「なりたい自分」を叶えたい。でも誘惑に負けてしまう……
すべき事を先延ばしにしたり、すべきではない事をしてしまったり。
『目標を抱きつつ、つい目の前の誘惑に負けてしまう』経験は誰にでもあるものです。
「克己心」を英語で言うと
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この「克己心」を英語で言うと、「self-control」。
和訳では「自制・自己制御(統制)」という意味もあります。
「克己心」の意味や読み方は?
こっきしん【克己心】
自分の欲望をおさえる心。自制心。
自分の欲望に打ち勝つ意志の力を表します。
「言うべきではない言葉を言わない」力、「面倒な課題を後回しにしない」力、「飲み過ぎる前にあと1杯を控える」力、とも言い換えられるかもしれません。
偉人の名言にもあるように、克己心は鍛えられる?
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自己の内面を支配し,激情と欲求と恐怖を克服する者こそ,王者というに相応しい。
王だとすれば、貴方はどんな王でしょうか?圧政をしく独裁者タイプでしょうか、それとも温情派?
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激情や欲求・恐怖のような「自分の心」をうまく治めるには、どうすればいいのでしょうか?
克己心を養う方法をご紹介します。
克己心を養う方法①~誘惑に負けないために~
睡眠をしっかりとる
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酔っている時にどれくらい自制心を失うかご存知ですよね。
睡眠不足が慢性化すると、ストレスや誘惑に弱くなり、感情のコントロールができなくなります。
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できれば7時間以上の睡眠の確保を。
血糖値が低いと誘惑に負けやすくなる!?
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その内容は2分間「コメディ番組を見ながら笑わない・屠殺場(とちくじょう)の映像を見ながら怯えない」事を課し、その後、解けない計算問題を解かせるという内容でした。
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血糖値が低いと自制心が働かなくなるのは、脳が自制心を働かせるにはたくさんのエネルギーが必要とされるためではないかと言われています。
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ただ、自制心を働かせるためといっても、たくさん糖分をとるのは体にいいとは言えません。
空腹になったらナッツやフルーツ、豆類など、精製されていない砂糖を使ったおやつにとるのがおすすめ。
欲望は認めつつ「点検する」
思い描いたあこがれの姿に自分を鍛え上げたいという向上心は尊いもの。
向上心や自分の理想を大切にしつつも、あるがままの自分を見つめるまなざしを持つことも大切ではないでしょうか。
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ただ、「その欲求を満たす事が自分の望む幸福につながっているかどうか」は、その都度チェックする必要があるかもしれませんね。
落ち込むと誘惑に負けやすくなる…失敗した自分を「許す」事も大切
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カナダ・カールトン大学の実験では、試験勉強を先延ばしにした後で、自分を責めた生徒と自分を許した生徒を比較しました。
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失敗にくじけず自制心を維持するには、自分を痛めつけるよりも「自分に寛容でありつつ、目標を見失わない」事が大切と言えそうです。
克己心を養う方法②~目標を忘れないために~
スマホやケータイひとつで記録を残せる ~アプリ紹介~
「昨日の自分からの進歩」や「今までに達成してきた事」が目に見えて楽しくなったり、「もう少ししたら目標達成!」というポイントが見えてきたり……。
ノートや手帳につけてもいいのですが、ダイエットや勉強など、目的に特化したアプリもありますよ。
おすすめの記録用アプリをご紹介します。
~人気の日記アプリ編 ~
「Day One」はおしゃれなデザインと利便性が心地いいライフログアプリ。
複数の画像をUPできる他、タスク表の作成やマイクメモも可能。歩数も計測できるので、健康管理にも。
「フォト絵日記」は、音声入力を使って小さな子でも入力ができます。アプリを通じて祖父母にも見てもらえ、印刷も可能。
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絵文字や写真なども印刷できます。育児日記などにも良いですね!
~そのほかのおすすめ記録アプリ編~
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体重変動がグラフで表示されるので増減がわかりやすく、食事を写真で記録できるのも便利です。
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勉強の計画を立てることができ、消化できた勉強時間などをグラフで確認できるAndroidのアプリです。
勉強以外の予定も記入できるのが嬉しいですね。
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教材を登録して勉強時間をタイマーで計測。円グラフで勉強時間を把握できます。
「みんチャレ」は、匿名でチームを作り、お互いのチャレンジを励まし合えるアプリ。
報告してコインを集めるなど、ゲーム感覚で参加できます。
「究極にシンプルなチェックリスト」は、タイトル通りシンプルなAndroidアプリです。
TODOリストの作成機能に特化しており、使いやすさは抜群。
「広告なし」なのも嬉しいですね!
「Evernote」は、スマホとPCをクラウドで連携。手書きのメモもとれます。
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グループでファイル共有もできます。
克己心を養う方法③~努力し続ける力を身につけるには~
「なぜ頑張っているのか」を思い出す
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「なぜ頑張っているのか」や夢を思い出して、この甘い罠には陥らないようにしたいところです。
目標を達成した時の姿を思い描く
こつこつ努力を続ける大変さにくじけそうな時は、「なりたい姿」を思い描いてモチベーションを保ってみて。
どんな姿で、どんな環境で何をしているでしょうか?
「なりたい姿」と比べてみましょう。自然と頑張るパワーが湧いてくるはず。
5分間のエクササイズを続ける
家事や散歩、ランニングやストレッチなど、体を動かす事なら何でもかまいません。
1日5分ほどの短時間でも、続ける事が大事なのだそう。
1日5分の瞑想を続ける
瞑想は集中力を持続させたり、衝動を抑えたり、ストレスを管理したりといった自制心を養ってくれます。
1日5分から、まずは始めてみませんか。
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1日5分から始めて、慣れたら15分~30分へと、少しずつ増やしていくのも◎。
「なりたい自分」も「今の自分」も、しっかりと見つめて
でも、克己心を持つためには、十分な睡眠時間やエネルギー、ストレス管理が欠かせません。
誘惑に負けがちな自分を責めるのではなく、己をあるがままに見つめる目を持ち、目標を忘れずに日々淡々とできる事を続ける事が大切なのです。
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ゆっくりでも確実に「なりたい自分」に向かって歩みを進めていけたなら……その昔「なれたらいいのに」とため息ばかりついていたとしても、人は変われるのです。いつのまにか「意志の強い自分」になれているかもしれませんよ。
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