早く乾かすためのポイントは"陽射しと風通し"
洗濯物は陽当りと風通しが良い場所に干すことで乾きが早くなりますが、気象条件が揃わない冬はむずかしいですよね。少しでも早く乾かすには、陽射しと風が生地の隅々まで当たりやすい環境を作ってやることがポイントです。
冬は陽射しがある場所は温かく、陰になる場所は冷んやりと感じることが多いですね。乾きにくい衣類は、陽の当たる場所にこまめに移動させたり、向きを調整すると乾きやすさに違いが出ますよ。
干す前の一手間で乾きに差がつく!
水分をしっかり飛ばしておく
余分な水分をしっかり飛ばすには脱水を強めにかけたり、少しだけ乾燥機能を使うのも効果的。なかでも冬に乾きにくい綿製品は、生地も丈夫なものが多いのでしっかり脱水しておきましょう。
アイロンをかけておく
ドライヤーを使う方法も
裏干しする
生地が重なっている縫い代やパーツのつなぎ目が、少しでも乾きやすくなるように裏返しにして干します。飾りポケットなど表面にパーツが多い場合は、表にしたままでも大丈夫。乾きにくい面が陽と風に当たるよう意識して。余裕があれば、途中でまた裏返すと完璧!
干すときの間隔に気をつける
たくさんの洗濯物を一度に大量に干すと湿気がこもりやすく、お天気が良い夏でも乾きにくいことがあります。陽当りと風通しが良くなるよう、10cm以上間隔を開けて適量を干すことも大切です。
「干し方」を変えればもっと乾きが早くなる!
前身頃や後身頃、袖や襟など洋服は生地どうしが重なっている部分が多いほど乾きにくくなります。できるだけ生地の重なりを解消しながら干すことがポイントになってきますよ。
『吊るし干し』で重なる部分を減らす方法
『逆さ吊り』も効果的
袖があるモノはすべて逆さ吊りにしましょう。乾きにくい脇や袖の風通しも良くなり、乾きやすくなりますよ。乾きにくいパーカーも、フードハンガーを使わなくてもすむので簡単です。手でフードの型を整えてふんわりさせておきましょう。
(※画像はイメージです)
物干し竿に直接通す方法も◎
厚手のジャケットやニットなどの衣類の隅々まで風通しを良くするには、立体的な型をキープするのが1番。前身頃と後身頃が張りつかないよう、物干し竿やポールに直接袖通しする方法もおすすめ。枚数は干せませんが、乾いたあとの形状もピシっときれいです。
大きなアイテムは生地をずらして干せばOK
バスタオルなど大きくて吊るし干しがむずかしい場合の干し方です。縫い代はとくに厚みがあり乾きにくい部分ですので、重ならないように干すのがポイントに。
半分を目安に掛けたら片側の片方の角が下にくるよう大きく斜めにずらします。片側もつられて自然にこのような形になるので、下側がWの形に見えると思います。こうすると下りてくる湿気が角だけに集中するので、乾きが早くなるのだそう。毛布やラグにも使える干し方ですよ。
乾きやすい冬素材を活用しましょう
冬に心地良い温もりを与えてくれる裏起毛素材やフリースは、吸湿速乾性に優れた素材が多いです。厚手でも短時間で乾きやすい素材ですので、冬の洗濯がしやすくておすすめですよ。他にもポリエステルやナイロンが多く含まれた素材は比較的乾きやすいので、活用するのも良いでしょう。
日照時間も短く気温も上がらない冬の洗濯、なかなか乾かなくて困りますよね。冬は厚手の生地も多いので干すのも大変です。しかも長く放置するほど臭いもつきやすくなるため、少しでも早く乾かしたいもの。