「小さな悩み」抱えていませんか?
・小さな変化でも戸惑う
・人に見られると緊張してしまう
・明るい光や強いにおいに敏感
・騒音に悩まされやすい
人間関係の「小さな悩み」
人の気分に影響されやすい
そばにいる人が落ち込んでいると、関係のない自分まで落ち込んでしまってつらい。このように、人のマイナスの感情に影響されやすいのは、自分と他人との境界線が薄いのが原因です。ネガティブな人にはなるべく近づかないのが大前提ですが、下記の方法も有効です。
・目を閉じ、自分のまわりに境界線がめぐらされているのを、何度もイメージする。
大人数の集まりが苦手
もともと人付き合いが苦手で、大人数の集まりはその雰囲気に圧倒されてしまう。会話が苦手だったり、初対面の人に戸惑ったり、神経が高ぶってしまうシーンですよね。断れる集まりであれば、遠慮するというのもひとつの方法です。
・苦手な集まりのあとは、無理をした分、心と体をしっかり休める。
友達が少ない
人付き合いが苦手で、友達が限られた範囲に数人しかいない。そんな自分に引け目を感じていませんか。友達は多ければ多いほどよいというものでもありませんし、社交的な人に対して劣等感を抱く必要もありません。
・内的な世界を大切にするあなたには、友達の「数」よりも、深く、長く、誠実に付き合えるような、友情の「質」が人生を豊かにします。
仕事や家事の「小さな悩み」
仕事や家事を頑張りすぎてしまったり、キャパ以上に無理をしてしまったりしていませんか。気が張り詰めていると、小さなミスや、予定の変更に戸惑ってしまうこともあるかもしれません。そんな自分を責めたり、気に病んだりする「小さな悩み」に効く、心がまえをご紹介します。
まわりの目が気になる
もくもくと集中することは得意なのに、人に見られている状況では能力が発揮できない。集中できない環境に置かれるとミスをしたり、仕事が滞ったりしてしまう。そんなあなたには、外部の刺激を遮断する工夫が必要です。
・集中できないのは、神経が過敏になって脳が疲労してしまうため。マルチビタミンやDHA、EPAなどのサプリメントをとる。
予定が変わるとパニックになる
急なスケジュールの変更や、約束のキャンセルなど、予定外の出来事にパニックになってしまう。神経が高ぶり、動揺したり、怒りの感情が爆発しそうになったり。その原因は「こうあるべき」という「べき思考」にあります。
・「べき思考」をゆるめる。「予定通り、約束通りにいかないこともある」という考え方に置き換えていく。
小さなミスでも動揺してしまう
小さなミスで激しく動揺し、自分を全否定して落ち込んでしまう。「ミスをした自分はダメ人間だ」と決めつけてしまうのは、思考の歪みから生まれるもの。自分を責める以外の対処法を身につければ、気持ちがラクになります。
・自己弁護をする。「仕方がなかった」「ほかはうまくやった」「時間があればできた」というように。そして、「ミス=全否定」はおかしいのだと、思考の歪みを正していきます。
仕事を頼まれると断れない
良心的で、人の気持ちや苦労をくみ取れる繊細さから、頼まれごとを断れないあなた。自分も忙しいのに、何でもかんでも引き受けていては身がもちません。上手に断る対処法を知っておけば、自分の人生を自分のために生きることができます。
・二者択一ではなく、中間の落としどころを探る。「引き受ける」「断る」以外に、「交渉する」のです。半分量ならOK、期間を延ばせば対応できる、というように。
体調の「小さな悩み」
繊細であるがゆえに、ちょっとした刺激に敏感である方もいらっしゃいますよね。五感が過敏になって緊張が取れない、気疲れや体調がすぐれない、といった「小さな悩み」を抱えがちです。このような体調の悩みには、準備とケアで自分を守ることが大切になります。
体調がいつもすぐれない
さまざまな刺激を感じ取りやすく、体調がいつもすぐれない。光や騒音など、原因がはっきりしていれば、刺激をブロックすることです。食べ物に含まれる化学物質が原因で、体がだるくなったりすることも。
・原因がわかれば、その刺激をブロックする。なるべく近づかない、物理的に遮断する、口にするものに注意するなど。
人混みで疲れやすい
騒音やにおい、人いきれなど、不快な刺激が充満した人混み。苦手な方も多いでしょう。そのストレスから自律神経のバランスが崩れ、免疫力が低下してしまうことも。人混みを避ける以外にできることを、心得ておくと安心です。
・「マイ・ルーティン」を行う。出かける前に、毎日同じ動作をしながら、「これでわたしは守られる」と唱えるのです。胸に手を当てる、鏡に向かって笑顔になる、両手を頬にあてるなど。
眠れない、眠りが浅い
かすかな光や物音が刺激になって、眠りが浅くなってしまう。仕事や人間関係のことが気になって、なかなか寝付けない。こんな眠れない夜はつらいものですよね。よりよい眠りのためには、外部あるいは内部の刺激をできるだけ遮断するようにします。
・内部刺激を遮断する。ヨガや瞑想で、呼吸や体の感覚に集中し、雑念や思考を手放していく。
「小さな悩み」は上手に手放していこう
“気にしすぎ“なのは、あなたが生まれ持った繊細さや敏感さゆえのもの。そんな自分を責めるのではなく、上手に手放していくことが大切です。今回ご紹介した10の対処法で、少しでも楽にすごせるよう、ご参考になさってくださいね。
社会生活を送るうえで、人間関係は避けられないものです。そこで抱きがちな「小さな悩み」は、本人にとっては重大な問題であることもありますよね。人間関係でつらい、しんどいと感じる「小さな悩み」には、どう対処すればよいのでしょうか。