いつもの生活に5分だけ。「自分で作るって楽しい!」の特別体験を*
子どもの成長は目まぐるしく、そして嬉しいもの。
おしゃべりが豊かになり、いろいろな道具を使い始め、一日一日と興味が広がる・・・そんな生き生きした眼差しを見ると「もっといろんな体験をさせてあげたい!」と思うママも多いのではないでしょうか。
出典: そこで、ちょっとしたものを「手作り」してみる親子の時間をとってみてはいかがでしょう?
お店で買ったお気に入りもいいですが、同じモノでも特別な愛着がわくのが、手作りならではの良さ。
さらに、「ママと一緒に作ったんだ!」という経験や時間が、お子さんにとっては何よりも嬉しく、そんな喜びと思い出の詰まった世界に一つの作品は、きっと宝物になるはずです。
出典: 今回ご紹介するのは、お手軽なものばかり!どれも準備が簡単で、隙間時間を活用して仕上げられますよ*
おうちで「作ること」自体を楽しむのはもちろん、お友達のおうちに遊びに行くときのプチギフトにしたり、お友達が遊びに来てくれた時にみんなで「クラフトタイム」を楽しむのにもぴったりです。
忙しいママにも負担にならず、気軽にいつもとちょっと違う「手作り体験」を、親子で楽しんでみませんか。
▼ 【お手軽クラフト】アイデアvol.2はこちらから*
子供たちが大好きな工作やお絵描き。
「ママ~一緒にやろう!」と声をかけられて、もし仕方なく付き合っているなら、それってちょっともったいない。
せっかくの親子の触れ合いの時間、大人も子供も一緒に楽しめて、仕上がった作品までお気に入りになるようなクラフトタイムになったら…最高ですよね!
そこで今回は、不器用さんでも簡単に素敵な仕上がりになる、手軽な3つのクラフトアイデアをご紹介します*
【1】マスキングテープを使った「貼り絵」(1歳半~)
お絵描きがまだ難しい時期や、シール貼りが大好きな時期のお子さん、あるいはもっと大きくなって大好きな絵本があるお子さんにおススメなのが、マスキングテープを使った「貼り絵」。
糊を使わないので、手やお部屋を汚してしまう心配がないのも嬉しいポイント。ママがひと手間加えることでかわいいアート作品になりますよ!
出典: 絵本のキャラクターやお子さんのお気に入りのモチーフ(恐竜や車などでもいいですね)を画用紙に描き、一部を切り抜きます。
写真のように、あおむしの体や、キャラクターのお洋服部分、車のボディなど、ある程度面積が広めになる場所を切り抜くのがオススメです。
*カッターの作業は、お母さんが担当しましょう。
別の用紙を用意し、1で切り抜いた部分からはみ出る程度の面積に、自由にマスキングテープを貼っていきます。
いろいろな大きさ、形にちぎって貼り合わせていくと、リズムや変化が出やすいですよ。
出典: 小さいお子さんの場合、あまり細かくマスキングテープを切ってしまうと、必要面積が仕上がる前に、飽きてしまうことも。
最初はマスキングテープを大きめに切ってあげつつ、様子を見て小さいものを織り交ぜていくとスムーズに進みやすいです。
必要な面積が埋まったら、最後に1の台紙を重ねて完成です!
ぜひフレームに入れて、お子さんの目につく場所に飾ってあげてくださいね。
※出典元の無い画像(上4点)/2015年デジタルえほんミュージアムで、筆者が子どもと共に参加したワークショップ作品。エリック・カール氏が用いた貼り絵の技法でポストカードを制作。
【2】小さいクレヨンが生まれ変わる!「マーブルクレヨン」(1歳~)
出典: 短くなって、使いにくくなったクレヨン。これを材料に、もっと楽しく使いやすい、虹色の「マーブルクレヨン」に生まれ変わらせることができるんです!
