出典: ベッド、デスク、収納やプレイスペース…子供部屋に必要なものはたくさんありますが、限られたスペースにうまくレイアウトするのはなかなか難しいですよね。古い団地やマンションだと、3畳、4.5畳といった6畳以下のお部屋も多く、広くても和室だったり、細長い形でレイアウトが難しいことも。兄弟姉妹がいる場合、スペースをどうやって分けるかも悩ましい問題です。そこで今回は、お部屋の広さや悩みに合わせたレイアウトの例とポイントをご紹介します。2人・3人きょうだいや異性のきょうだい、赤ちゃんや幼児のための子供部屋作りまで、さまざまな例をご紹介しますので参考にしてみてください。
3畳のお部屋は、デスクまたはベッドだけを置く、プレイスペース専用にする、といった使い方が多いのではないでしょうか。限られたスペースでも、2段ベッドを置いたり、壁面を有効に使うなど工夫することで、素敵なお部屋になります。コンパクトだからこそ、子供らしい可愛さや楽しさがある空間を目指しましょう。
出典: 2段ベッドは、限られたスペースの子供部屋に大活躍!遊ぶスペースにしたり、机を置いたり、もちろんベッドとしても使えます。屋根を付けたり、かわいい雑貨でデコレーションすれば、子どもも大喜び!
出典: 高さが低めのデスクや収納家具を揃えて、壁面は収納に使ったり、デコレーションで楽しい空間を演出しています。ブラインドを合わせると、限られたスペースでも圧迫感が軽減されますね。
出典: 子どもが小さいうちは、真ん中に机と椅子を置いたこんなレイアウトもおすすめ。おもちゃや絵本は壁側にまとめて収納し、中央にお絵かきなどができる作業スペースを確保すれば、ゆとりのあるプレイルームになります。
団地などでよくある4畳のお部屋は、子どもが小さいうちはプレイスペースに、少し成長したらベッドか机を置くようにすると、無理のない使い方ができるでしょう。寝る時は家族と一緒だったり、リビング学習をしている小学生ぐらいのお子さんにもおすすめの広さです。
出典: ベッドと収納棚を並べたシンプルなレイアウト。ぴったりくっつけるのではなく少し離して配置することで、空間が広く見えます。リビング学習をするなら、こんな配置を取り入れたいですね。
出典: プレイルームにするなら、背の低い家具を並べると子どもも使いやすく、お部屋を広く見せることができます。薄いグレーや白をベースにしたインテリアも、すっきりと広く見えておすすめ!
出典: 4.5畳で収納がある場合、ベッドと学習机をおくとぎゅうぎゅうになってしまいますよね。そんな時は、クローゼットのような作り付けの収納スペースにデスクを置く方法もあります。その場合、収納は壁面をうまく使うのもポイント。モノトーンを中心にまとめると、さらに広々と感じられる空間になります。
机もベッドも置けそうな5畳のお部屋ですが、部屋の形によってはレイアウトが難しいと感じる場面も。また、兄弟2人で使う際も、配置の工夫が必要になります。2段ベッドを取り入れたり、寝室と遊び・勉強スペースを分けるなどして、狭く感じない使い方を目指して。
出典: 縦長のお部屋にもおすすめの、ロフトベッドを使ったレイアウト。お子さんが一人の場合は、下の空間を広く使えるロフトベッドもおすすめです。デスクと収納、ちょっとした遊び場も確保でき、成長に応じて使い方を変えることもできます。
出典: 2段ベッドを置いて、机の配置を工夫すれば2人部屋としても使えます。机は並べてもいいのですが、向きを変えてこんな置き方にするアイデアも。
出典: 中学生や高校生になって、自室にベッド・勉強机・ちょっとしたテレビなどを置きたい場合におすすめのレイアウト。机やテレビは小さめのものを選び、床に座れるようにするのがポイントです。ベッドがソファ代わりにもなるので、自室で過ごす時間が長くなってもゆったり過ごせそう。
