早起きって気持ちいい＊この春こそ「朝活」はじめませんか？

すこしずつ朝の風が気持ちよくなる季節がやってきました。朝の時間を有効に使う「朝活」は、春こそ始めるのにぴったりです。ひと口に朝活といっても、どんなことをするかによって過ごし方は千差万別です。心と体が整う朝活をご紹介していきましょう。

朝活という言葉がだんだんと定着してきました。朝活というのは、文字通り、朝に活動するということ。会社や学校に行く前の時間を有効に使って、いろいろな活動をしていくのが朝活です。その後の過ごし方とはちょっと違うことをするのが、朝活を成功させるポイントです。

朝活にはメリットがたくさんあります。いつもだったらだらだらと寝てしまう時間を素敵な活動に充てることで、心もしっかりと充足します。また、朝の活動は、夜の活動よりも頭の回転がはやくなり、生産性が高くなります。すっきりとした頭で考えると、いつもは思いつかないようなアイデアが湧くこともあります。

朝の時間にしっかりと起きようと思うと、自然と夜、早めに就寝することになります。早寝早起きのサイクルを上手に実践していくことができます。健やかな生活リズムになっていくので、体調も良くなっていきます。

ただバタバタと忙しかった朝時間とは違う種類の朝の時間があるということを知ることで、メリハリのついたスケジュール管理ができるようになります。それまで出社時間ギリギリに間に合うように起きるのが当たり前だった人も、朝活を通して、余裕をもった時間管理に意識がむくようになりますよ。

朝活をすると、会社や学校とは違うコミュニティに出会うことができます。一人で活動するタイプの朝活でも、いつも同じ曜日、同じ時間帯に同じ活動をしていると、同じ顔触れに出会って、自然と会話が生まれることだってありますよね。新しい出会いは、いつも人を成長させてくれるものです。

朝の光がたっぷりと降り注ぐカフェで手帳を広げてみましょう。スケジュール帳とは別の朝活手帳をつくってみるのもいいですね。欲しいものや、行きたい場所、面白かったことや好きなスタイリングなど書きたいことをどんどん書いてみると、頭の中がすっきりと整理されていきます。

都営三田線御成門駅から徒歩1分。東京プリンスホテルの敷地内にあるこちらのパン屋さんは朝7時30分からオープンしており、朝活にもおすすめです。天井まで届く大きなガラスからたっぷりとお日様の日差しが入り、優しく穏やかな雰囲気です。

東急東横線代官山駅から徒歩7分ほどの距離にあるこちらのお店。モーニングメニューはパンケーキ、グラノーラ、卵料理などから選ぶことができます。大きなバターがのったクラシックバターミルクパンケーキも美味しいんですよ。どのメニューを選んでも、SNS映えするので思わず写真に撮りたいと思ってしまいます。

フルーツを添えたグラノーラにたっぷりとヨーグルトをかけたひと品もおすすめです。朝の果物は金と言われるように、フルーツ類は朝から昼にかけて食べたほうがいいんですよ。モーニングタイムは朝7時から開始されます。朝活手帳に素敵なモーニングセットの内容をイラストで描いてみるのも面白そう。

朝ランも流行している朝活のひとつです。朝ランを成功させるには、前日夜のうちにウエアや靴、帽子などをしっかりと準備しておくことが大切になります。目覚めたときのひと手間がなくなると、朝ランに出やすくなりますよね。朝の光を浴びながら景色を楽しんで走ると、心もさっぱりと爽快になります。走る習慣をつけると、体力もつく上、体内時計も正常にリセットされます。

ヨガをするのも体をすっきりとさせる朝活のひとつです。ヨガは自宅でDVDや動画を見ながらでも行うことができるので、子育て中のママでもお手軽にチャレンジすることができますね。

もちろん、インストラクターのいるヨガスクールに行くのもいいですね。先生に教えてもらえば、正しい姿勢を取りやすくなります。一緒に朝の活動をする仲間ができると、活動自体が長続きしやすくなります。

近くに他の人がいる安心感を味わいながら、ゆったりと読書するのはとても贅沢なことです。平積みの本たちは、同じ種類の本が積み重ねられているのではなく、関連書を積んでいるというのもとてもユニークです。静かな大人のための空間で、朝のひとときを充実させることができます。

駒場公園の中にある日本近代文学館に併設されているのが「BUNDAN（ブンダン）」です。緑豊かな公園の中にあるのは、なんと2万冊もの蔵書のある趣深いブックカフェなんです。偉大な文豪の名作から現代の人気作までジャンルも多岐にわたり、題名を眺めているだけでも面白いんですよ。

こちらのカフェの魅力のひとつは、文学作品にちなんだメニューがたくさん用意されているところです。こちらは「谷崎潤一郎『蓼食う虫』のレバーパテトーストサンドイッチ」。どんな内容の本なのか、読んでみたくなりますね。

代々木公園や砧公園などの広々とした公園に、ピクニックシートを広げて美味しい朝ごはんを食べるのも素敵な朝活のひとつです。おうちからおにぎりを作っていくのもいいものですが、評判のパン屋さんで焼きたてのパンをテイクアウトして、青空の下の朝ごはんにするのも素敵です。

朝ごはんには甘いパンだけではなく、すこし塩気のあるパンも欲しくなりますよね。焼きたてのパンは、どれもこれも美味しそうでついつい沢山買ってしまいます。おうちで丁寧に淹れたコーヒーを保温ポットに入れておけば、公園での朝ごはんピクニックがより充実しそう。

築地本願寺にあるカフェ「Tsumugi」は美しい朝食で有名なカフェです。一番人気は、18品の朝ごはん。16品ものおかずにお粥とお味噌汁がついています。阿弥陀如来四十八願の根本の願い「第18願」が「本願」であることから、18という数字を使った朝ごはんにされているそうです。

木の香りが漂う広々とした店内は、明るくて清々しい気持ちになりますね。ゆったりとした気持ちで丁寧に作られたたくさんのおかずたちを食べると、食べることへの感謝の気持ちが芽生えます。お粥はお代わりできるので、たっぷりいただけます。

活発に活動するだけが朝活ではありません。会社や学校に行く前に、坐禅で静かに精神統一を行って心を穏やかにするというのもいいですね。坐禅はひとりひとりで集中するものなので、おひとり様でも思い立ったときに参加できるというところも素敵なポイントのひとつです。

参加するのにちょっぴり敷居が高いようにも思える坐禅ですが、都内には予約不要で朝の坐禅体験をすることができるお寺があります。都心部でアクセスも良いので、出社前のひとときを過ごすのにぴったりです。

広尾駅から徒歩3分。香林院は臨済宗のお寺で、月曜から金曜までの朝7時に坐禅を体験することができます。朝坐禅のやり方が書かれたプリントをいただけるので、坐禅初心者さんでも安心して臨めます。あぐらをかくので、ゆったりしたお洋服をチョイスしておくといいですね。自分と向き合い、心を見つめる体験をすることができます。

朝の時間を有効に活用できると午前中がとても長く感じます。自然と早寝早起きの習慣もでき、漫然と毎日を過ごすのとはまったく違う活気にあふれた日々を送ることができます。自分が楽しいと感じる朝活に、ぜひチャレンジしてみてください。きっと、身も心もすっきりとリフレッシュして充実した一日を過ごすことができますよ♪お気に入りの朝活を探してみてくださいね。