毎日の仕事において、自分の得意なことを生かせていますか?本当は違う内容の仕事がしたいのに…とモヤモヤとした気持ちを抱えてはいないでしょうか。
自分の良さを見出してもらうことは難しい
多くの人が働いている職場で、自分は何も言わずしてきらりと光る良さを他人に見出してもらうことは、かなり難しいことです。誰もが自分の仕事を抱えていればなおさらですよね。
得意不得意に関わらずなんでもそつなくこなせる器用な人ほど、自分の仕事はもちろん、縁の下の力持ち的な存在になってしまい、モヤっとした思いを抱えやすいのかもしれません。
このままでは嫌だ、違うことをしたいという思いを抱え、自分を強くアピールすることは必要だとは思いながらも、それを苦手に感じる方が多いのではないでしょうか。
自分をアピールするということ
自己アピールとか自己主張というと、日本において美徳とされる謙虚とは真逆にあるようで、なんとなく嫌なイメージを持つ人も多いのかもしれません。ですが自分で自分の良さを伝える努力をせずに、現状で我慢することがベストとは言えません。
職場としても、その仕事が苦手な人よりも得意な人に担当させたいはず。自己アピールしないことがお互いにとってマイナスならば、日頃から自己アピールしておきたいと思いませんか?
上手な自己アピールの仕方
とはいえ、聞かれてもいないのに自分にはこんな力がある、こんなことができると並べ立てても「だから何?」と、返されても仕方ありませんね。では、どうしたら上手な自己アピールといえるのでしょうか。
例えば、職場の上司と昨日行われたセミナーについて話していたとしましょう。
「昨日のセミナー、いい内容だったな。」という言葉に対して、
Aさん「はい、とても勉強になりました。」
Bさん「はい、グラフやイラストが入っていて分かりやすかったです。私も今度のプレゼンで取り入れてみようと思っています。」
と答えたとしましょう。
Aさんは自分の感想を述べただけです。一方でBさんは、感想とともに「自分も取り入れてみようと思う」と発言しています。これは暗に「自分にもできます。」という自己アピールに繋がっていますよね。
単に自分にはこれができると主張するよりも、会話の中に織り交ぜたほうがその時出てきたワードと紐づけられて印象に残りやすいでしょう。この場合は「セミナー」とセットで記憶に残りますよね。
自信をもって自己アピールしていくために
自己アピールが周りに反響を及ぼすのには時間がかかります。一度言っただけでは現実的な変化には結びつかないことのほうが多いですよね。そのため、何度も繰り返す必要があります。
自信をもって自己アピールし続けるためには「得意なことをさらに極める努力」が必要です。初めはひとつのことに関してのみ得意でも、学んでいくことによってそこから派生して多くのことが身につくはずです。
得意の幅が広ければ広いほど、自分を活かすチャンスが増えるということですよね。そして、知識や技術に裏付けられた自信が相手に響く時がきっと訪れるでしょう。
おわりに
自己アピールや自己主張は、自分にとっても会社にとってもプラスになる一方で、ただすれば良いというものではなく、タイミングや方法が問われるものですね。
もし、今置かれている状況を変えたいなら、自己鍛錬を積みながら多方面にアンテナを張っておきましょう。そしてチャンスが来た時に自信を持って自己アピールできる自分でありたいと思いませんか?
様々な仕事がある中で、パソコンを使った事務が得意な人もいれば、電話応対や接客が得意な人もいます。何かをじっくり考えて研究したり、新しいアイディアを出すことが得意な人もいますね。