春から『きゅうり』で家庭菜園を始めませんか?
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
初心者でも作りやすい『きゅうり』
受粉の必要がない
こまめに収穫して長く楽しめる
きゅうりは花が咲き始めてから実が大きくなるまでが早く、収穫に適したサイズになるまであっという間です。食べ頃は20cm前後ですが、最盛期になると1日に5センチ以上成長するので朝夕のチェックは欠かせません。上手に育った株は多くて40本ほど収穫することができます。時期をずらして複数植えれば、初夏から秋口まで美味しいきゅうりが楽しめますよ。
病気に強く夏シーズンでの栽培に適している
おすすめのきゅうりの品種
フリーダム
いぼがないつるりとした実は、甘みや香り、きゅうりらしいシャキシャキした歯切れの良さで人気。サラダや浅漬けなどに向いていて、生食ならではの美味しさを楽しめます。成長が早く病気に強いので、初心者にも育てやすい品種です。
夏すずみ
夏ばやし
四川きゅうり
ミニQ
うどんこつよし
プランターきゅうりの育て方
苗から植え付けます
ホームセンターや園芸店でポット売りされているきゅうりの苗には、種から育てた「実生苗」と、他の野菜の苗にキュウリの苗を接木した「接ぎ木苗」があります。接ぎ木苗は少し割高ですが、病気に強く丈夫で育てやすいのが特徴です。家庭菜園の初心者なら、この接ぎ木をプランターに移植栽培するのが簡単で確実です。
温度管理は少し難しいですが、種から自分で苗を育てることもできます。ポットやセルトレイに種を蒔いて30日~35日後、本葉が3~4枚出たら、生育の良い苗を選んでプランターに定植しましょう。
用土の選び方
プランターできゅうりを育てる用土は、市販の野菜用培養土を使うのがおすすめ。水はけが良く元肥も配合されていて、あらかじめ植物の育成に適した土の状態に調整されているので手間いらずです。自分で用土を作る場合には、赤玉土7:腐葉土2:バーミキュライト1を混ぜ、用土10リットル当たり石灰10gと化成肥料10~30g加えたものを使いましょう。
また、プランターは1株あたり20リットル以上のものを選びます。横長の大型プランターに1〜2苗だけ植えるようにすると、夏でも水切れしにくくなります。
日当りの良い場所に置く
水やり
きゅうりは乾燥に弱い植物です。育ったきゅうりを食べて苦いと感じた時は、水やりが充分でなかった可能性も。土の状態をよく観察し、乾いていたらたっぷり水を与えるようにしましょう。ただし真夏はすぐに水温が上がってしまうので、最も暑い昼間を避け、涼しい朝や晩に様子を見ながら水やりします。
また、晴天が5日以上続いた時は葉の裏にも水をかけてやると苗も元気になり、ハダニなど害虫の発生を軽減できます。
水分たっぷりでぱりぱりの食感も楽しいきゅうりは、鮮度によって味わいがガラリと変わる夏野菜。何と言っても、もぎたてに勝る美味しさはありません。コツさえ掴めば家庭菜園でも比較的失敗の少ない野菜の一つで、最近では病気にかかりにくい品種も続々と登場しています。美味しい自家製きゅうりを夏にたっぷり味わいたいなら、これからあたたかくなっていく今の季節はまさに準備を始めるタイミングです。