達と話す際に、聞いてみるのもありですね。
あるいは、一度スマホなどで録音して、客観的に自分の声に耳を傾けてみてもよいでしょう。
5.曖昧でなく、的確な「ジェスチャー」を添えて
マスク着用時に、相手の言っていることがわからないまま曖昧に返事をしてみたり、店員さんに聞き返されたり…という経験はありませんか?
世間話程度だったら適当にスルーして乗り切れることも正直多いですが―締め切りや金銭、人間関係が絡む話などだったら大問題!
少し大げさなくらいのジェスチャーを加えて、自分の理解度を伝えたり、聞き逃してほしくない部分の念押しをしてみるのはマスク越しの会話において、とても効果的な方法です。
6.「感謝や謝罪」は、しっかりと言葉にして、声に出そう
「ソーシャルディスタンスの維持×常に表情が半分隠れてしまうマスク姿」となると、これまで“表情”で、“スキンシップ”で、そしてお互いの間に漂う“空気感”で補われていた感情のやり取りも「あれ?意外と伝わっていない??」ということになりかねません。
表情が隠れるからこそ、特に気を付けたいのは、感謝と謝罪。「ありがとう」と「ごめんなさい」がしっかり伝わっていれば、大概のトラブルは避けられます。
遅刻して相手を待たせてしまったり、相手のさりげない心遣いが嬉しかったときなど――「ありがとう」と「ごめんなさい」を特に意識して発信するようにしましょう。
7.会うお相手への気持ちを、当日の「ファッション」に反映させる
「ファッション」というと、“自己演出”や“自分のための楽しみ”という側面が多くとらわれがちですが、「相手への気持ち」を表現するのも大切なポイント。
顔が隠れてこれまで以上に全身が見られやすくなる分、相手とどんな関係でありたいか、という気持ちを「纏うもの」「持つもの」で表現するというのも一つの立派な方法です。
例えば、色彩心理を踏まえて「話が盛り上がりやすいオレンジを取り入れよう」とか、柄の印象を踏まえて「相手もリラックスしてほしいからカジュアルなボーダーで」など…。
あるいは、ちょっとユニークなモチーフをアクセサリーや持ちものに取り入れてみませんいか?それを種に会話が盛り上がるきっかけにもなるかもしれません…!
これも一つの、立派な気遣い―ですね*
おまけ:「顔×名前を覚える」のが苦手な方に…
マスクで難易度がUPするのが、相手の顔を見分けること。
3密を避けつつも、複数人で集まるという機会がある方も多いのではないでしょうか。
そんな時に、思いがけぬ難問となるのが、顔の半分が隠れたマスク着用での「初めまして」のシーン。特に「顔と名前を覚える」のがあまり得意ではない方にとって、頭が痛くなることですよね。
そんなときは、ご挨拶と共に、下記の一言を添えてみましょう。先に伝えておくと、心が楽になりますよ。
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「元々お名前を覚えるのがあまり得意ではなく…さらにこの時期みなさんマスクをされているので、お顔もなかなか覚えられず、何か失礼があったら申し訳ありません!」
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うっかりお名前を間違えたり、二回目なのに「はじめまして」とご挨拶したり…ということがあっても、お相手も事前に状況を理解してくれるので笑って済ませてくれることの方が多いはず。自分から「申し訳ありません、もう一度お名前伺ってもよろしいですか?」とお願いもしやすいですよね。
マスクを理由に無難な範囲にコミュニケーションを限定してしまうより、失敗があっても笑顔で輪を広げる方が、自分にとっても周囲にとっても前向きに映るはずです。
もっと伝わる、あなたの気持ち。
新たな重要アイテムになった「マスク」。機能やデザインに注目することはあっても、マスクの存在を前提にしたコミュニケーションを丁寧に見直している人は、まだ少ないかもしれません。
でも、その必要性に気づくのが早ければ早いほど、相手への思いやりをもって、さらに自分の気持ちも誤解なく伝えられるチャンスが増えるということ。
ぜひ、今回の7つのヒントを意識して、早速自分のコミュニケーションを見直してみてはいかがでしょう。明日からの人間関係が、きっとよりよいものになりますよ!
マスク着用時は言葉や相槌が相手に聞こえない場合も多いもの。
「私に話しかけているの?」「聞いてる??」という不安やトラブルを防止するためにも、コミュニケーションの基本とされている、視線を合わせる「アイコンタクト」をこれまで以上に意識しましょう。