もっと減らしたい! 捨てることが目的になっていない?

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部屋のモノを整理してスッキリした後も、もっとモノを減らしたい、捨てられるモノはないか? と引き出しや収納の中を漁ってはいませんか?
もしくは、うまくいかないことを、モノがあるからだと考えてはいませんか?
もしくは、うまくいかないことを、モノがあるからだと考えてはいませんか?
もしかしてそれ、断捨離依存症かも……

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定期的なモノの見直しは必要ですが、毎日のようにモノを捨てないと落ち着かない。必要なモノまで無理して捨ててしまう。人に捨てることを押し付けてしまう時は、断捨離依存症かもしません。
本来の意味の“断捨離”とは?

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ヨガの行法が元となる断捨離
片付けの断捨離は、ヨガ(ヨーガ)の行法「断行(だんぎょう)・捨行(しゃぎょう)・離行(りぎょう)がベースにあります。
・断=入ってくる不用品を断つ
・捨=家にずっとある不用品を捨てる
・離=モノへの執着から離れる
今でこそ、不必要なモノを捨てる・手放す行為を断捨離と呼ぶこともありますが、本来の断捨離は、精神的な面も含めモノへの執着から離れることを指しています。
・断=入ってくる不用品を断つ
・捨=家にずっとある不用品を捨てる
・離=モノへの執着から離れる
今でこそ、不必要なモノを捨てる・手放す行為を断捨離と呼ぶこともありますが、本来の断捨離は、精神的な面も含めモノへの執着から離れることを指しています。
不要な物を断ち、捨てることで、物への執着から離れ、自身で作り出している重荷からの解放を図り、身軽で快適な生活と人生を手に入れることが目的である。ヨーガの行法が元になっている為、単なる片付けとは異なるものとされている。
“断捨離依存症”とは?

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断捨離依存症は、モノを捨てることに依存して生活に支障をきたしている状態のことです。モノを捨てないと不安だから、必要なものまで捨ててしまう。捨てることを他人にも強要して人間関係が壊れるなど、捨てることに囚われている状態です。
断捨離依存症の種類は、大きく分けて2つ

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依存症には、大きく分けて「物質的依存」と「プロセス的依存」の2種類があります。
「物質的依存」は薬物やアルコールなど依存性のある物質に依存して、自分でコントロールできない状態。「プロセス的依存」は、ギャンブルなど特定の行動に熱中してのめり込み生活に支障をきたしている状態です。
断捨離依存症は、後者の「プロセス的依存」に当てはまります。
「物質的依存」は薬物やアルコールなど依存性のある物質に依存して、自分でコントロールできない状態。「プロセス的依存」は、ギャンブルなど特定の行動に熱中してのめり込み生活に支障をきたしている状態です。
断捨離依存症は、後者の「プロセス的依存」に当てはまります。
断捨離依存症に陥る3つの理由

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不要なモノを捨てて、気持ちも部屋もスッキリした経験は誰にでもあること。ですが誰しもが依存してしまうわけではありません。
では、断捨離依存症になる理由とは……? 早速チェックしてみましょう。
では、断捨離依存症になる理由とは……? 早速チェックしてみましょう。
1.断捨離を正しく理解していない

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断捨離は不用品を捨てる他にも、不用品が入ってくることを防ぐこととモノへの執着を手放すこともしなければいけません。断捨離の本質を理解しないまま行うと、モノを持つ執着から、モノを捨てることへの執着に変わるだけになってしまいます。
2.断捨離で得られる快感が大きい

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モノを捨てると、「部屋が広くなった」「モノが取り出しやすい」など物理的なメリットと、「こんなに捨てられた!」という達成感、スッキリした部屋を見る爽快感の精神的メリットあります。その快感を「もっと、もっと」と求めると、捨てることをエスカレートさせてしまいます。
3.元々のめり込みやすい性格

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断捨離依存症に限らず、依存症になる人は、のめり込みやすい、熱中しやすい性格が原因していることも。自分が、ハマりやすい性格だと思ったら注意する必要があります。
断捨離依存症のチェックリスト

