気に入って買ったけれど使っていないバッグがある。いつも同じようなサイズのバッグばかり買ってしまう。
そんな方は、バッグの持ち数そのものを見直してみてもいいかもしれません。ミニマリストの方の多くは、バッグの数自体もごく限られています。まずはサイズ違いのバッグを3つ、厳選してみませんか。

バッグの中がいつの間にかぐちゃぐちゃになってしまう。取り出したいものがバッグの中で迷子になりがち。
その原因は、バッグの中という空間が、何の仕切りもないワンルームのような状態だからです。お部屋でのベッドやチェストの置き場所が決まっているように、バッグの中にもバッグインバッグで“持ち物の定位置”を作りましょう。

いつの間にか荷物が増えていたり、いつ入れたか分からないようなものが出てきたり……。
そうならないためには、帰宅後にはバッグの中身を全部出すことです。持ち物が多ければ多いほど億劫に感じるかもしれません。ですが、毎日あるいは週末だけでも、バッグの中身と向き合うことで、少しずつ身軽になっていけるはずです。

持ち物が多い方は、「○○がないと不安」と考えるがゆえに、必要ないものまで持ち歩いてしまいます。ミニマリストの方は「これだけあれば十分」というスタンスで、持ち物も驚くほどシンプルです。よほど遠出したり、長時間外出したりしない限り、必要最小限の持ち物で心配ありません。

なくても事足りるけれどあると便利なものは、言わば持ち物の二軍選手です。いざというときに、あなたを助けてくれる心強いものばかり。出先での「困った！」に、柔軟に対応できます。

通勤や通学以外にも、通院や遠出など、行先に応じて持つべきものも変わってきます。いつも大荷物になってしまう方は、ここの調整がうまくできていないのかもしれません。ふだんからバッグの中身をミニマムにしておけば、その時々でアイテムを追加できる余裕があります。

小さなバッグひとつで身軽にお出かけしたい！ そんなときは、持ち物のひとつひとつを小さく、薄く、軽くすることです。
財布やポーチ、スマホカバーなど、単体ではさほど重く感じないものも、全部まとめて持つと案外重く感じることはありませんか？ 素材や中に入れるものを見直し、それぞれを軽量化していきましょう。

予定管理に必要なスケジュール帳や、学習のためのテキスト類など、持っておきたいけれどかさばるものってありますよね。そういったものは、デジタル化してしまうのもひとつの方法です。大して荷物にならないようなカード類も、スマホアプリを活用すれば、少しでも持ち物を減らすことができます。

あれもこれもと詰め込みがちになるのが、ポーチの中身です。メイク道具一式を入れるとなると、相当なボリュームになることも。大きなポーチを使っていると、つい詰め込みたくなるため、小さなサイズに変えてみるとよいでしょう。メイク直しを最小限に抑えることで、持ち物を減らすことも可能です。

最後に、バッグの中身をスッキリと見せる方法です。それは、持ち物のテイストや色味をそろえること。長く大切に使えるような、上質なものをひとつひとつ厳選しましょう。そうすればおのずと、バッグの中身に関心が持て、いつだって美しい状態が維持できるはずです。