お子さんと一緒に劇場へ!
目安は小学校1年生
上演時間を確認しておく
劇場デビューの服装は?
劇場と言うと、「ドレスコードがあるのでは?」と思っている方も多いよう。しかし、基本的には国内の劇場でドレスコードはありません。
どんな演目を選ぶ?
お子さんの興味に合わせた演目選びは、楽しく観劇できるポイントです。小さなお子さんは特に、子どもが主人公の作品や、知っている登場人物や物語に引き込まれるのではないでしょうか。観劇前に、ざっくりと作品のあらすじを話しておくとスムーズです。
また、ダンスや歌が中心となった作品もおすすめ。ストーリーがしっかりと理解できなくても楽しめる作品が良いでしょう。一緒に舞台の動画など観て、興味のある演目を探してみては。
座席の選び方
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
劇場到着後、開演までの過ごし方
気持ちよく観劇するために、劇場到着後にやっておきたいことがいくつかあります。ぜひチェックしてみてください。
劇場到着は、開演30分前を目安に
荷物をロッカーへ預ける
座席は、スペースに限りがあります。コートや大きな荷物、音の出る物などは、劇場内のコインロッカーに預けておくのがおすすめ。お子さんの手荷物なども必要最低限のものだけにして、劇場内に入りましょう。
トイレを済ませる
上演中に席を立つことは極力控えたいもの。お子さんは特に、開演前には必ずトイレに行っておきましょう。上演直前になるとトイレが大混雑する場合もあるため、時間に余裕を持って済ませておきたいですね。
シートクッションを用意してもらう
小腹を満たしておく
お子さんは、お腹がすくとぐずってしまうことがあります。上演時間が長い場合は、事前に小さなお菓子などをつまんで小腹を満たしておくと良いでしょう。売店などでフィンガーフードが販売されている劇場もあるため、ぜひ利用してみてください。
プログラムやグッズの購入
いざ開演! お子さんへ事前に伝えておきたい観劇のマナーは?
お子さんは、じっとしているのが苦手。上演中、立ち上がったり、おしゃべりを始めてしまったりすると、周りの観客の方にも迷惑が掛かってしまいます。開演前に、どんなことを伝えておけば良いのでしょうか。
座席の背もたれに背をつけて座る
前のめりで観劇をすると、後方席の方の視界を遮ってしまいます。座席にゆったりと腰かけ、背もたれに背をつけて観劇するのがマナーです。
身を乗り出したり、立ち上がったりしない
しゃべらない 音を出さない
上演中、お子さんは悪気なくついお話のあらすじを聞いたり、感想を言いたくなったりするかもしれません。しかし上演中は「おしゃべりをしてはいけない」というマナーをしっかり伝えておきましょう。上演前に「○○分経ったら休憩があるから、その時にお話しようね」と伝えておくと、お子さんも我慢できるのでは。
また、ビニール袋の擦れる音なども意外に響き、舞台の進行を妨げてしまいます。「音を出さないこと」も大切なマナーです。
上演中に飲食をしない
携帯の電源はオフ。バッグから出さない
できる限り途中退席しない
途中でぐずってしまったら…
開演前にあれだけ準備しておいたのに、やっぱりぐずってしまった…。そんな時には、どうしたら良いのでしょうか。
静かに席を離れて、案内係へ
ロビーで少し休んでみては
幕間(休憩時間)のおすすめの過ごし方
幕間とは、舞台の休憩時間のこと。食事はもちろん、劇場をより楽しむために有意義な時間にしたいですね。それでは、おすすめの過ごし方をご紹介します。
食事やスイーツを楽しむ
幕間は、食事をとるのに最適な時間。劇場によっては、ご当地の食事や人気のスイーツを楽しむこともできますよ。
劇場探検をしてみる
各劇場には、内装やインテリアにもこだわりや特徴があります。例えば、こちらの写真は福岡県にある博多座のエントランス。見上げると格調高い天井デザインに目を奪われます。実はこの照明にも秘密が…。よく見てみると、博多座のシンボルマークが隠れているんですよ。
他にも、国内外問わず集められた博多座にちなんだアートがたくさん。ぜひ、幕間に時間をつくってお子さんと一緒に劇場探検してみてはいかがでしょうか。
観劇の記念になる品を一緒に選ぶ
劇場内では、公演にちなんだグッズはもちろん、劇場の売店などでもアクセサリーやキーホルダー、文具、ハンカチタオルなどが販売されています。(劇場により異なります)おみやげを選ぶ楽しい時間も、素敵な思い出になるのではないでしょうか。
上演前にトイレを済ませる
マナーを守ってお子さんと楽しく劇場デビューを
本物の芸術に触れることができる観劇は、ぜひお子さんにも体験させてあげたいですね。全身全霊で演じる役者さんの姿、美しい音楽、迫力のある演出…どれをとっても、他のエンターテイメントにはない「生」の魅力に溢れています。これは、体験した人だけが味わえる醍醐味です。
お子さんとの観劇はハードルが高い、と思われがちですが、マナーを知っておくことで余裕を持って舞台を楽しむことができます。さまざまな作品を通してお子さんに豊かな心を届けるだけでなく、将来の夢もそこで見つかるかもしれません。ぜひ記事を参考に、親子で劇場を楽しみ、心潤う素敵な時間を過ごしてくださいね。
国内各地に劇場も増えミュージカルや宝塚、歌舞伎など、舞台を観ることが身近になった日本。ミュージカル俳優さんがテレビ出演したり、テレビ映画で活躍している俳優さんがが舞台デビューしたりと、「舞台・演劇」に注目が集まっています。
生で繰り広げられる舞台は、心を豊かにし、本物の芸術を体感できる唯一無二のエンターテイメント。お子さんと一緒に観劇したいという方も多いのではないでしょうか。
ただ舞台観劇を楽しむためには、いくつかのマナーがあります。マナーを守って観劇することで、劇場空間全体の雰囲気が良くなり、役者さんと観客が一体となる感動的な体験ができますよ。それでは早速、親子観劇が上手くいくポイントやマナーを見ていきましょう。