自分に合った美容法、見つけられていますか?
そもそも『アーユルヴェーダ』って?
医学のみならず、生活の知恵、生命科学、哲学の概念も含んでおり、病気の治療と予防だけでなく、より善い人生を目指すものである。健康の維持・増進や若返り、さらには幸福な人生、不幸な人生とは何かまでを追求する。
アーユルヴェーダでは、心や体、行動や環境なども含めた“全体の調和”が健康にとって重要とされています。インドやスリランカなど南アジアを始め、アーユルヴェーダは改めて世界から注目されています。
また近年では、アーユルヴェーダを取り入れたリトリートも人気ですね。実は「ヨガ」や「呼吸法」もアーユルヴェーダの健康法の智慧のひとつ。わたしたちが生きる上で必要な事柄すべてに精通するものなのです。
今回はそんなアーユルヴェーダに欠かせないと言っても過言ではない「ギー」について、いったいどんなものなのか、どう使うのかなど、ライフスタイルへの取り入れ方をひとつずつ紹介していきます。
「ギー」ってなんだろう?
バターのようなコクと風味
「ギー」とはバターオイルの一種で、すべての不純物を除いた純粋な油。疲労や毒素を取り除き、活力や知力、消化や記憶力などをあげる最も優れたオイルとも言われています。
脂肪の燃焼をサポート。ダイエット効果も期待♪
ギーは溶かしバターのような見た目と味をしています。アーユルヴェーダ発祥の地インドでは、カレーやナン、白米にもギーをかけて一緒に食べます。脂肪の燃焼をサポートする成分が含まれているため、ダイエット効果も期待できます。
アンチエイジングにも◎
そのほか、免疫力アップやアンチエイジング、便秘解消、食欲増進、疲労回復、傷の治癒を導くなど嬉しい効果がたくさん期待できます。また酸化しにくい成分のため、長期保存ができるオイルでもあります。
「ギー」はどこで買えるの?
日本では輸入食品店や、インターネットで購入することができます。ギーの1日の摂取量は、おおさじスプーン1杯程度を目安に摂るのが良いとされています。
手作りすることも出来ます◎
作り方はコチラから
手軽にギーを取り入れよう!使い方あれこれ
いつものスープやパスタ、炒め物、お菓子まで。優しく柔らかい風味でどんな料理にも合う「ギー」。今回は簡単でおすすめの使い方を紹介していきます。
炒めものの油を「ギー」にチェンジ
野菜やお肉を炒めるときに使う油を「ギー」に置き換えるだけの簡単な方法。ふんわりとバターの風味とコクがプラスされます。季節の野菜やガーリックなどがとってもよく合いますよ。
ギーを食事に取り入れることで、体の中にたっぷりと良質な潤いを与えるので、体の外も内側も乾燥しやすい冬の対策にも良いですね◎
コーヒーや紅茶にスプーン1杯の「ギー」を
コーヒーや紅茶などいつものドリンクに、ティースプーン1杯分のギーを足してみましょう。便秘改善や消化促進の効果が期待できます。
コーヒーが苦手な人はホットミルクもおすすめ。その場合は加工乳ではなく、生乳100%のものを使用しましょう。
ごはんやパンにも「ギー」を
忙しくてなかなかお料理をする時間がない…という人におすすめの最も簡単なギーの食べ方。
ごはんやパンに、スプーン1杯程度のギーをかけることで優しい味わいに。ギーは白米にもよく合います。明太子や昆布、おかかなど和風アレンジを加えてみても良いですね。
トーストしたパンに塗る方法ももちろんOK!温かいごはんにかけるだけ、トーストしたパンに塗るだけ、の簡単な使い方なので、日常的に続けることが出来そうですね。
お肌の乾燥対策、スペシャルケアに
ギーは美容オイルとしても使うことができます。乾燥の気になる季節、荒れた手肌や唇に、丁寧にマッサージするように塗り込みましょう。ギー独時の匂いがあるので、マッサージ後は蒸しタオルで拭きとります。しっとりとしたお肌に導いてくれますよ。
「アーユルヴェーダ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。インドを発祥とした伝統的医学で、その歴史は5000年以上あると言われています。世界最古の言語「サンスクリット」で“生命の智慧”という意味を持ちます。