上手に作れるようになれば、このようにピカピカのお星さまにアレンジすることも。
作業自体はとても簡単なので、1歳くらいのお子さんからOKです。(ただ、お口に入れないようにご注意を。)
出典: 出来上がったマーブルクレヨンを使って描き進めていくと・・・次々色が変わっていきます♪色を塗ったり殴り書きをしたり、年齢に合わせて驚きや感動が味わえますよ。
古くなったからといって捨てるのではなく、リサイクルしてモノを大切にする・・・そんな大切なことも、教えてあげることができますね。
出典: ・クレヨン
・電子レンジ対応のシリコン型や紙カップ(100均でも購入可能)
・電子レンジ
クレヨンを適当な長さに折りましょう。また、カットする場合は、普通のカッターでOK。この時大きめのかたまりにしておくと、完成品のカラーの切り替えもハッキリしたものに。
細かい状態にすればするほど、完成品では見た目としても色が細かく混ざり合い、実際に使った場合も次々と色の変化が楽しめます。
*カッターの作業は、お母さんが担当しましょう。
カップに1のクレヨンを自由に入れましょう。この後の工程で液状になるので、その際溢れないようにご注意を。
出典: シリコン型などを使って思い通りのかわいい形に仕上げたいなら、少し山盛りになる程度に入れると、溶けたときにかさが減って、型の形がきれいに出やすいですよ。
*ただしクレヨンは食用ではないので、「シリコン型」を使った場合は、その後、料理用には使えません。そのため100均などを活用すると良いでしょう。
型に入れたクレヨンの大きさや量によって加熱時間は変わります。様子を見ながら、最初は500Wで3~4分、その後は溶け具合を見ながら、必要に応じて1~2分ほど加熱時間を追加したりして、全体が溶けるように調節していきます。全体が液状になったらOKです。
*加熱後のクレヨンは、非常に熱いです。お子さんのやけどを避けるためにも、この工程は大人が行うようにしましょう。
全体がしっかり固まったら方から取り出して完成です!
出典: 型によって、様々な形が楽しめるので、お友達の好きな型を選んで作ってプレゼントしても喜ばれますよ!
出典: 入園・入学準備で使った布物のあまりや、お子さんがサイズアウトしてしまったお洋服など・・・なかなか処分しないままの布が手元にあるなら、「くるみボタン」を作ってはいかがですか?
出典: 大きいボタンなら、お子さんの帽子、Tシャツの胸元などにつければ、ファッションのアクセントになりますね◎ このように、麦わら帽子にも「くるみボタン」は相性ぴったり。
こちらは、こぎん刺しのくるみボタンが付いた、作家さんによる麦わら帽子です。帽子は手編み、ボタンの模様も手縫いで、作り手の温もりがいっぱい。「帽子をかぶりたくない!」というお子さんも、きっとお気に入りになるのではないでしょうか。
出典: また、大きなサイズのくるみボタンを作って、ヘアゴムを通してヘアアクセサリーにするのもいいですよね。
そのほか、小さいくるみボタンをつくるなら、カーディガンやワンピースのボタンと付け替えたり、お洋服の前後をわかりやすくする目印として縫い付けたり・・・♪
「いつも身に着けられる」自分だけの作品は、目にするたびに嬉しくて、より特別なものになるはず。
出典: ・ハギレ
・ハサミ
・くるみボタンキット(100均で購入可能)
出典: ハギレのなかでも、「薄手の布」をチョイスするとよいでしょう。
工程自体に難しさはありませんが、厚手の布(コーデュロイ、ニットなど)だと難易度が高くなってしまうので、慣れるまでは「薄手の布」を使うのがオススメです。
出典: くるみボタン用の布をカットしましょう。布に柄があるなら、お子さんと「どこの柄を生かすか」を相談して、それに合わせてカットするようにすれば、お子さんも参加してる感じで、楽しめすよね◎
逆に、下準備はママがどんどん進めておきたい場合には、いろんな布を切っておいて、お子さんに選んでもらいながら制作するととてもラクチンです♪
作り方の説明は・・・こちらの動画が非常にコンパクトで分かりやすいので、ぜひご覧になってみてください。
ステップは、大きく分けて二つのみ。
1.布をボタンに合わせてカット
2.くるみボタンキットを使って、布とボタンパーツを組み合わせる
出典: 裏面に磁石を付けて、マグネットに仕上げて、お友達にプレゼントしてもいいですね♪
出典: 100均で簡単に手に入る「プラバン」をご存知ですか?