ある程度成長したお子さんや、きょうだいで使われることも多い6畳のお部屋。特に2人以上で使う場合は、お互いが一緒に楽しく過ごせる空間でありつつ、集中したい時、一人になりたい時に適度なパーソナルスペースもあると理想的です。
出典: 2段ベッド+横並びのデスクは、年が近かったり性別が同じだったり、仲のいいきょうだいにおすすめのレイアウト。縦長のお部屋でも使えそうですね。
出典: 2人一部屋でも、適度に距離がありパーソナルスペースが作れるレイアウト。こちらも縦に細長いお部屋に使える配置です。
出典: 中学生~ある程度大きいお子さんが一人で使うなら、奥にベッドを置いて、手前にデスクを置くこんなレイアウトも。高さがある収納付きのベッドは、衣類などを収納できるのでクローゼットがないお部屋でも便利です。
2人、3人で使うことも多い8畳のお部屋。十分な数の子供部屋がない場合には、将来的にスペースを仕切って使うレイアウトも必要になります。一人の場合はベッド、デスク、収納を置いても十分な広さがあるので、なるべくこの部屋に持ち物がすべて収まるようレイアウトしましょう。
出典: 一人で8畳のお部屋は、かなり広々と使うことができますね。今は1人だけど、将来的に2人で使うかも…という家庭でもおすすめの広さ。部屋におもちゃをまとめて真ん中をプレイスペースにしておけば、リビングにおもちゃが散らからずにすみます。
出典: 高校生~大学生ぐらいの子供部屋としても長く使えるレイアウト。2人きょうだいであれば、左右対称にこのような配置をして、パーテーションで仕切るという方法も。
出典: 高校生~大学生ぐらいのお子さんが一人で使うなら、ベッド、デスクの他に、コンパクトなソファとテーブルを置くこともできます。
【同性・異性・3人以上…】子供部屋のお悩みを解決!Q&A&レイアウト例
2段ベッドを有効活用して、年齢に合わせて変化させよう
同性のきょうだいは、将来的に部屋を分ける場合もあれば、ずっと一緒という場合も。どちらになっても対応できるよう、分離してシングルとしても使える2段ベッドがあると便利です。
出典: こちらは部屋の中心にテーブルを置いて、寝るだけでなく遊ぶ場所としても使えるようにしたレイアウト。子どもが小さいうちはデスクを置かずにリビング学習をさせて、子供部屋に広めのプレイスペースを作ってあげるのもいいでしょう。
出典: 2段ベッドは、同じ寝室でもある程度プライバシーが確保できること、床が広く使えることがメリット。ある程度大きくなるまでは2段ベッドで部屋を広く使い、個室が必要になったら別々に使うのがおすすめです。
出典: こちらは並べても使えるタイプの2段ベッド。高さがあるので、下にたっぷり収納ができて省スペースです。
出典: 使うときだけ引き出して、普段はもう一つのベッド下に収納できる親子ベッドタイプも。2段ベッドと違い、お互いに顔を見て話ができるので、双子や仲良し兄弟にもおすすめ!
A.システムベッドやシステムデスクを有効活用しよう
3人きょうだいの場合、3人一緒の部屋を使う時期はそう長くないことが多いです。成長するうちにそれぞれの個室が与えられたり、2人部屋+1人部屋の構成になるケースも。子どもの成長に合わせてさまざまな使い方ができるシステムベッドやデスクは、変化にも対応しやすくて心強いアイテムです。
出典: 最近は3段ベッドや、エクストラベッドが収納できる2段ベッドもあります。子どもが小さいうちは親が添い寝したり、寝るときだけ3人一緒にしたり…といった使い方ができて便利。
出典: ベッドの下に学習机や収納棚が入るセットを購入する、という方法もあります。これなら狭いスペースでも、必要なものがすべて揃いますね。
出典: デスクと一体型ではなく、ワゴンが別売りになっているタイプも何かと便利。狭いお部屋では、机を並べた真ん中に収納棚を置けば省スペースで済みます。
Q.異性のきょうだいの場合、レイアウトで気をつけるポイントは?
A.なるべく別の部屋を用意してあげて。部屋が狭い場合は布団を活用するのがおすすめ!
