でも、毎日のこととなるとどうでしょう。自分の分だけなら日によってレトルトや外食で済ませることも可能ですが、家族の分となると自分の気持ちばかりを優先できないこともありますよね。さらに、食費のやりくりや世代による食べる時間の違いまで考えに入れると、メニューを考えるのはさらに難しくなります。
食事の支度に感じる「疲れ」、どうしてだろう。
バリエーションに限りがあるから
美味しそうなレシピはたくさんあるものの、結局使い慣れたものや手に入りやすい食材を選んでしまったことはありませんか?これを使えば口に合う、と分かっているものから外れるのは思いのほか勇気がいりますね。
特に、家族みんなの分を作るとなると“安定のおいしさ”を求めてしまいます。一方で、いつものメニューから抜け出せず、「またこれか」といった疲労感に似た気持ちを呼び起こしてしまいます。
いつもと同じ味付けだから
食材と同じく味付けにもこれなら美味しくできるというクセがありますよね。安心はできるものの、気分が高揚するような「おいしい!」という感覚にはならないでしょう。どんなに美味しくとも、毎日となると自分の味に飽きてしまうのは仕方ありません。
"当たり前"の感覚があるから
毎日、家で料理を食べることが"当たり前"という感覚で、作ったり片付けをすることについてはおざなりにされがちですね。そのうえ、「美味しい」というひと言さえ聞けないことも。これでは、がっかり感が疲れにつながってしまいます。
キッチンに立つ回数が多いから
核家族が多いとはいえそれぞれの生活時間があり、毎日のように家族みんなで食卓を囲むことは難しいですよね。それに伴って、キッチンに立つ回数も増えるのではないでしょうか。1日の中でキッチンにたつ時間が長すぎるのも疲れの要因ですね。
家で食べる食事は思い切ってワンパターン化しよう
当然のことながら、家での食事はお店で食べるのとは違います。家には家の食事の良さがありますよね。食事の支度になんとなく疲れを感じながら、それでも家での食事をお店レベルに近づけようと頑張りすぎていはいませんか?
頑張りすぎも疲れを生む要因のひとつです。だから、家での食事の支度をもっと簡単にしませんか?簡単といっても単に一品減らすというだけでは、メニューを考える煩わしさは残ってしまいますよね。そこでおすすめしたいのが、メニューのワンパターン化です。
メニューの基本構成は【主食・汁物・漬物(野菜)】
数あるメニューの中から、和食にするか洋食にするか鍋にするか決めようとすると選択肢が多すぎて大変悩ましいものですが、メニューの基本を「主食・汁物・漬物(野菜)」に決めてしまえば良い意味で「縛り」ができて考えやすいと思いませんか?
主食(例えば白米)と汁物を脇役にしてしまうとメインのおかずとして華やかな一品が欲しくなり、メニューを考えるのがとても難しくなります。でも、その2つを食事の軸に持ってくると、途端に考えやすくなります。
例えば、「親子丼と豆腐の味噌汁とお浸し」とか「カレーライスとわかめスープとサラダ」のように、主食を軸にすると決めやすいですね。もちろん白米が食べたい時もあるので、そんな時には、"魚・肉・豆腐の中から一つ調理しプラスする"とシンプルに考えましょう。
主食はご飯のほか、パンや麺類もありますね。その場合でも考え方は変わりません。「パスタ・スープ・サラダ」「ホットサンド・ポタージュ・野菜グリル」のように【主食・汁物・漬物(野菜)】が基本です。
いろいろな料理や味を試してみたい、でも付け合せはどうすればいいだろう、このボリュームで足りるのだろうか…と考えはじめると、なかなか新しい種類のメニューに挑戦できません。メニューの基本構成をシンプルに考えれば、料理の種類や味のバリエーションが広げられそうです。
盛り付けを楽しもう
食材の中だけで彩りを考えると大変ですが、盛り付けるお皿までを彩りの一つとしてしまえば盛り付けが楽しいものになります。また、毎日食べることは"習慣"なので、「美味しい」と聞けなくなってしまうのはある意味、仕方のないことかもしれません。そこで、盛り付けを楽しむことで特別感が生まれ、リアクションをもらえれば嬉しいですね。
家での食事をどうとらえるか。
生活や健康を維持するうえで大切な役割である「食事」ですが、毎日のことであるうえ、家族の中で食事の支度を担っている人のすべてが料理が好きとは限りませんね。毎食どうしようかと頭を悩ませているという方も多いのではないでしょうか。
家族が揃わない食卓というのも今では当たり前のようになっていますね。何度も作ったり、温めなおすなど、「食事の支度」といっても多種多様です。だからこそ、家でのご飯は簡単でなければ毎日続けられないというのが正直なところかもしれません。
食事まわりに関して「疲れ」を感じたら、「考え方」を楽にしましょう。うちのご飯は「主食・汁物・漬物(野菜)」と決めてしまっても良いのではないでしょうか。ほっと一息ついてのんびり食事ができる、家での食事の良さはここにありますよね。
おわりに
食事の支度のスタートであるメニュー決めは毎日となると大変なもの。そこをワンパターン化することで考え方を楽にしませんか?ワンパターン化とはいつも同じものを食べるということではありません。好きな食材を使って「主食・汁物・漬物(野菜)」という定番の3品を作るということです。
食事は頑張って何品も作ることより、楽しく食べること、気持ちよく片づけること、食事にまつわる時間を楽しむことのほうが大事ですよね。主食と汁物を主軸としたワンパターンメニューで、もっと軽やかに食事の支度をしませんか?
美味しいものを食べると、嬉しい気持ちになったり元気が出ますよね。単に栄養を摂るだけでなく、心にもプラスの効果があるとわかっているからこそ食事を大事にしたいと思う人が多いのではないでしょうか。