その名の通り、プラバンはプラスチックの板。とても薄いので、好きな形にカットもできます。
出典: 「プラバン」にお絵描きや着色をしたら、トースター(オーブンでも可)で焼き上げると・・・ぎゅぎゅぎゅっと小さく縮んで硬化し、アクセサリーやキーホルダーとして楽しむことができるんです。
出典: ペンを持ってお絵描きができる年齢であれば楽しめるクラフトですよ。
出典: ・プラバン(100均で購入可能)
・筆記用具(ポスカ、油性ペン、色鉛筆(※)、パステル(※))
・紙やすり(※の筆記用具を使う場合)
・ハサミ
・穴あけパンチ(キーホルダーなどに加工する場合)
・トースター
・アルミホイル
・クッキングシート
・本など、平らで重みのあるもの
プラバンは、主に2種類・・「透明タイプ」と「半透明タイプ」があります。
出典: 「透明タイプ」のプラバンはインクをはじきやすい素材。油性ペンやポスカを使って、絵や模様を描けます。
出典: 半透明タイプは、色鉛筆やクーピー、パステルなど、子どもがお絵描きによくつかう画材を使用でき、指でぼかしたりすることも可能。グラデーションや繊細な表現が楽しめます。
「半透明タイプで制作したいのに、お店には透明タイプしか売っていない・・」という場合には、プラバンの表面に紙やすりをかけることで、色鉛筆やパステルなどの画材がのるようになりますよ。
作り方は、こちらの動画に基本がまとまっていますので、初心者さんは参考にしてみてください。ぜひ、お母さんとお子さんの役割分担もイメージしながらご覧くださいね。
1.プラバンを好みの形にカットします (焼き上げるとかなり縮むので大きめに・・・)
2.お絵描きや着色をします
3.トースターで焼き上げます
4.取り出したら本などの間に挟んで、プレスして仕上げます
*キーホルダーなどに加工する場合には、1~2の段階でパーツを通すための穴をあけておきましょう。
*殴り書きなどをする時期の小さなお子さんは、2→1と順番を入れ替えて、まずはプラバン全体に自由にお絵描きさせてあげるという方法も。
出典: 絵がうまくかけない小さいお子さんでも、絵の中の「かわいいな」と感じた部分がおさまるように、お母さんがキレイにカットして焼き上げれば、立派な作品に。
リボンや星、マルや三⾓などのほか、このように動物型にカットしてもよいかもしれませんね。
だんだん回数を重ねれば、こちらの作家さん作品のように、とっても可愛らしいブローチを作れるかもしれません。
出典: またコツを掴めば・・・プラバンは平面だけでなく、このように曲げて、指輪にする楽しみ方もあります* 女の子のお子さんにいかがでしょうか。一度に使い切らずに、複数回いろんなアレンジを楽しんでみてください。
ママと、自分の手で。作った時間と体験は、何よりの宝物。
自分で自由に表現し、生み出したものが形になるのは、大人が想像する以上に子どもたちの感動と喜びになります。
忙しい時に「遊んで」とせがまれると、ついついいい加減になったり、親がなにかを与える、といった状態にもなりがちですが、たった5分なら、子どもとも気持ちよく向き合いやすいのではないでしょうか。
「こんなものが自分で作れるんだ!」という驚き、「自分で作ったものを使う」という経験、そして自分の思いにママが応えてくれたこと・・・そのすべてが、子どもたちにとっての宝物になるはず。
笑ったり、失敗したりしながら、素敵なクラフトのひと時を親子で味わってみてくださいね。
子どもの成長は目まぐるしく、そして嬉しいもの。
おしゃべりが豊かになり、いろいろな道具を使い始め、一日一日と興味が広がる・・・そんな生き生きした眼差しを見ると「もっといろんな体験をさせてあげたい!」と思うママも多いのではないでしょうか。