ココロとカラダ、乱れていませんか?
暮らしのリズムを整えるなら“春”がおすすめ♪
暖かな陽気に包まれると、不思議と気分も前向きになれるものです。何かを始めるなら、日差しが暖かくなり始めた春がおすすめ。ですが、進学や転勤で新しい環境になると、ココロに余裕がなくなってしまいます。新生活が始まる前に、暮らしのリズムを整えておきましょう。
ココロとカラダを整える《暮らしのメソッド》
朝の時間を大事にする
朝が苦手……寒いと尚更起きるのが辛い、なかなか布団から抜け出せずに、冬を過ごしていた人も多いはず。早起きして、朝の時間を自分のために使える人になりたい。そう思っているのなら、今が変われるチャンスです。
いつもより15分早く起きて、お気に入りのコーヒーを飲みながら時間を過ごす。ゆとりを持って1日をスタートできたら、どんなに素敵なことでしょう。朝日を浴びることは、ココロにとってもカラダにとっても、メリットがたくさん。朝の時間は、1日をポジティブに過ごせるよう自分のために使いましょう。
朝食に和食を取り入れる
和食はカラダにいいと分かっていても、ついつい簡単なパン食になりがち。「なんだか胃の調子が悪い」「肌が荒れている」と感じたら、和食のよさを見直すチャンスです。
味噌や納豆、醤油といった発酵食品、良質なタンパク質の豆腐や魚、ミネラルたっぷりの海藻。和食には、肌や腸内環境を整えてくれる食材ばかり。何品も作るのがめんどくさいと感じるなら、具沢山の味噌汁を作って、あとはご飯と漬物があれば十分と考えてみるのはどうでしょう。力を入れすぎなくても大丈夫。朝食に和食を取り入れてみましょう。
鏡の前で笑顔を作る
その場の雰囲気が和み、人間関係を円滑にしてくれるのが笑顔。笑うことで免疫力が上がることも分かっています。そんな笑顔は、誰でも簡単に作れるわけではありません。
普段から意識的に笑顔を作っていない人は、顔の筋肉がこり固まって上手に笑えない状態に……。鏡の前に立ったら、「イー」と言って、笑顔を作る習慣をつけましょう。素敵な笑顔を手に入れるには、努力も必要です。
嫌なことを後回しにしない
メールの返信、溜まった書類、未開封の封筒、ついつい後回しにしがちですが、日々のタスクは溜まる一方。後でやろうと思っても、その頃にはまた違うタスクが積み重なって、ココロに余裕がなくなってしまいます。
結局、今やらない選択は、未来の自分の首を絞めるだけ。嫌なことを先延ばしにすることは、嫌なことと一緒にいる時間が長くなることでしかありません。TODOリストを作って、優先順位をつけひとつずつクリアしていきましょう。
靴を揃える
脱いだ靴は揃えることは、日本人のマナーであり、子どもの頃からそう言われて育った人も多いのではないでしょうか。人の家に行ったときは揃えるけど、誰も見ていないからといって、自宅では脱ぎっぱなしにしていませんか? 靴の乱れはココロの乱れのサインかもしれません。
出かけるときに靴が揃っていると、それだけで気持ちがいいですよね。それは、靴を揃えられるだけの余裕があるから。 逆にいうと、靴を整えるくらいの余裕がなくては、ココロとカラダを整えることは難しい、ということになります。ココロは行動に表れ、行動はココロに表れます。時間に追われているときほど、自分の行動を見つめ直しましょう。
テーブルにモノを置かない
ポストに入ったDM、持ち帰ったバッグ、テレビのリモコン。テーブルは、モノを置くのにちょうどいい高さ。気づけば、いつもモノが溢れているという状態に。常に何も置かないのが理想ですが、なかなか難しいですよね。そんなときは、寝る前に真っさらな状態にすることをルール化しましょう。
夜片付けておけば、朝にゆとりが生まれ、何もない状態が心地よく感じられます。何事もルールを決めて行動すると、習慣化します。自然と行動できるようになったら、いい方向に進んでいるサイン。
1日ひとつ要らないモノを手放す
モノをキープするために掃除の時間を費やし、居心地がよくない人間関係を保つためにココロをすり減らす。周りに人生をコントロールされていませんか? もし、ココロとカラダに不調を感じているのなら、周りに不必要なモノが溢れているのかも。しがらみやモノへの執着を手放すことによって、もっと暮らしを簡素化でき、もっと自分らしく生きられるはず。
モノとの繋がりを持ち続けるということは、それなりの労力をかけなければなりません。 ひとつひとつと向き合って、あなたにとって持ち続けるメリットは何かを考えてみましょう。自分にデメリットしかないのであれば、手放す勇気を持つことも必要です。
お気に入りを見つける