異性のきょうだいの場合は、将来的に部屋を分けることを前提にしてレイアウトを考える必要があります。特に、小学生以上になると遊ぶ友達も内容も男女で変わってくるので、できれば別々の部屋を用意してあげるのが望ましいでしょう。また、3人以上のきょうだいの場合、例えば上のお兄ちゃんに個室が必要だけど、下にいるきょうだいも男女だから寝室は分けたい…ということがあるかと思います。そういった場合は無理にベッドを置くのではなく、布団を活用すると狭小スペースでもやりくりできます。
出典: 異性のきょうだいでは、勉強スペースは同じ部屋で、寝室は家族一緒にしたり、性別で分けるという方法もあります。
出典: 布団なら狭い部屋で寝起きする場合は寝るときだけ出したり、普段は敷きっぱなしにして友達が遊びに来た時は片付けておく、というような使い方もできます。こういったすのこタイプの折り畳めるロール式ベッドを利用すれば、湿気も防げて安心。
Q.赤ちゃん・乳幼児のための子供部屋を作るポイントは?
A.プレイスペースをメインに、おもちゃ収納でお片付けを学ばせよう
小さいうちから子供部屋を用意することは、広々したプレイスペースを確保できる、リビングにおもちゃが散らかりづらくなる、といったメリットがあります。さらに、おもちゃの収納場所を確保することで、小さい子どもでもお片付けがしやすくなります。プレイスペースをメインに考えつつ、子どもでもおもちゃ収納がしやすいレイアウトを心がけましょう。
出典: おもちゃ収納を片側にまとめて、子どもでも手の届く低さにしています。カゴを使っているので、小さな子でもポイポイ入れるだけで片付けられますね。海外インテリアのような見た目も素敵。
出典: 部屋の真ん中に大きなボールプールとプレイマットを敷いて、思いっきり遊べるスペースに!モノトーンにペールピンク、アニマルモチーフのインテリアも可愛いですね。
出典: 子どもが大好きな、ティピーテントがあるお部屋。ポップな色使いとファブリックで、楽しい空間を演出しています。
出典: 細々したおもちゃやぬいぐるみは、色分けしたボックスに定位置を作って収納。子供部屋におもちゃの居場所を作ることで、「自分のものは自分で片付ける」習慣が自然と身についていきます。
A.大胆な色使いや、クッションフロアなどで畳を隠すとおしゃれに。DIYにも挑戦してみて
足音が響きにくかったり、寝転がれたり…和室があると子供用のスペースとして重宝します。団地や古い物件には和室が多いのですが、あまりおしゃれとは言えないお部屋がほとんどなのではないでしょうか。おしゃれな子供部屋を目指すなら、クッションフロアで畳を隠したり、カラフルな色使いで「和室っぽさ」を消しましょう。DIYもおすすめです!
出典: このお部屋はもともと和室ですが、床にクッションフロアを敷き、壁もペイントして印象を変えています。賃貸の場合、壁を塗るのは難しいと思いますが、剥がせる壁紙などを使えば真似できそうですね。モノトーンでまとめたインテリアも素敵です。
出典: 和室ならではの、押し入れを遊び場として使うこんなレイアウトもおすすめです。床を広く使うことができるので、子供用の家具を置いたり、ジャングルジムやすべり台のようなちょっと大きめの遊具を置いてみたり…可能性が広がります。カラフルな色使いとデコレーションは、一つ真似してみるだけでもお部屋の雰囲気がガラッと変わりますよ!
出典: 大人にとっては「狭い」と感じるスペースも、子供には秘密基地みたい!と喜ばれたりするものです。レイアウトを見直すことで、限られたスペースでも今より使いやすいお部屋になるかもしれません。ご紹介したレイアウトの例を参考に、ぜひ快適な子供部屋を目指してみてくださいね。
2段ベッドは、限られたスペースの子供部屋に大活躍!遊ぶスペースにしたり、机を置いたり、もちろんベッドとしても使えます。屋根を付けたり、かわいい雑貨でデコレーションすれば、子どもも大喜び!