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あなたはいくつ当てはまりますか?
☑︎モノを捨てることが快感
☑︎捨てられるモノがないか探してしまう
☑︎何も考えずにゴミ袋へ入れる
☑︎必要なモノまで捨ててしまう
☑︎贈り物を迷惑だと思う
☑︎家族にも捨てるように強要してしまう
☑︎家族がモノを増やすのが耐えられない
☑︎家族のモノまで勝手に捨ててしまう
☑︎人の家のモノの量が気になる
☑︎モノが少ない方が善と思っている
☑︎人生がうまくいかないのはモノを捨て足りないからだと思う
☑︎モノを捨てなければという強迫観念がある
☑︎捨てられるモノがないか探してしまう
☑︎何も考えずにゴミ袋へ入れる
☑︎必要なモノまで捨ててしまう
☑︎贈り物を迷惑だと思う
☑︎家族にも捨てるように強要してしまう
☑︎家族がモノを増やすのが耐えられない
☑︎家族のモノまで勝手に捨ててしまう
☑︎人の家のモノの量が気になる
☑︎モノが少ない方が善と思っている
☑︎人生がうまくいかないのはモノを捨て足りないからだと思う
☑︎モノを捨てなければという強迫観念がある
3つ当てはまったら要注意

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依存症は、自分でコントロールできない状態、もしくは、生活に支障をきたす状態を指します。自分では問題ないと思っていても、モノに対しての価値観は人それぞれ。
捨てること人にまで強要して、友人や家族との関係がギクシャクしては支障が出ていると言わざるを得ません。チェックリストで3つ当てはまったら要注意です。
捨てること人にまで強要して、友人や家族との関係がギクシャクしては支障が出ていると言わざるを得ません。チェックリストで3つ当てはまったら要注意です。
断捨離依存症にならないために
自分にとってどんな存在か考える時間を持つ

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モノを捨てるときに、自分にとってどんな存在なのか、考える時間を持ちましょう。
どうしてこのモノを購入したのか、またどうして使わなくなったのか。モノに対する心の変化を感じることで、今の自分が見えてくるはずです。
どうしてこのモノを購入したのか、またどうして使わなくなったのか。モノに対する心の変化を感じることで、今の自分が見えてくるはずです。
捨てる時は感謝の気持ちを持つ

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あまりモノに感情移入しない人は難しいかもしれませんが、モノを捨てる時は、感謝の気持ちを持ちましょう。
壊れているモノはお疲れ様でもいいですし、まだ使えるモノは、今までありがとうでもいいです。何も考えず、ポンポンとゴミ袋へ投げ込んでいくのは、モノを捨てることへの意識が薄れて危険です。
壊れているモノはお疲れ様でもいいですし、まだ使えるモノは、今までありがとうでもいいです。何も考えず、ポンポンとゴミ袋へ投げ込んでいくのは、モノを捨てることへの意識が薄れて危険です。
モノを捨てる基準・目的を持つ

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モノを捨てる理由が「使いやすくしたいから」「居心地の良い部屋にしたいから」ということから、いつの間にか「ひとつでもモノを減らしたいから」という理由になっていませんか?
目的が達成されなければいつまで経っても満足を得られません。モノを減らすことを捨てる目的にすると、部屋のモノが全てなくならないと満足できなくなってしまいます。「この収納に収まるまで」「家族が笑顔でいられる」とモノを減らす明確な基準と目的を持ちましょう。
目的が達成されなければいつまで経っても満足を得られません。モノを減らすことを捨てる目的にすると、部屋のモノが全てなくならないと満足できなくなってしまいます。「この収納に収まるまで」「家族が笑顔でいられる」とモノを減らす明確な基準と目的を持ちましょう。
心地いいと感じる量を持つ

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本来、モノは生活を豊かにしたり、心を豊かにするモノです。モノがあることが悪でモノが少ないことが善ではありません。自分が心地いいと感じる量を見極めることも大切です。
家族のモノでも勝手に捨てない

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モノを捨てることで、自分が良い方向へ向かったからといって、家族に強要することは避けた方が無難です。勝手に捨ててしまうと信頼関係にヒビが入ることも。
価値観は親子といえど、それぞれ違います。親にはガラクタに見えても、子どもにとっては大事なモノかもしれません。家族といえ、人のものを勝手に捨てることは行ってはいけないことです。
価値観は親子といえど、それぞれ違います。親にはガラクタに見えても、子どもにとっては大事なモノかもしれません。家族といえ、人のものを勝手に捨てることは行ってはいけないことです。
断捨離依存症から抜け出して心地よい暮らしをはじめよう

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何かに依存している時は、自分では中々気付きにくいモノです。チェックリストを見て、思い当たるふしがあった人は、気をつけるだけでも違います。
自分の理想の暮らしはどんなモノか、大事にしたいモノは何か、一度立ち止まって考えてみるのもいいかもしれませんね。
自分の理想の暮らしはどんなモノか、大事にしたいモノは何か、一度立ち止まって考えてみるのもいいかもしれませんね。