お気に入りだけに囲まれた生活を送っている人は、幸せは日常の中にあることを知っています。要らないモノを手放したら、ココロに豊かさを与えてくれる、お気に入りを見つけましょう。それは、モノでもいいですし、場所でもいいです。そして、大切にしたいと思う人も見つけましょう。
自分にとってのお気に入り=大切にしたいものは、それほど多くはないはず。手帳にリストアップするのもいいでしょう。頭の中を文字にすることで、より想いを強くできます。お気に入りのカフェで大事な人と過ごす、そんな日常が特別でかけがえないものだと気付くことでしょう。
寝る前のスマホをやめてみる
スマートフォンの光は、「サーカディアン・リズム」つまり、体内時計を乱す原因と言われています。スクリーンから放出されるブルーライトは、光の中でもエネルギーが高く、目に浴びることで眠りのリズムを整えるホルモン「メラトニン」の分泌量が抑えられてしまい、カラダが夜になったことを認識できないのです。
良質な睡眠を取れないことは、実にさまざまな弊害をもたらします。「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた『ハフィントン・ポスト』創設者、アリアナ・ハフィントン氏は寝室にスマホを持ち込まないことで有名。良質な睡眠を取ることは、良質な人生を送ることに繋がるのかもしれませんね。
本を読む
寝る前のスマホをやめたら何をすればいいか分からない、という人は本を読んでみてはどうでしょう。 本を読む習慣がない人は、すぐ眠くなってしまうかもしれませんが、それも早起きできるならいいことです。ベッドの中、電車で移動中、ちょっとした待ち時間、本を読む時間は、思うほど少なくありません。
本を借りに図書館へ通う、休日はまだ知らない本を探しに、古本屋さんに出かける、新しい暮らしのリズムが見えてきます。本を読むだけで、いつでも世界中のどこへでも行け、非日常な物語の世界に入り込み、人生を豊かにしてくれる知識が増え、新しい自分を発見するきっかけになるかもしれません。
「ありがとう」を伝える
人と会った後、「さっきありがとうを伝えたかな?」「いただき物のお礼を言い忘れた」、こんなモヤモヤを抱えたことはありませんか? 「ありがとう」を言い忘れると、次会ったとき何か後ろめたい気分になってしまいます。善意を受けたら、「ありがとう」を伝えましょう。
友人や上司にはもちろん、親しい家族に「ありがとう」を伝えてないという人は、自分が与えてもらっていることに気づけていないのかもしれません。気づいていても、照れくさくて口では言えない……と思うなら、文字にして伝えることもできます。言葉にしないと分からない、ということを忘れてはいけません。
常に感謝の気持ちを忘れない
分からないことはネットで調べればすぐに分かる、そしてボタンひとつで荷物が届くような時代。便利な暮らしと引き換えに、人に感謝することが減っています。なかなか感謝の気持ちが生まれないと感じたら、ココロが乾いているのかもしれません。
感謝の気持ちを持つことは、何も人に対することだけではありません。食事のとき「いのち」に感謝する、愛用品の手入れをすることも、感謝することと同じです。そこにあるのが当たり前、してもらって当たり前と思わず、常に感謝の気持ちを忘れず、謙虚な姿勢でいることで、誰からも愛される存在になることでしょう。
新しいことを始める
新しいことを始める、簡単そうで、1番難しいことかもしれません。なぜなら、時間とお金と新しいことを始めるパワーが必要だから。……でも、時間もお金もかからないことならどうでしょう? 今までお伝えしてきたことは、どれも時間とお金はそれほどかかりません。新しい自分になりたい、暮らしを変えたいという想いがあれば、今すぐでも始められることばかりです。
新しいことを始めるときは、こんな自分になりたいと、はっきりしたビジョンを持つことです。誰かにやらされている、意味を見出せないことをやっても身になりませんし、すぐ飽きてしまいます。あれもこれも同時に始めて「やっぱりできない」と自責の念に駆られがちな人は、まずはひとつずつ、確実に暮らしのリズムを整えましょう。
小さなことから暮らしのリズムを整えよう
不調を感じたら、自分の生活を見直すチャンスです。
すべての生活を変えるのは難しいですが、小さなことならどうでしょう。
ココロとカラダを整える暮らしのリズムを身につけて、新生活に備えたいものですね。
朝起きるのが辛い、何もやる気が起きない、そんな不調を感じていませんか? 寒さと日照時間が短いことで、冬はココロとカラダが乱れやすい季節なんです。最近調子が悪いと感じたら、生活リズムを見直すタイミングです。