こつこつ努力だけじゃない。楽しみながらできるフードロス対策って?
でも、「~しない」という、どこか制限やガマンを感じる努力ではなく、もっとあなたの毎日が楽しくなるような、ワクワクした気持ちになれる“取り組み”があるとしたら―――
フードロス対策への一歩をアクティブに踏み出せて、それが当たり前のことになりますよ*
今回は、その素敵な“取り組み”をご紹介しますので、心がけよりも、ワクワクした気持ちで「フードロス」に取り組んでみませんか?
只今、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により過剰在庫等が出てしまった食材・食品の購入支援ページが展開されています。あわせてご覧ください。
飲食店のおいしい売れ残りを、お得にレスキューできる注目アプリ
アプリで気軽に利用でき、地域とも繋がれて、自分の食生活も心豊かに。また、フードロスをきっかけに、気になるお店や知らなかったお店を開拓できるチャンスへとつながります。ここでは、残り物をレスキューしながら、お気に入りのお店リストを増やせる3つのサービスをご紹介します。
① TABETE(タベテ)
閉店間際など、まだおいしく安全に食べられるのに廃棄の危機に面している、飲食店の食事。そのようなお店へ、食べ物を最後まで売り切れるよう、手を差し伸べることができたら・・。
そんな想いを実現させるのが、スマホアプリ「TABETE」。お店側が売れ残った食事のレスキューを掲載し、それを「食べ手」へとつなぐプラットフォームです。
アプリからは、あなたの現在地や駅名検索などから、TABETE登録店舗が一覧表示されます。
どうして譲ることとなったのか?という「出品理由」も必ず書かれているのも嬉しいポイント。
「食べられる安全なもの」と分かっていても、どうして譲ってもらえるのか?を教えてもらった方が、納得&安心して引き取れますよね。
また、お値段も、従来の金額から若干値引かれているものが多く、その場合は値引き金額も表示されています。
お店や状況によって幅はありますが、「引き取り時間」はかなり幅広い時間帯で表示されているものも。
さらに、引き取り予定時間もアプリ上で伝えることができるので、ランチや会社帰りなどに合わせてテイクアウトが可能ですよ!
② Reduce Go (リデュースゴー)
「Reduce go」も、「TABETE」と同様、カフェやレストランなど飲食店の、余った食品を削減するためのプラットフォーム。TABETEは都度払いですが、Reduce goは月額1980円の定額制で運営されていることが、大きな違いです。
店舗が設定した時間内に引き取りに行く手間はありますが、例えば500円の商品を月4回引き取れば元は取れる計算に。さらに、1日2回までフードの引き取りが可能なので、使えば使うほどお得になる一方!
登録すれば、現在地付近のお店のラインナップは無料で確認できますので、ピックアップが可能なお店が近くに多くあるか確認してから利用開始することができます。
③ FOODPASSPORT(フードパスポート)
外食の機会が多い方にぜひチェックしていただきたいのが、飲食店の余剰食材をシェアリングする月額定額制サービス「FOOD PASSPORT(フードパスポート)」。
これまでご紹介した2つのサービスと大きく異なるのが、「テイクアウト」ではなく「店内でのお食事」という点です。
月額980円で、月10回までアプリで表示されたメニューの中から飲食できます。つまり、10回利用すれば1回当たり98円で1メニューオーダーできるということに…!
加盟店は全国1000店舗を突破、パスタやステーキ、時には鍋やオマール海老などもチョイスできることがあるのだとか…!
店内での飲食と言うことで、ドリンクなどのメニューは別途オーダーする必要はありますが、元々外食を考えていたタイミングで気になるメニューがあればラッキーですよね♪
美味しい「ロスパン」を全国からお取り寄せできるサービス
④ パンのお取り寄せ・通販サイト「rebake(リベイク)」
さらに、ロスパンの売上の一部は、食料廃棄問題に取り組む団体に寄付されるんだそう。
つまり、お店も、自分も嬉しい上に、フードロス問題への寄付までできるという3つの喜びが得られるんです。
さて、実際に気になるお店があったらまずは順番待ちに参加。お店で残るパンの種類や量は様々で、到着日時やパンの種類などは細かく指定できないため、まずはそのお店に並ぶイメージです。
お店ごとに、「何人待ち」と表示が出ているので、ネットでのやり取りなのになんだかリアルで温かみまで感じられます*
あなたの「どうぞ」が子どもの笑顔に繋がる、寄付の贈りもの
⑤ こども食堂ネットワーク
子どもの食卓を支援するために、こども食堂と繋がりを持ってみてはいかがでしょう。
最近耳にすることの多い「こども食堂」とは、地域住民や自治体が運営する、無料~低価格帯で子どもたちに食事を提供する場のこと。
お住まいの地域などにより、受け入れ先や寄付方法、未開封、賞味期限までの残り期間、受け入れ可能な食品の種類など条件は異なります。
例えば、以下のようなこども食堂ネットワークのWEBサイトから、お近くに支援できる食堂があるかをチェックできますよ。
寄付したい場合には、直接電話して確認するなどのステップを踏むことが必要ですが、それが子どもの笑顔につながると思うと…とても有意義ですよね。
こども食堂などの寄付先が近くになければ、「フードバンク」という選択肢も。
とはいえ、少しハードルが高く感じられる方には、お近くの「フードバンク」に寄付するという方法も。
フードバンクは、まだ食べられる食品を、「食べ物に困っている人や施設に届ける」活動を担っています。
そのため、寄付した食品が必ず子ども食堂に提供されるとは限りませんが、全国に数多く拠点や受け入れ先があるため、より気軽に寄付することが可能です。
宅配便で寄付する場合、送料がかかることとなりますが、この活動への「寄付金」と思えば気持ちよくかかわれるのではないでしょうか。
あなたの行動力が、地球と誰かの喜びに。
地味なイメージの「フードロス」対策ですが、ご覧いただいた通り、もっと広範囲で人や地域とつながりながら取り組める方法はたくさんあります。
家の中だけで完結しているよりも、自分はもちろん他の人の喜びにもつながる方法を組み合わせた方が、もっと効果的でモチベーションだって上がりますよね。
さぁ、早速、あなたらしいアクティビティをスタートしてみてはいかがですか?
昨今ニュースなどでもよく耳にするようになった「フードロス問題」。「買い過ぎ」「食べ残し過ぎ」などが主な原因とされています。
そのため、私たちがすぐできることとしてパッと思い浮かぶのは、「無駄な買い物をしない」「食べ残さない」といった、コツコツした取り組みではないでしょうか。