立ち振る舞いが美しいということ
毎日を、雑に生きてしまうのはもったいない。せっかくですから、より自分を高める方向に導いていけるような暮らしを送っていきたいですよね。
立ち振る舞いが美しい人というのは、自分とまわりの人たちを大切に思い、その瞬間、瞬間をきちんと過ごすことができる人です。限りある人生ですから、昨日よりも今日、今日よりも明日がよくなっていくように、ときには立ち止まって、自分のしぐさや行いについてよく考えてみましょう。
1、いつも良い姿勢を心がける
外出中は、鏡やガラスに映る自分の姿をこまめにチェックするようにしましょう。片側に荷物を持ってしまうと、どうしても体が斜めになりがちです。まっすぐに立っているかどうかを、こまめに確認する習慣をつけるだけでも、姿勢に対する認識が高まります。
2、言葉遣いに気を付ける
言葉遣いに気をつけることは、自分の言葉に対する想いを大切にすることにつながります。投げやりな言葉や乱暴な言葉を日頃から使っていると、そういった言葉を使ってはいけないシーンでもついうっかりと口から滑りでてしまいます。
言葉はほかの人とのコミュニケーションツールのひとつですから、丁寧な言葉遣いができるに越したことはありません。いつでも、言い回しに気をつけ、美しい日本語を話すように心がけましょう。響きの素敵な言葉を集めた本や辞書などを捲ってみるのも面白いですよ。
3、モノは丁寧に扱う
モノに丁寧に触れていくことで、手触りや匂いといった感覚的なことまでも鋭敏になっていきます。細かなことまでも感じとるためにも、鋭い感覚を養っておいて損はありません。
4、指先にまで心を配る
女性は指先に心があらわれやすくなります。いつもネイルをしておく必要はありませんが、爪はきちんと整え、指先の動きにはとくに気を付けましょう。
電車の中でスマートフォンを触るときは、いい練習だと思って、指先が美しく見えるように優雅に動かしてみましょう。指先はあまり開かず、動きも小さく、流れるようなラインを描くといいですね。人は案外、指先の動きを見ているものです。
5、急がない
ひとつひとつの動作は急がず、丁寧にこなしていきましょう。雑な動きは、自分自身を貶めます。
6、リズミカルに歩く
姿勢よくリズミカルに、歩くことに集中して歩きましょう。スマホを見たり、電話をしながら歩くことは優雅ではありませんし、身の危険にもつながります。
7、座るときは力を抜きすぎない
椅子に座るときは、力を抜きすぎずお腹で体をしっかりと支えるようにしましょう。外出中はとくに、座るときの姿勢に気を付けて足を閉じ、背筋を伸ばしましょう。きゅっと足を閉じておくと、内ももも鍛えられます。
リラックスしすぎた格好に慣れてしまうと、体を起こして座っているのが辛く感じるようになってしまいます。適度に緊張感のある座り方を常に意識しておきましょう。
8、一瞬、動きを止める
なにかを行うときに、動きを止める瞬間を作ると、動作がきれいに見えることがあります。お茶を注ぐその瞬間に、一瞬だけ動きを止めてみることで、全体の流れが優雅に見えるようになります。
道で誰かと会ったときにも、一瞬、立ち止まってからご挨拶をすると美しく見えます。ほんの短い時間でも、動きが止まると丁寧な雰囲気を醸し出すことができるのです。
9、いつでも周囲の状況が分かる
いつでも自分の周囲の様子に心を配るようにしましょう。その場にあった振舞いができているか、冷静に判断することができます。おしゃべりに夢中になって、周りがまったく見えなくなってしまうのは危険です。
ひとりでいるときも、自分だけの世界に入り込みすぎないように気を付けましょう。周囲と調和していくことで、バランスのとれた動きを見せることができます。
10、立ち振る舞いのお手本を見つける
立ち振る舞いが素敵だなと思う人を見つけて、その人のように行動してみるのもいいですね。いつもその人のことを心に留めるために、ポストカードなどを机の前に貼っておくのも効果的。
映画の中で、憧れの女性がどんな振舞いをしていたかよく覚えておきましょう。ふとした瞬間に、自分のしぐさにもあらわれるものです。
できることからすこしずつ
優雅な立ち振る舞いは、一朝一夕では身につきません。誰かのためではなく、自分を高めるために、すこしずつできることから始めてみませんか?美しく振舞うことができるようになったら、もっともっと毎日が楽しくなっていきそうです。気になったことから、初めてみてくださいね♪
人の印象というのは、案外、立ち振る舞いに左右されることが多いものです。高価なお洋服を身につけていなくても、はっとするほど、美しいしぐさをしているという人は印象に残りますよね。立ち振る舞いは急に変えることはできません。日頃の心がけで、すこしずつ変えていくものです。素敵な立ち振る舞いができる大人を目指して頑張ってみましょう。