ちいさな家事をルーティン化してあげることで、ほどよく全体的に整えられている時間を長く保つことができるようになります。ルーティン化のアイデアを見ていきましょう。
毎日、やることがいっぱいで何もできない
「暮らし」は朝から晩までずっと続いています。やらなければ、と思うことばかりが空回りして、実際にはなにも処理が終わっていないということもよくありますよね。
ただ目の前にある事柄を次々に処理していくと、どうしても面倒なことや些細なことは後回しになってしまいがち。いつの間にか、時間が過ぎて結局やらないままになってしまうのです。
小さなことの積み重ねがおうちのきれいを作ってくれます。簡単な手順を決めて、自分自身を助けてあげましょう。
面倒だなと思うことはルーティン化！
面倒だなと思うことは人それぞれ。まずは、ルーティン化しようと思う事柄を書き出してみましょう。やることが決まったら、どんなきっかけでそれを処理するのか考えましょう。
簡単なのは、「カレンダー」や「時間」、「アクション」などをきっかけにして処理することです。では実際にどのように行えばいいのか、見ていきましょう。
「カレンダー」で決める
なにかを行うのを「カレンダー」で決めるのは、もっとも分かりやすく、簡単な方法です。毎月、何日にはこの処理を行うと決めてみましょう。月に何度も処理を行うことがあるなら、曜日や「0のつく日」といった風に実行日を決めるのもいいですね。
スポンジ、換気扇フィルターを交換する
食器洗い用のスポンジは、いつ交換したのかよくわからなくなって、ついついそのまま使い続けてしまいがちなアイテムのひとつです。毎月、日にちを決めてこざっぱりと新しいものにチェンジしてあげましょう。
換気扇フィルターを交換するときは、周りもささっと拭いてあげましょう。換気扇のフィルターがきれいだとお料理をするのが嬉しくなりますよ。
歯ブラシを交換する
歯ブラシはおおむね一か月ほどが歯ブラシ自体の寿命だと言われています。月に一度、新しい歯ブラシに交換することで、歯磨きの質もアップしますね。
掃除機の紙パックを交換する
掃除機の紙パックはいっぱいになってしまうと、吸引力が落ちてしまいます。掃除機をかける場所にもよりますが、毎日、掃除機をかけている場合は一か月くらいで交換すると、気持ちよく掃除することができます。
冷蔵庫の棚を拭く
毎月、日付を決めて冷蔵庫の棚を拭くことで、使いかけのものや賞味期限が切れそうなものに気づくというきっかけを作ることもできます。ぎゅうぎゅう詰めにはせず、中が見渡せるようにすっきりさせておきましょう。
「時間」で決める
「時間」でやることを決めるのもいいですね。毎日、する必要がある家事は時間で決めておくと、毎日、同じようにきれいを保てるようになります。
朝、起きたらフローリングワイパーをかける
実は、朝起きたばかりのときというのは掃除の絶好のチャンスです。夜のうちに、空気中に舞っていた埃が床に落ちてくるので、家族が起きだす前にささっとフローリングワイパーをかけておくと、効率的に床掃除をすることができます。
出かけるときにはテーブルの上を片付ける
帰宅したときに、すぐにいろいろな作業に取りかかれるようにするために、出かける前にはテーブルの上をきれいにしておきましょう。買い物したものを置いたり、子供のプリントを確認したり、帰宅後にテーブルの上で行う処理は案外多いものです。
帰宅したら玄関の靴を揃え、三和土を掃く
帰ってきたらまず、靴をきちんと揃えておくようにしましょう。おうちの顔である玄関を整えておくことは、暮らし全体を整えることにつながります。ついでに、ささっと玄関を掃いておくと、子供が持ち帰ってきた砂や土などもこびりつく前に掃除することができます。
寝る前に床の上をきれいにする
寝る前には、床の上をきれいにしておきましょう。読みかけの雑誌や脱いだ靴下、子供の教科書や笛などが散乱している状態は心にもよくありません。一日の最後に、きちんとリセットできれば、部屋が大きく荒れてしまうことはなくなります。
「アクション」で決める
ある行動をとったら、必ずやっておくということを決めることを「アクション」で決めるといいます。行動に伴うので、ついで作業のような感覚でやるようにしておけば、未来の自分を助けてくれますよ。
野菜を買ったら切っておく
野菜を買ってきたリ、宅配で野菜が届いたりしたら、すぐに下処理しておきましょう。使いやすいように、カットしたり、洗ったりするだけでも大丈夫。余裕があるときは、下ゆでしておくと、さらにご飯作りの時短につながります。
お風呂のあとはスクイージーをかける
お風呂から出るときは、最後にざっとお風呂場全体の水分をスクイージーを使って切っておきましょう。見た目の素敵な道具を選ぶと、スクイージーをかけることも負担ではなくなりそうです。
朝の洗面のあとはマイクロファイバーでさっと磨く
ホテルの洗面所が美しく思えるのは、いつも水分を拭き取っているから。洗面が終わったら、マイクロファイバークロスでささっと拭き上げておくと、ぴかぴかの洗面所を保つことができるようになります。洗面所の拭き取りには、磨き上げる作用もあるマイクロファイバークロスがおすすめです。
お湯を沸かしたらやかんを拭いておく
コンロに出しっぱなしにしておくことの多いやかん。きちんとお手入れしないと、油がはねていたり、曇ってしまったりと見栄えが悪くなってしまいます。衛生的に保つためにも、お湯を沸かしたあと、ささっと拭いてあげましょう。やかんが熱いうちに拭くと汚れも簡単に落ちます。やけどに注意して行いましょう。
頑張らないで、ほどほどのきれいをキープ
毎日の家事をスムーズにこなしていくというのは、とても難しいことです。家事には終わりがなく、やればやるだけ、次にやることが見えてきてしまいます。一から十まで完全に家事をこなして疲れてしまうよりも、ほどほどに整えてストレスなく過ごす方がいいですよね。
家事をルーティン化することで、家族みんなが心地よいと感じるおうちを作ることができます。まずは、ちいさなことから始めてみましょう♪
きれいに整えられたおうちは憧れでも、現実では忙しさにかまけてついついいろいろなことをそのままにしてしまいがち。でも、ほんのすこしの気配りで、きれいのベースは格段にアップします。